僕の脚

作詩者

印南 房吉
〈神奈川県 90歳 肢体不自由〉

僕は今 90歳。
事故で右脚を失って 66年、いろいろあったけれども漸(ようや)く人間は死ぬ喜びもあると考えています。

『僕の脚』
白い骨が一本 黒い靴を履いて
ユラリと揺れている海底
僕の脚なんですよ
逢う日が楽しみでね
六十年間 お互いにね
もう直ぐだね

アーティスト

須川 まきこ
イラストレーター

海底で作者の相方である「僕の脚」に、リボンを添えて、そして、マーメイドがずっと寄り添っているイメージを描きました。

紙にアクリル絵の具
300mm×380mm