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どうやって抜けだす? 家族の方へ

あなた自身が孤立しないことが何より大切です。

アディクションの問題を抱える人の家族は、とても孤立しています。多くの家族がこの問題を「家族の恥」だと思い込んでいて、自分に原因があるのではないかと自分を責めています。
だからといって、親族や友人に相談しても、問題が解決することはほとんどありません。「あなたの接し方に問題があるのでは」「育て方が悪いのでは」などと説教され、かえって傷ついたという経験を持つ人も少なくありません。その結果、自分一人で何とかしようとして、ますます問題がこじれ、精神的に追い詰められていきます。
「死にたい」「消えたい」「もう耐えられない」・・・あなたもそう思ったことがあるのではないでしょうか?

家族の方に、まず何よりも分かっていただきたいのは、「あなたのせいではない」ということです。
先に述べたように、アディクションは「脳内に報酬を求める回路ができあがり、コントロール喪失に陥った状態」です。家族が何かをしたからそうなったり、止めたりできるものではありません。このことをまず心に留めていただきたいと思います。繰り返しますが、決してあなたが悪かったからこうなったのではありません。

ただ、本人に対する適切な接し方を知っていないと、状況をますますこじらせたり、回復の妨げになったりするということは言えます。
そこで必要なのが、何よりも専門機関に相談することです。本人に対してどのような対応をすればよいのか、どのような対応をしてはいけないのか、家族自身のストレスを減らすにはどうすればよいのかなどについて、きちんとした知識を得ることが大切です。
相談先として代表的なものは、精神保健福祉センター保健所が挙げられます。NPO法人支援団体で家族からの相談を受け付けているところもあります。また、家族の自助グループもあります。

よく「相談には本人も行かなければダメなのではないか」と思われがちですが、そんなことはありません。アディクションの特徴の一つに、「自分では認めにくい」ということがあります。これは「否認」と言われ、「自分はアディクションじゃないから」といって、本人が支援を拒むことは珍しくないのです。ですから、本人よりも先に家族だけが相談にやってくるというケースはとても多いのです。
また、本人に対する支援と家族に対する支援は別のものです。家族が「家族に対する支援」をきちんと受けながら本人と向き合っていかないと、状況はなかなか好転しません。
もっとも良くないのは、家族が孤立したまま、一人で(あるいは家族の中だけで)何とかしようとすることです。本人のことが心配で放っておけない気持ちはよく分かりますが、まずは家族だけでも先に支援につながることが解決への第一歩なのです。