In the Middle East, clashes in Jerusalem between Israeli security forces and Palestinians have escalated into rocket attacks and airstrikes over a wider area.
和文
中東で、エルサレムにおけるイスラエル治安部隊とパレスチナ人との衝突がロケット弾による攻撃や空爆にまでエスカレートし、その地域も拡大しています。
解説
Middle Eastは「中東」です。
clashは「衝突、戦闘」です。
Jerusalem「エルサレム」はイスラエルにある街で、ここにはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という3つの宗教の聖地があります。
Israeliは、Israel「イスラエル」の形容詞形で「イスラエルの」です。
security forceは「治安部隊」です。
Palestinianは「パレスチナ人」です。
ここでのescalateは「悪化する、拡大する、エスカレートする」という意味です。
airstrikeは「空爆、空襲」で、air strikeと2語にする場合もあります。

The violence began when Israeli police confronted Palestinians visiting a holy site in Jerusalem's Old City in mid-April at the start of the Muslim holy month of Ramadan.
和文
こうした暴力が始まったのは、イスラエルの警察が4月中旬のラマダンというイスラム教徒の神聖な月の始まりに際して、エルサレムの旧市街の聖地を訪れるパレスチナ人と対じしたときでした。
解説
violenceは「暴力(行為)」です。
confrontは「直面する、立ち向かう、対じする」です。
at the start of ...は「~の始まりに際して、~の開始時に」という表現です。
Muslimは「イスラム教徒の、イスラム教の」で、名詞としては「イスラム教徒」です。
holyは「神聖な、聖なる」で、holy siteは「聖地」です。
Ramadan「ラマダン」は、イスラム教徒がおよそ1か月間にわたって日中の飲食を断つ断食月のことで、イスラム教の重要な宗教行事です。
エルサレムではラマダンに入った4月中旬以降、聖地に礼拝する多くのパレスチナ人が通る旧市街の入り口の一部にイスラエルの警察がバリケードを設置したことなどをきっかけに、双方による衝突が各地に波及しました。
The Palestinian side says 700 Palestinians were injured on Monday alone.
和文
パレスチナ側の発表では、月曜日だけで700人のパレスチナ人が負傷したとのことです。
解説
The Palestinian side says ...は「パレスチナ側の発表では~としている」です。こうした戦闘などの死傷者数は、発表した情報源によって食い違うことがあります。
be injuredは「負傷する、けがをする」です。
ここでのaloneは、名詞の後において「~だけで、~のみで」を表します。

Meanwhile, the Islamic fundamentalist group Hamas, which controls the Gaza Strip, reportedly fired more than 300 rockets into Israel through early Tuesday.
和文
一方、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスは、火曜日の早朝にかけてイスラエルに300発以上のロケット弾を発射したと伝えられています。
解説
ここでのmeanwhileは「その一方で」という意味で、前のセンテンスで述べたこととの対比として使われています。
fundamentalistは「原理主義者」です。パレスチナは長年にわたって、ヨルダン川西岸地区を統治する穏健派のファタハと、ガザ地区を実効支配するthe Islamic fundamentalist group「イスラム原理主義組織」ハマスの間で分裂した状態が続いています。イスラエルの治安部隊と旧市街の聖地を訪れるパレスチナ人による衝突は、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルによる攻撃の応酬に発展しました。
ここでのcontrolは「支配する」という意味です。
the Gaza Stripは「ガザ地区」のことで、stripには「細長い場所」という意味があります。ガザ地区は長さ50キロ、幅5~8キロの狭く細長い区域です。
reportedlyは「伝えられるところでは、報道では」で、その内容が断定できない場合に使われます。
ここでのfireは「(ミサイルやロケットなどを)発射する」という動詞です。
through ...は「~に至るまで」という期間の終わりを意味する前置詞です。through early Tuesdayは「火曜日の朝早くにかけて」で、具体的には5月11日早朝のことです。
Local media say homes were damaged and 31 people injured in the suburbs of Jerusalem and in southern Israel.
和文
地元メディアは、エルサレム近郊とイスラエル南部で家屋が被害を受け、31人が負傷したとしています。
解説
ここでのlocalは「地元の」で、local mediaは「地元のメディア」です。
homes「(一般人の)家屋」とあるので、軍事施設などではなく、一般の住宅に被害が出ていることが分かります。
be damagedは「損害を受ける」です。
in the suburbs of ...は「~の郊外で、~の近郊で」です。

The Israeli military launched retaliatory airstrikes, which health authorities in Gaza say killed 23 people and injured more than 100 others.
和文
イスラエル軍は報復の空爆を開始し、ガザ地区の保健当局は、23人が死亡、100人以上が負傷したと述べています。
解説
launchには「(ロケットなどを)発射する、(新製品を)発売する」という意味もありますが、ここではretaliatory airstrikes「報復の空爆」と言葉が続いているので、「(攻撃などを)開始する」という意味であることが分かります。
health authorityは「保健当局」です。
このセンテンスは、retaliatory airstrikes, which [health authorities in Gaza say] killed 23 people and injured ...のように、health authorities in Gaza say「ガザ地区の保健当局は述べている」の部分が挿入されていると考えると分かりやすくなります。
中東では、エルサレムで起きたイスラエルの治安部隊とパレスチナ人の衝突が、より広範囲でのロケット弾による攻撃や空爆にまで発展しています。
こうした攻撃の応酬は、イスラム教の聖なる(断食)月のラマダンに入った4月中旬、イスラエルの警察とエルサレムの旧市街にある聖地を訪れるパレスチナ人との間で起きた衝突から始まりました。パレスチナ側の発表では、月曜日(5月10日)だけで、パレスチナ人700人がけがをしたということです。
さらに火曜日(5月11日)の早朝にかけては、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスが300発以上のロケット弾をイスラエル側に発射したということです。地元メディアは、エルサレム近郊やイスラエル南部で住宅が被害を受け、31人がけがをしたと伝えています。
これに対し、イスラエル軍は空爆で報復を行い、ガザ地区の保健当局は、23人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。