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大人の発達障害ってなんだろう? ハートネットに寄せられた声から

私は空気を読むこと・自分から話しかけることが困難なため、なかなか友人が出来ず、「なぜ自分は他の人が出来ることを出来ないのか。上手く人と話せないのか」と悩んでいました。
(秋風さん・20代)
保育園から大学まで、だれとも会話せずにやってきた。いじめられてばかりいた。
娯楽というものが楽しめない。小説も映画も音楽もスポーツも旅行もぜんぶ嫌いだ。
みんなにとっての息抜きが自分にとっては苦行で、気の休まる時はない。これは理解されない。
(まりさん)
発達障がいでつらいのは外から見ると「普通」であるために、
周囲からの理解が得られにくかったり、自分で自分の障がいを受け入れるのが難しいこと。
特別な支援を受けるほどではないものの、
だからと言って普通の人にもなれないという苦しみが常に付き纏う中で生きています。
(すいさん)

これらは、ハートネットの「発達障害」カキコミ板に寄せられたものの一部です。
発達障害のある人の困りごとには、「周囲とのコミュニケーションがうまくいかない」「場の空気が読めない」「忘れ物やミスが多い」「仕事や家事の段取りが悪い」「期限が守れない」「思うようにいかないとパニックになってしまう」「衝動的に行動してしまう」など、さまざまなものがあります。
こうした問題は誰にでも多少はあることです。しかし発達障害がある人の場合は、こうした問題が時々ではなく「しょっちゅう起きている」こと、そのことによって「生活に支障をきたしている」ということが特徴です。そして、実はこうした傾向が「子どもの頃からずっとあった」、生まれながらの特徴であるということも、発達障害なのか、そうでないのかを見極めるポイントになります。