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#新型コロナ子どもSOS  vol.1 医療的ケア児

記事公開日:2020年03月09日

感染拡大が続く新型コロナウイルス。ハートネットTVでは、障害や疾患のある子どもたちがいま、どんなことに困り、どんな支援を必要としているのか、みなさんからの声を募集しています。→【募集中】#新型コロナ子どもSOS

たんの吸引や経管栄養の注入などの医療的ケアが必要な子どもたち、いわゆる「医療的ケア児」にとって、「消毒液」は日常的に欠かすことのできないものです。

いま「新型コロナウイルス」の感染拡大の影響によって、マスクだけでなくこの「消毒液」も手に入らなくなっています。

京都府に住む奥山梨衣さんの息子、哲平くん(13歳)は、気管切開と胃ろうをしています。
奥山さんは、車、玄関、リビング、据え置き型吸引器、ポータブル吸引器に「消毒液」のボトルをそれぞれ設置しています。それが3月5日時点で、すでに在庫1本となったと言います。

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ベッドの横には必ず「消毒液」

たんの吸引は1日に100回を超えることもあり、その度に手指消毒をしています。
京都府では学校が臨時休校となり、哲平くんや、ほかの医療的ケア児の多くは受け入れ先もなく、自宅で過ごしています。自宅には大勢のヘルパーや訪問看護師が代わる代わる入ります。このため、消毒液の消費が多くなります。

「医療的ケア児は、もし新型コロナウイルスに感染すれば重症化するリスクが高いのです。全国で同じような状況に困っている親子がたくさんいます。どうか、必要な人に消毒液が供給されるよう、みなさんの力を貸してください」(奥山さん)

ハートネットTV取材班が、医療的ケア児をもつ複数の保護者に聞き取りを行ったところ、多くの保護者は、手指を消毒するだけではなく、たんの吸引をする際には吸引器の先につけるチューブを「アルコールを含んだ脱脂綿」で消毒しています。その「アルコールを含んだ脱脂綿」も入手が難しくなっており、在庫が限られる中、不安が高まっています。

また、医療的ケアをする際には、使い捨ての薄い手袋(ビニール製などの)を使用することも多く、この使い捨ての薄い手袋もなかなか入手しづらい状況になっているといいます。

ハートネットTVでは、引き続き障害や疾患のある子どもたちへの新型コロナウイルスの影響について取材していきます。「みんなの声」も募集しています。詳しくはこちらへ。


※全国医療的ケア児者支援協議会では、マスクや消毒液、アルコール綿などの寄付を募り、必要な医療的ケア児に届けるという取り組みを始めています。


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