ハートネットメニューへ移動 メインコンテンツへ移動

ビザはどうなるの? <#新型コロナあなたの不安 vol3 ざいりゅうしかく編>

記事公開日:2020年06月04日

しんがたコロナで、ざいりゅうしかくはどうなるの?そんなひとのための、じょうほうです。
(情報提供と支援現場からの提言/“移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)” 安藤真起子さん)

ビザがきれても、だいじょうぶ?

Q.
90日の観光かんこうビザが切れます。でも、まだじぶんのくにに、かえれません。どうすればいいですか?
A.
観光かんこうのもくてきで短期滞在たんきたいざいで日本にきて、そのままじぶんの国にかえれなくなっている人は、在留期間ざいりゅうきかんを90日延長えんちょうする、更新こうしんができます。
Q.
元留学生もとりゅうがくせいです。日本語学校にほんごがっこうを3月に卒業そつぎょうしました。そのあと、じぶんの国にかえるために、「短期滞在たんきたいざい」に変更へんこうしましたが、かえれなくなりました。どうすればよいですか。
A.
元留学生もとりゅうがくせいで、いま、「短期滞在たんきたいざい」になっている人は、「特定活動とくていかつどう6か月(28じかんまでアルバイトOK)」の在留資格ざいりゅうしかく変更へんこうできます。元技能実習生もとぎのうじっしゅうせいも、「特定活動6か月(しごとOK)」に変更へんこうできます。
■詳しくは・・・
Q.
私のビザは2020年3月1日から7月31日のあいだに切れます。3か月延長えんちょうされるとききましたが、本当ほんとうですか?
A.
いいえ、延長えんちょうではありません。あたらしいビザをもうしこまなければなりません。しかし、入管で新型しんがたコロナウイルスの病気びょうきひろげないため、窓口まどぐちが こまないよう、新しいビザをもうみできる期間きかんを3か月、延長えんちょうしました。
在留期限ざいりゅうきげんが、2020年3月1日から7月31日までの人は、期限きげんが切れる日から3か月後までに、 新しいビザをもうむことができます。

たとえば、在留期限ざいりゅうきげんが2020年5月11日の人は、8月11日までもうむことができます。
2020年3月1日から7月31日の間にビザが切れた人は、不法滞在者ふほうたいざいしゃにはなりません。入管や警察けいさつ逮捕たいほされることはありません。(6月3日現在)
■詳しくは・・・
http://www.moj.go.jp/content/001315947.pdf
(いろいろな言葉ことばで、情報じょうほうがあります)
※NHKサイトを離れます

しごとは、ビザがきれたら、どうなる?

Q.
ビザが切れても、新しいビザをもうむまでの3か月のあいだは、仕事しごとをつづけて大丈夫だいじょうぶですか?
A.
はい、仕事をつづけて、だいじょうぶです。ただし、条件じょうけんがあります。
入管によると、在留期限ざいりゅうきげんが2020年3月1日から7月31日までの人は、新しいビザをもうむまでの3か月の間は仕事をつづけてよいということです。(5月19日現在)

会社かいしゃ仕事しごと内容ないようなどをかえたい場合ばあいは、かならず、仕事をはじめるまえ、入管に相談そうだんしてください。
Q.
新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで、仕事ができないと、ビザはなくなりますか?
A.
いいえ、ビザはなくなりません。ただし、正当せいとう理由りゆう必要ひつようです。

在留資格ざいりゅうしかくにかかわる仕事を3か月以上していなくても、「正当せいとう理由りゆう」があるときは、在留資格ざいりゅうしかく取消とりけされません。
→「正当せいとう理由りゆう」は、つぎの5つです。どれか1つを入管に証明しょうめいしなければなりません。
1) 仕事しごと留学りゅうがくをしている場所ばしょがコロナウイルスのせいで一時的いちじてきやすみになった。

2) 仕事をやめたが、インターネットなどでつぎの仕事をさがしているばあい。または、つぎの仕事が見つかりそうでも、その会社にけない。

3)っている学校がっこう、または、はいる予定よていの学校がやすみになった。

4)っていた学校がなくなってしまったが、ほかの学校に入るための手続てつづきができない。

5) 病気びょうきなおすために、病院に入院にゅういんして学校を休んでいる。
■詳しくは・・・
http://www.moj.go.jp/content/001319592.pdf
※NHKサイトを離れます

新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうにより、在留申請ざいりゅうしんせいの、とりあつかいは、かわることがあります。
くわしいことについては、かならず入管にご相談そうだんください。

新型コロナ ビザについて、英語のじょうほう(NHK WORLD-JAPAN)
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/backstories/1121/
画像

「本人や現場への周知を徹底して」支援者の訴え

話・・・安藤真起子さん(特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連))

新型コロナに対応して、在留期間の受付申請が延長されたり、帰国が困難な人の在留資格の変更を許可するなど、緊急措置が取られたことはよかったのですが、段階的に拡充されたため、当事者である在日外国人たちをはじめ、受入れ機関を含めた雇用者や支援者にも十分に情報が伝わっていません。

特に、緊急措置で在留資格が「延長」になった人が、就労してよいのか、就職活動も認められるのかなど、その措置に付随する条件についての情報が公表されていなかったため、当事者たちが混乱しています。実際、在留期間の受付申請「延長」措置で、在留期限が切れたままの在留カードを所持することになった外国人が、(カード上)在留期限が切れていることを理由に解雇されたという相談が入っています。こうした状況を見ても、十分な周知が必要だと思います。

新型コロナで、仕事がなくなってしまった人たちについて、在留資格の更新がどうなるかも心配です。今回は在留申請の受付期間が延長されましたが、今後、法務省がどのような方針で在留資格の許可をしていくのか気になります。

在留資格のない外国人(非正規滞在者)については、今回法務省が発表した措置では救済されません。給付金の対象にもならなければ、就労が認められるわけでもありません。仮放免者など非正規滞在者はもともと仕事がない(できない)立場なのだから、コロナの影響は少ないだろうと思う人がいるかもしれません。しかし、コロナ以前、就労が認められていないために、周りの友人や知人たち、あるいは宗教団体などからの援助を受けてなんとか暮らしていたのが、今、そうした身近なところからの援助も途切れてしまったという声もあがっています。

移住連では、生活に困窮する移民・難民のための、新型コロナ「移民・難民緊急支援基金」を立ち上げました。コロナの影響は社会の至るところに現れていますが、これまで困窮していた人がさらに困窮するという状況は、非正規滞在者を含めた在留外国人にもかなり顕著に現れています。こうした状況にあるからこそ、法的権利が守られていない人たちのへの救済を、人権という観点から、今、行うべきだと思います。

「移民・難民緊急支援基金」などについては、移住連ホームページへ
https://migrants.jp/
※NHKサイトを離れます

#新型コロナあなたの不安
vol1 障害者編 新型コロナで 生活に困ったら
vol2 がいこくじん編 せいかつにこまったら
vol3 ざいりゅうしかく編 ビザはどうなるの? ←今回の記事

あわせて読みたい

新着記事