President Joe Biden says America is "ready for takeoff" as it looks to turn the coronavirus crisis "into opportunity."
和文
ジョー・バイデン大統領は、アメリカが新型コロナウイルスの危機を「チャンスに」変えることを目指す中、この国は「躍進の準備ができた」と述べました。
解説
(be) ready for ...は「~の用意(準備)ができている」という表現です。
句動詞take offには「(飛行機が)離陸する」のほか、「(商品やアイデアなどが)急に人気になる」や「(経済などが)急成長する」などの意味があります。それが名詞になったtakeoffは「(飛行機の)離陸、(跳躍での)踏み切り」ですが、ここではそれが比喩的に「躍進、発進」として使われています。
ここでのlook to ...は「~しようと試みる、~することを目指す、~しようとする」という意味です。
turn A into Bは「AをBに変える」です。
アメリカのバイデン大統領は4月28日、就任から100日になるのを前に、今後の施政方針を示す初めての演説をjoint session of Congress「議会上下両院合同会議」で行いました。


(Joe Biden / U.S. President)
"I stand here tonight, one day shy of the 100th day of my administration. Now, after just 100 days, I can report to the nation: America is on the move again."
和文
「私は今夜、政権発足から100日となる日の前日、この場に立っています。そして今、わずか100日にして、私は国民に向けてこう報告できます。アメリカは再び動き出しました」
解説
バイデン大統領の演説の一節です。
(be) X shy of ...「~にX不足して、~にX足らない」という表現で、本文のone day shy of the 100th day of my administrationは「政権の発足から100日に1日足らない」です。例えば、He died only two weeks shy of his 98th birthday.なら「彼は98歳の誕生日のわずか2週間前に亡くなった」です。
ここでのadministrationは「政権」です。
justには「ちょうど、まさに」などのほかにも異なる使い方があります。ここでは「たった、ほんの」という意味で使われていて、just 100 daysは「たった100日」となります。
report to ...は「~に報告する」です。ちなみに、会社などの組織では「~の部下である」という意味でも使われ、例えばYou will report to me as my assistant.なら「あなたは私直属のアシスタントになる」です。
(be) on the moveは、「移動中で、引っ越し中で」としても使われますが、ここでは「活動中で、活発で」という意味です。
バイデン大統領は、自身が就任したときの状況について、The worst pandemic in a century. The worst economic crisis since the Great Depression. The worst attack on our democracy since the Civil War.「100年で最悪のパンデミック。(1929年に始まった世界的な)大恐慌以来最悪の経済危機。南北戦争以来、我が国の民主主義への最悪の攻撃」の危機にある国家を引き継いだと語ったうえで、America is on the move again「アメリカは再び動きだした」と語りました。


Biden highlighted the progress of the fight against COVID-19, saying over 200 million vaccine shots have been given under his administration.
和文
バイデン大統領は、自身の政権下で2億回を超えるワクチン接種が行われたと述べ、新型コロナウイルスとの闘いの前進を強調しました。
解説
動詞highlightは「強調する、目立せる、呼び物にする」です。
COVID-19は、coronavirus disease 2019「2019年に発生した新型コロナウイルス感染症」を略した言葉です。
ここでのshotは「予防接種、注射」という意味です。jabとも言います。

He touted his American Families Plan as a way to revamp education for young children and help stretched parents with childcare.
和文
バイデン大統領は、年少の子どもたちの教育を刷新し、手一杯になっている親たちの育児を支援する取り組みとして、自身が掲げる「アメリカの家族のための計画」をアピールしました。
解説
toutは「売り込む、良さを宣伝する」です。
英語のyoungやyouthの訳語には困ることがあります。日本語では未就学の子どもや小中学生に「若い」や「若者」という言葉はあまり使いませんが、英語のyoungやyouthは低年齢まで含めて使う場合があるからです。バイデン政権が打ち出すAmerican Families Plan「アメリカン・ファミリー・プラン」は3~4歳児向けの教育の無償化などを盛り込んでいます。
revampは「改善する、改良する、刷新する」です。
help A with ...は「Aの~を手伝う、手助けする」です。Could you help me with my homework?と言えば「私の宿題を手伝っていただけますか」です。
人の状態について使うstretchedは「余裕のない、手一杯の」という意味で、ここでのstretched parentsは、仕事と育児を両立させようと苦闘している親たちを表しています。
Biden also spoke about "once-in-a-generation investment" to help millions get back to work.
和文
バイデン大統領はまた、何百万という人々の仕事復帰を支援する「一世代に一度の投資」について語りました。
解説
once-in-a-generationは「一世代に一度の、一世一代の」で、once in a generation「一世代に一度」をハイフンでつないで1つの形容詞にしています。a once-in-a-century discovery「一世紀に一度の発見」、a once-in-a-decade storm「10年に一度の嵐」、a once-in-a-lifetime opportunity「一生に一度の好機」のように応用できます。
英語のgenerationは、子どもが成人して自分の子どもを持つまでの期間で、通常30年程度を指します。
help A+原形動詞(本文ではget back)は「誰かが~するのを手助けする」を表します。通例は人物に動詞を続けますが、help someone to+原形動詞にする場合もあります。

When it comes to cooperating with other countries, Biden said the U.S. is back and "here to stay."
和文
他国との協力について、バイデン大統領は、アメリカは戻ってきた、そして「今後は腰を落ち着ける」と述べました。
解説
when it comes to ...は「~のこととなると、~に関していうと」という表現で、名詞または動名詞(動詞+ing)が続きます。
(be) here to stayは「定着して、普及して、長続きする、居すわって」といった意味の慣用句です。例えば、Remote work is here to stay.なら「在宅勤務が定着する」です。
America is back.「アメリカは戻った」というのは、トランプ前大統領が掲げた「アメリカ第一主義」を軌道修正し、同盟関係と国際協調を重視する姿勢を示しています。
アメリカのジョー・バイデン大統領は、新型コロナウイルスの危機を機会に変えるため、躍進する準備が整ったと述べました。
バイデン大統領は施政方針演説で、「私は今夜、政権が発足して100日目を迎える前日に、この場に立っています。そして今、わずか100日にして、私は国民の皆さんにアメリカは再び動きだしたとご報告することができます」と語りました。
演説でバイデン大統領は、自分の政権のもとで2億回を超えるワクチン接種が行われたと述べ、新型コロナウイルスとの闘いの進展を強調しました。
そして、幼い子どもたちの教育を改善し、育児に追われる親たちを支援する取り組みとして、自らが掲げた「アメリカン・ファミリー・プラン」をアピールしました。また、何百万もの人が仕事に戻れるようにするための「一世代に一度の投資」についても語りました。
さらに他の国々との協力のことについてバイデン大統領は、アメリカは戻ってきた、『どこへも行かない』」と述べました。