Japan's government predicts solar power will be the cheapest source of electricity in under a decade – even cheaper than nuclear.
和文
日本政府は、太陽光が10年たたないうちに最も安い電源となると予測しています。原子力さえも下回るということです。
解説
動詞predictは「予測する、予想する」です。名詞形は、prediction「予測、予想」です。
solarは「太陽の」で、solar powerは「太陽電力、太陽光(発電)」です。
source of ...は「~の源泉」で、source of electricityは「電源、電力源」といった意味です。
decadeは「10年(間)」で、in under a decadeは「10年未満で」です。
nuclearは「原子核の、原子力の」です。ここでは、nuclear power「原子力」のpowerが省略されています。
This would mainly be thanks to the falling prices of solar panels.
和文
これは、主に太陽光パネルの値下がりによるものといえるでしょう。
解説
冒頭のthisは、前文の内容を指しています。
ここでのwouldの意味を日本語訳に生かすのは難しいのですが、「主に太陽光パネルの値下がりによるものになるだろう」という感じです。
thanks to ...は「~のおかげで、~のせいで」という表現です。
solar panelは、太陽光発電のための「太陽光パネル、太陽電池板、ソーラーパネル」です。

The forecast was announced by the industry ministry on Monday. It estimated the costs of power generation in 2030, assuming new plants will be built.
和文
この見通しは、月曜日に経済産業省によって公表されました。新たな発電所が建設されることを想定して、2030年の発電コストを推計しました。
解説
名詞forecastは「予測、予想、見通し」で、the forecast「その見通し」は、最初のセンテンスの内容を指しています。
the industry ministryは、日本の経済産業省を指しています。正式な英語名称はthe Ministry of Economy, Trade and Industryで、METIと略されることもあります。
動詞estimateは「見積もる、推計する」、power generationは「発電」です。
assumeは「想定する」です。
ここでのplantは、power (generation) plant「発電所」のことです。

The ministry says the cost of solar power for businesses would be around eight to 11 yen per kilowatt-hour.
和文
経済産業省によれば、事業用の太陽光の価格は1キロワットアワー当たり8円から11円程度になるだろうということです。
解説
the ministry「その省庁」は、経済産業省を指しています。
for businessは「業務用の、事業用の」です。
「エネルギー基本計画」の改定に向けて、経済産業省は2030年時点で発電所を新たにつくった場合の発電コストについて分析し、審議会で示しました。それによりますと、1キロワットアワー当たりのコストは、事業用の太陽光で8円台前半から11円台後半ということです。
Nuclear power would be a bit more than that. Thermal power from liquefied natural gas would cost around 10 to 14 yen. Coal-fired power would be the most expensive, as high as 22 yen per kilowatt-hour.
和文
原子力はそれよりもやや高くなります。液化天然ガスによる火力は、10円から14円程度かかります。石炭火力が最も高く、1キロワットアワー当たり22円にもなります。
解説
1文目のthatは、solar power「太陽光」を指しています。
thermalは「熱の」で、thermal power from liquefied natural gasは「LNG火力」です。liquefied natural gasは「液化天然ガス」で、LNGと略されます。
coal-fired ...は「石炭を燃料とする~」という形容詞です。ここでのcoal-fired powerは「石炭火力」です。
as ... asという表現は、as many asなど数量を強調し、文脈によって「~ほど」や「~もの」などを意味します。ここでは価格についてas high as+数字となっていて、「~まで達する」ことを表しています。

An estimate done six years ago found nuclear power to be the cheapest, but growing safety costs have pushed prices up.
和文
6年前に行われた見積もりでは原子力が最も安いという結果でしたが、膨らむ安全(対策の)費用が価格を押し上げました。
解説
名詞estimateは「見積もり、推計」です。
safety costs「安全コスト」は、安全対策のために必要な費用です。この意味では多くの場合、costは複数形で使います。
句動詞push upは「押し上げる」です。
6年前の試算で最も安かった原子力ですが、安全対策のための費用が膨らみ、発電コストは1円以上、上がりました。

Ministry officials say different forms of power generation need to be maintained because electricity from solar fluctuates widely, depending on the weather.
和文
経済産業省は、異なる形態の発電を維持する必要があると述べています。というのも、太陽光からの電力は、天候によって大きく変動するからです。
解説
ここでのministry officialsは「経済産業省の当局者」です。officialsは「当局者、職員、関係者、高官」などの意味ですが、日本語では訳出しないほうが自然な場合もあります。
fluctuateは「変動する、上下する」です。名詞形は、fluctuation「変動」です。
widelyは「広く、大きく」などを意味する副詞です。
句動詞depend on ...は「~による、~しだいである」という意味です。
太陽光発電は天候による発電量の変動が大きく、実際にはバックアップのために火力発電を確保する必要がありますが、その費用は今回の計算に含まれていません。このため、経済産業省は発電以外にかかる全体的なコストについても議論していくとしています。
日本政府は、今後10年以内に、太陽光の発電コストが原子力を抜いて最も安い電源になるという見通しを示しました。これは、太陽光パネルの値下がりが主な要因です。
この見通しは経済産業省が月曜日(7月12日)に発表したもので、2030年時点で発電所を新たに建設した場合の(電源別)発電コストを試算しました。
それによりますと、事業用の太陽光にかかるコストは1キロワットアワー当たり8円から11円程度となっています。原子力は、それよりもやや高くなります。LNG火力は、10円から14円程度、石炭火力は最も高く、1キロワットアワー当たり22円にもなります。
6年前の試算では原子力が最も安いという結果でしたが、安全対策のための費用が膨らみ、価格を押し上げました。
ただ経済産業省では、太陽光発電による電力(発電量)は天候によって大きく変動するため、異なる発電形態を維持する必要があるとしています。