Researchers in Japan are hoping to get a better look at greenhouse gas emissions from moving traffic.
和文
日本の研究者たちは、動いている交通からの温室効果ガス排出について、もっとよく見ることを望んでいます。
解説
hope to ...は「~したいと望む」です。
get a better look at ...は「~をもっとよく見る」という表現です。
greenhouse gas emissionは「温室効果ガスの排出」です。
trafficは「交通」です。
このプロジェクトは、温室効果ガスの排出削減に向けて日本各地の排出量を観測するもので、動き回る自動車など交通の分野において、どこでどれだけ温室効果ガスが排出されているかを正確に観測できれば、効率的な削減方法の検討につながるとしています。
They've teamed up with ANA Holdings to equip passenger jets with sensors that capture detailed data from above.
和文
研究者たちは、上空から詳細なデータを捉えるセンサーを旅客機に搭載するため、ANAホールディングスと協力しました。
解説
冒頭のtheyは、最初のセンテンスに出てきたresearchers「研究者たち」を指しています。具体的な機関の名称は、このあとで出てきます。
team up with ...は「~と協力する」という表現です。
equipは「搭載する、備え付ける」です。
passenger jetは「旅客機」です。ちなみに「貨物機」なら、cargo jetと言います。
captureは「捉える」、from aboveは「上空から」です。

Japan's space agency JAXA began the project with the airline operator this month. The equipment is carried in the passenger cabin of a regular flight between Tokyo and Fukuoka in western Japan.
和文
日本の宇宙機関JAXAは今月、その航空会社とプロジェクトを始めました。その機器は、東京と西日本にある福岡の間の定期便の客室で運搬されています。
解説
space agencyは「宇宙機関」で、JAXA(The Japan Aerospace Exploration Agency)「宇宙航空研究開発機構」を説明しています。
airline operatorは「航空会社」です。carrierという1単語でも「航空会社」を意味します。
equipmentは「機器、機材」です。
passenger cabinは「客室」、regular flightは「定期便」です。
旅客機で温室効果ガスの排出量を観測する取り組みは、JAXAとANAホールディングスが、羽田と福岡を結ぶ定期便で始めました。座席にセンサーを設置し、機内の窓から二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度を観測します。
It allows scientists to observe greenhouse gas concentrations with greater detail than the satellites that are usually used for the task.
和文
これにより科学者たちは、この作業向けに通常使われる人工衛星よりも、温室効果ガスの濃度をより細かく観測できるようになります。
解説
ここでのobserveは「観測する」として使われています。
ここでのconcentrationは「濃度」という意味です。「集中、専念」という意味で使うこともあります。
satelliteは「衛星、人工衛星」です。
JAXAはこれまで人工衛星から地球全体を広範囲に観測してきましたが、今回の方法では、100メートル四方ごとと、より細かい範囲で濃度を観測できるということです。


(Kuze Akihiko / Japan Aerospace Exploration Agency)
"Data from satellites alone cannot provide precise information about the amount of emissions or where they come from. Using aircraft in combination with them should allow us to get a much better picture."
和文
「人工衛星からのデータだけでは、排出量や排出がどこから出ているのかについての正確な情報を得ることができません。航空機を人工衛星と組み合わせて使うことで、私たちはよりよく把握することができるはずです」
解説
JAXAの久世暁彦プロジェクトマネージャの言葉を英訳したものです。久世氏は「宇宙からだけですと、どこからどれだけ温室効果ガスが排出されているのかを知るのは難しい。排出された全体を捉える衛星と飛行機の組み合わせが、次の切り札かなというふうに思っています」などと話しています。
provideは「提供する」です。
ここでのpreciseは「正確な」という意味です。
amountは「量」です。
in combination with ...は「~と組み合わせて」です。
get a much better pictureは「よりよく把握する」という表現です。


The project is due to be expanded to other routes. Researchers also hope to measure the role that factories, power plants, and major roads play in emissions.
和文
このプロジェクトは、ほかの路線にも広げられる予定です。研究者たちはまた、工場、発電所、それに幹線道路が排出にどのような役割を果たしているのかを測定することも期待しています。
解説
due to be+過去分詞は「~される予定である」を表します。
routeには「道」という意味もありますが、ここでは「路線、ルート」という意味です。
ここでのmeasureは「測定する」という意味の動詞です。
power plantは「発電所」、major roadは「幹線道路」です。
JAXAは今後、このプロジェクトをほかの路線にも広げて、工場や発電所などエリアの特性ごとに濃度を調べ、国などが排出削減策を検討する際のデータとして提供したい考えです。
日本の研究者たちは、動いている交通機関から排出される温室効果ガスについて、より正確に観測することを目指しています。研究者たちはANAホールディングスと協力して、上空から詳細なデータを取得するセンサーを旅客機に設置しました。
日本の宇宙機関JAXAは今月から、ANAホールディングスと共同で、このプロジェクトを始めました。その機器は、東京と西日本の福岡を結ぶ定期便の客室に持ち込まれています。これによって研究者たちは、人工衛星を使う通常の方法よりも、より細かい範囲で温室効果ガスの濃度を観測できるようになります。
JAXAの久世暁彦プロジェクトマネージャは、「人工衛星からのデータだけでは、排出量や発生源についての正確な情報を得ることはできません。航空機と人工衛星をあわせて使うことによって、より正確な状況を把握することができます」と話しています。
この取り組みは今後、ほかの路線にも広げられる予定で、研究者たちは、工場や発電所、それに幹線道路などが(温室効果ガスの)排出にどんな影響を与えているかを測定したいとしています。