A woman in Israel has made history as the first openly transgender referee to judge a match in the country's premier football league.
和文
イスラエルの女性が、トランスジェンダーを公表した初めての審判として、イスラエル最上位のサッカーリーグでの試合を判定し、歴史を作りました。
解説
openlyは「公然と、公表して」という副詞です。
transgenderは、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」です。
ここでのrefereeはサッカーの試合での「審判(員)」で、動詞judgeは「審判を行う」です。
ここでのpremierは「最上位の」という意味で、the country's premier football leagueは「イスラエル最上位のサッカーリーグ」のことです。
footballは、一般的にイギリスなどでは「サッカー」を指し、アメリカなどでは「アメリカンフットボール」を指します。このニュースでは「サッカー」を表しています。

Sapir Berman blew the whistle in a match held in the northern city of Haifa on Monday. Some fans held signboards in her support.
和文
サピール・ベルマンさんは月曜日に、北部の都市ハイファで行われた試合で審判をしました。ファンの中には、ベルマンさんを支持する看板を掲げる人もいました。
解説
動詞blow「吹く」は、blow-blew-blownと不規則に変化します。blow a/the whistleは「笛を吹く」で、それが、ここでのようにスポーツの試合で「審判をする」という意味で使われ、さらに不正行為などを「内部告発する」という比喩的表現としても使われるようになりました。
signboardは「看板、掲示板」です。
in her supportは「彼女(ベルマンさん)を支持して」です。

Berman announced at a news conference last week that she had always seen herself as a woman.
和文
ベルマンさんは先週の記者会見で、常に女性として自分自身を見なしてきたと公表しました。
解説
announceは「発表する、公表する」です。
news conferenceは「記者会見」です。press conferenceという表現もあります。
ベルマンさんはこれまで男性として審判を務めてきましたが、サッカー協会と共に記者会見し、今後は女性として審判を続けていくことを明らかにしました。


(Sapir Berman / Football referee)
"There are players who already speak to me as a woman. They feel that they want to take part in this process, and speak to me even when it's not necessary."
和文
「すでに女性としての私に話しかける選手たちがいます。選手たちは、このプロセスに参加したいと感じ、必ずしも用事がないときでさえ私に話しかけてくれます」
解説
ベルマンさんの言葉を英訳したものです。
ここでのplayer「選手」は、サッカー選手を指しています。
speak to ...は「~に話しかける、言葉をかける」です。
take part in ...は「~に参加する」という表現です。
this process「このプロセス」は、性的マイノリティーへの理解促進に向けたプロセスを表していると思われます。ベルマンさんは、「自分が先駆者なのかは分からない。自分自身のためにこのプロセスを踏んでいる」とも語りました。
ここでのeven「~でさえ」は強調するための副詞で、even when it's not necessaryは「必ずしも用事がないときでさえ」という意味です。


Berman said nothing has changed for her on the pitch and that she will continue to pursue her dream to judge an international competition.
和文
ベルマンさんは、自分にとってサッカー競技場では何も変わらないし、国際試合で審判をするという夢を追い続けると述べました。
解説
ここでのpitchは、イギリス英語で「サッカー競技場」で、on the pitchは「ピッチ上、グラウンド上」を表しています。
pursueは、努力して「追求する」です。
ここでは口語的にdream to judgeが使われていますが、文法的にはdream of judgingとなります。
competitionは「競争、試合」で、international competitionは「国際試合」です。
性的マイノリティーへの理解促進が課題となっている中、ベルマンさんは記者会見で「自分の性をどう認識しているかにかかわらず、社会がよい方向に進み、多くの人が暮らしやすくなってほしい」と話していました。

The Union of European Football Associations tweeted that Berman's is an inspirational story that highlights football's spirit of inclusiveness.
和文
ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は、ベルマンさんの件はサッカーの持つ包摂の精神を強調する感動的な話であるとツイートしました。
解説
the Union of European Football Associationsは「ヨーロッパサッカー連盟」で、UEFAと略されます。
動詞tweetは、もともと「(小鳥が)さえずる」という意味ですが、インターネット上では「Twitter(ツイッター)でつぶやく、ツイートする」として使われるようになりました。
Berman'sはBerman's storyを省略したもので、サッカー界でトランスジェンダーであることを公表した件を指しています。
inspirationalは「感動的な、心を動かす」という形容詞です。動詞形はinspire「ひらめきを与える、鼓舞する」、名詞形はinspiration「ひらめき、鼓舞」です。
動詞highlightは「強調する、際立たせる」です。
inclusivenessは、動詞include「含む」から派生した形容詞inclusive「包括的な、包摂的な」に名詞形を作る-nessが付いた単語で、「包括(性)、包摂」です。
イスラエルの女性が、トランスジェンダーであることを公表した初めての審判として、イスラエルのサッカー1部リーグの試合を裁き、歴史を作りました。
サピール・ベルマンさんは、北部の都市ハイファで月曜日(5月3日)に行われたサッカーの試合で審判を務めました。ファンの中には、ベルマンさんを応援する看板を掲げる人もいました。
ベルマンさんは先週、記者会見を開き、自分のことを常に女性として見なしてきたと公表しました。
会見の中でベルマンさんは、「選手の中には、すでに私を女性と見なして話しかけてくる選手たちがいます。そういう選手たちは、(トランスジェンダーへの理解を促進するという)この流れに参加したいと思っていて、たとえ用事がないときでも私に話しかけてくれるのです」と述べました。
ベルマンさんは、ピッチの上では自分は何も変わっていないし、国際試合の審判をするという夢を追い続けると話しています。
これについて、UEFA=ヨーロッパサッカー連盟はツイッターで、ベルマンさんの件はサッカーの持つ包摂の精神を際立たせる感動的な話だと述べました。