沼にハマってきいてみた

Eテレ 午後6時55分放送
ピクサー沼まとめ

世界中で愛される
ピクサー本社に直撃!

「沼にハマってきいたみた」 第2回のテーマは世界中で大人気のピクサー!
「トイ・ストーリー」「ファインディング・ニモ」「カーズ」など、子どもから大人まで多くの人がハマってしまうピクサー作品。そこにはどんな秘密があるのか?「ピクサー沼」の世界を見ていきましょう!

アニメに命を吹き込む!
ピクサー沼の深さがヤバい

① ハマリすぎて入社しちゃった!
「神」的クリエーターが支える現場

ピクサー社では一つの作品に約400人のクリエーターが携わっています。
その中には日本人クリエーターの姿も!原島朋幸さんは1995年に全米公開された「トイ・ストーリー」を見て、ピクサー作品の魅力にとりつかれ、CGアニメーションの世界を志すようになったそう!
3年前にピクサー社に入社して最新作にも参加。キャラクターに動きをつけるCGアニメーターとして活躍しています。キャラクターに命を吹き込む作業なので時には自らキャラクターになりかわって演技し、その映像を参考にすることもあるのだとか。

原島さんの他にもピクサー作品に心を打たれ、自分自身もその世界を目指し、今度は自分が作品を作り出す側になったスタッフがいるそうです。そうやって紡がれる想いがピクサー作品を魅力的なものにしている理由なのかも知れませんね。

② 国を超えて伝わるピクサー愛

そんなクリエーターが生み出した作品について、国境を超え世界中の人たちとわかりあえることも魅力の一つ!今回、サンフランシスコのピクサー本社へ向かった乃木坂46の伊藤かりんさん、現地でそのことを体感しています。
「芸能界一のピクサー好き」を豪語する伊藤さんのお部屋はピクサー作品のグッズコレクションで一杯。しかもその配置はキャラクターごとの関係性を当てはめて行うという徹底ぶりです。
伊藤さんの部屋の様子をサンフランシスコの美術大学生たちに見せると…みんなテンションマックスに!すぐに仲良くなってしまいました。
ピクサー作品にハマったさん同士、世界中の人たちと作品を見る楽しみを共有できてしまうんですね。

③ ピクサー沼が深すぎて…
ユニークなことをしちゃうファンも?

名作をあげればキリがないピクサー作品ですが、その中でも世界初の長編フルCGアニメーション映画としてその名前を世に知らしめた「トイ・ストーリー」は沼の住人たちにとっても大切な一作なのではないでしょうか。
その影響をうけてハマったさんたちは、「おもちゃは自分の知らないところで動いている」と思い込んでしまうようで…夜な夜な自分の部屋の中を覗いて、もしおもちゃの位置がちょっとでも変わっていたら、「やっぱ動いていた!」となっちゃうそうです!
さらには愛が深すぎて、レアなキャラクターのモノマネをはじめちゃうハマったさんも!そのモノマネはピクサーファンには大ウケ。深すぎるピクサー沼には思わぬ方向で才能を発揮してしまう方もいるんですね(笑)

④ ピクサーが素晴らしい作品を作り続けることができる秘密

ピクサーの作品づくりはチームスポーツに例えられます。細かく分かれた専門分野のクリエーターたちはそれぞれアイデアを出し、それを積み重ねてよい映画を仕上げていきます。
最新作「インクレディブル・ファミリー」のブラッド・バード監督は「優れたクリエーターはそれぞれ異なったいい意見を持っていて、いつも作品づくりのアイデアについて話し合っている。」と語ります。
社内には、カフェやサッカーグラウンド、BBQ場など娯楽施設が充実しており、普段からクリエーター達が交流し、自由に意見を言い合える環境作りがなされています。
クリエーター全員が「心を打つアニメ-ションを作りたい」という想いを共有しながら、1つになって作品に取り組むことがよい作品を生み出す秘訣なのです。

さらに、ピクサー作品の魅力を語る上で欠かせないのがユニークなキャラクターたち。アーカイブス倉庫には、名作に登場するキャラクター誕生までの苦労を物語る貴重な資料が残されていました。「モンスターズ・インク」のメインキャラクター「サリー」は完成までに30体ものまったく異なる立体模型が作られました。「トイ・ストーリー3」に登場する、クマのぬいぐるみ「ロッツォ」はシリーズ1作目の制作時に誕生していたキャラクターですが、当時は採用されませんでした。しかし、10年後に公開されたパート3では重要なキャラクターとして描かれています。
一つ一つのキャラクターを命あるもののように大切に扱うのがピクサーのこだわりであり、ここにもピクサー作品に人々がハマってしまう秘密が隠されていました。

ピクサー沼、いかがでしたでしょうか。あなたも作品を見てみたくなったのでは?
全部見たという人も、もう一度見直してみたら、新しい発見があるかもしれませんよ。

イラスト担当:山科ティナ