梅干し

作詩者

病院の昼下がり お婆ちゃんがおにぎり「梅干し美味しいわこれ朝食べるとすっきりする…」私も梅干しのおにぎりほおばりながらのどかにひたっていると自動ドアが開いたり閉じたりするお婆ちゃんがまた言った「帰れる所のある人はいい帰れない人もいるのだから…」私は梅干しの種をかじった

松本 幸治
〈神奈川県 50歳 肢体不自由〉

毎月通院している病院のお昼に、売店で買った梅干しのおにぎりを食べていると、
向かいのテーブルでお婆ちゃんが面会の娘さんに
梅干しのおにぎりを食べながら語った本当の話です。

作画者

作画

中垣 真琴
〈アート村アーティスト〉

「梅干し」というタイトルが、すぐにわかるように描くのが難しかったです。
でも、詩に書いてくれた方の気持ちがこもっていたので、
詩のあたたかい気持ちをこめて描けました。

紙にアクリル絵の具
448mm×448mm