ハートネットメニューへ移動 メインコンテンツへ移動

統合失調症 統合失調症からの回復

目次

(監修:東京都立松沢病院 岡崎祐士院長)
※所属は監修時

1. 早期発見

1人で悩まず、信頼できる人に相談することが大切です。

どんな病気でも早期発見の大切さが指摘されていますね。統合失調症も例外ではありません。発症してから治療を開始するまでの時間が短いほど、よりよく回復すると言われています。
しかし、この早期発見が、なかなか難しいのです。思春期は、子どもから大人になっていく過程で、こころが不安定になりがちな時期です。たとえば「何に対してもやる気が起きない」様子だったとしても、成長に伴うふつうの悩みなのか、こころの病の徴候なのか、ご家族にとっては区別がつけにくいと思います。病ではなく、成長に伴う悩みであれば、見守っているうちに、本人が自分の力で乗り越えていきます。困難を一人で悩まず、友人や家族、あるいは信頼できる人々に率直に相談する機会をもちましょう。
精神科医などの専門家に相談したほうがよいのは、▽本人が耐えられないくらい強く、つらい、こわい、今後が心配などと感じている ▽気持ちが重く、作業が進まず清潔さが保てないなど生活に著しく支障をきたしている ▽社会とのかかわりを持ちたくない、かかわりがほとんどないなど といった場合です。また、妄想や幻聴だと思われる場合には、一刻も早く、精神科を受診することをお勧めします。