New ways of using artificial intelligence are being developed in Japan to find signs of cancer in the human body. They do this by analyzing X-rays and images from endoscopes.
和文
人体におけるがんの兆候を発見するため、人工知能を使った新しい方法が日本で開発されています。この新しい方法は、X線や内視鏡画像の分析によってがんの兆候を見つけます。
解説
artificial intelligenceは「人工知能、AI」です。
developは「開発する」で、ここではare being developed in Japanと受身形になっていますので、「日本で開発されている」です。
signは「兆候」で、signs of cancerは「がんの兆候」です。
2文目のtheyは、冒頭のnew ways of using artificial intelligence「人工知能を使った新しい方法」を指しています。
do thisは、その前に出てきたfind signs of cancer「がんの兆候を発見する」ことを示しています。
analyzeは「分析する、解析する」です。
endoscopeは「内視鏡」で、images from endoscopesは「内視鏡による画像」です。

One such venture is a project by AI developer Preferred Networks, Kyoto Medical Association, and others.
和文
そのような挑戦的な試みの1つは、AIの開発を手がけるプリファードネットワークスと京都府医師会などによるプロジェクトです。
解説
ventureには「ベンチャー企業、冒険的な事業」という意味もありますが、ここでは新技術などを使った「挑戦的な試み」を表しています。
projectは「事業、プロジェクト」です。
AI developerは「AIの開発者」です。
and others「その他」とありますので、明示はされていませんが、他にも開発に協力した組織や団体がいることが分かります。
It's a deep-learning analysis tool that helps diagnose lung cancer from chest X-rays. Abnormal areas are indicated in color.
和文
それは、胸部X線検査から肺がんを診断する手助けとなるディープラーニング(深層学習)分析ツールです。異常な部分は色で示されます。
解説
deep learning(ディープラーニング)は、文字どおりには「深層学習」ですが、AI関連の話題では「膨大なデータに基づいて機械が自動的に特徴などを抽出するような学習」のことで、AIを支える技術要素の1つです。本文ではハイフンを入れて形容詞的に使っていて、deep-learning analysis toolは「ディープラーニング分析ツール」です。
diagnoseは「診断する」です。名詞形は、diagnosis「診断」です。
lung cancerは「肺がん」です。
abnormalは、normal「正常な」の反意語で、「異常な」という意味です。
indicateは「示す、表示する」で、be indicated in colorは「色で示される」です。
ベンチャー企業のプリファードネットワークスは、京都府医師会などと共同で胸のX線画像をAIで解析するシステムを開発しました。AIに肺がんの画像を大量に学習させていて、肺がんのおそれがある異常を見つけだすと、その部分は色を変えて知らせる仕組みです。

The tool will be used on a trial basis in cancer screenings for the public sponsored by Kyoto Prefecture.
和文
このツールは、京都府の支援を受けた一般向けのがん検診で試験的に使われる予定です。
解説
on a trial basisは「試験的に」という表現です。
cancer screeningは「がん検診」です。
for the publicは「一般に向けた」です。
sponsored by ...は「~の支援を受けた」ですが、多くの場合、出資や募金などの資金的な支援を指します。

Another device analyzes endoscope images from people's colons. It was developed by the National Cancer Center and the electronics firm NEC.
和文
もう1つの機器は、人間の大腸の内視鏡画像を分析するものです。それは、国立がん研究センターと電子機器会社のNECによって開発されました。
解説
deviceは「機器」です。
colonは「結腸」ですが、場合によって「大腸全体」を指すこともあります。
the National Cancer Centerは「国立がん研究センター」の英語名称です。
electronics firmは「電子機器会社」です。
この医療機器は、医師の負担を軽くしたり、がんを見落とすリスクを減らしたりすることにつながると期待されています。


(Saito Yutaka / National Cancer Center Hospital)
"When doctors using endoscopes get tired, they lose their concentration. AI can fully support them in such cases."
和文
「内視鏡医が疲れてくると集中力が切れてしまう。そんな場合に、AIがしっかり医師たちをサポートしてくれるのです」
解説
国立がん研究センター中央病院の斎藤内視鏡センター長の言葉を英訳したものです。
doctors using endoscopesは「内視鏡医」のことです。
get tiredは「疲れる、くたびれる」です。
concentrationは「集中力」で、lose one's concentrationは「集中力を失う」という表現です。
fullyは「完全に、しっかりと」で、supportは「支える、支援する」です。
themは、その前に出てきたdoctors「医師たち」を指しています。
in such casesは、ここでは「そのような場合には」です。


When a tumor is found, the device sounds an alert or displays one on the screen.
和文
腫瘍が見つかった場合には、この機器が警告音を発したり、画面に表示したりします。
解説
tumorは「腫瘍」です。
ここでのsoundは「音を出す、音を発する」という意味の動詞で、the device sounds an alertは「この機器は警告音を発する」です。
ここでのdisplayは「表示する」という動詞で、コンピューターなどが情報を画面に表示する場合に使います。
この機器は、内視鏡の検査中にAIが画像をリアルタイムで解析して腫瘍を見つけ、検知された場合は音で知らせたり、異常陰影と判断された部分の画像を表示したりします。顔認証の技術を応用し、医師が見落とすおそれのある腫瘍も見つけ出すのが特徴だということです。
人間の体からがんの兆候を発見するため、AI=人工知能を使ってX線や内視鏡で撮影した画像を解析する新しい方法が、日本で相次いで開発されています。
そのような挑戦的な試みの1つは、AIの開発を手がけるプリファードネットワークスと京都府医師会などによるプロジェクトです。これは、胸のX線検査(画像)から肺がんを診断するのに役立つディープラーニング(深層学習、機械学習によって膨大なデータを記憶させる方法)を使った解析ツールで、(肺がんのおそれがある)異常な部分を色で表示します。
このツールは、京都府が実施する一般向けのがん検診において試験的に使われる予定です。
もう1つの機器は、内視鏡で撮影した大腸の画像を(AIが)解析するもので、国立がん研究センターと電子機器会社のNECが開発しました。
国立がん研究センター中央病院の斎藤内視鏡センター長は、「内視鏡医が疲れてくると、集中力が切れてしまう。そんなとき、AIがしっかりサポートしてくれます」と話しています。
この機器は、腫瘍を見つけると警告音で知らせたり、画面に表示したりします。