声おりもの

作詩者

人の声は美しい一本一本染めあげた色糸のように人のおしゃべりや歌声に耳をかたむけながら私は うっとり声おりものを楽しんでいる

松田 和子
〈埼玉県 72歳 視覚障害〉

私の視力はイメージングハート。
聞いて、触って、匂って、感じて見ています。
日々、色とりどりの声おりものに包まれ、
出会いの恵みに感謝しています。

作画者

作画

皆川 末子
〈布絵作家〉

作品はケースから飛び出した
そっと触れ、指が目となる
詩のコトバを身にまとい、カタチが色となるよう
私の願い

日本の古布(大正時代の紅絹、絽の着物等)
540mm×600mm