New York has started allowing limited fan attendance at professional sporting events. Spectators had been banned from the events for about a year due to the coronavirus pandemic.
和文
ニューヨークは、プロスポーツの試合で、限られた数のファンの入場を認め始めました。観客は、新型コロナウイルスの世界的な流行のため、およそ1年間にわたって試合から締め出されていました。
解説
ここでのattendanceは「入場者数、観客動員(数)」です。limited fan attendanceは、直訳するなら「制限された入場ファンの数」です。
sporting eventは「スポーツ行事、スポーツ大会」です。
spectatorは「観客、見物人」で、スポーツを観戦する人によく使う言葉です。
観客受け入れを再開した時点を基準にして、それまでおよそ1年間禁止されていたので、had been bannedと過去完了形で述べています。
due to ...は、原因・理由を述べて「~のために」です。

Following Governor Andrew Cuomo's green light to open stadiums and arenas to fans, two teams of the National Basketball Association based in the city played before a live crowd in their home arenas on Tuesday.
和文
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事がスタジアムや競技場をファンに開放することを許可したのを受けて、NBA=アメリカプロバスケットボールでニューヨーク市を本拠地とする2チームが火曜日、彼らの(それぞれの)ホームアリーナでその場にいる群衆を前に試合を行いました。
解説
日本語では交通信号の色を「赤・黄・青」と言いますが、英語ではred、yellow(イギリス英語ではamber)、greenです。そこから転じて、green lightは「許可、ゴーサイン」という意味で使われます。get a green light for ...なら「~についてゴーサインをもらう」ですし、「許可を出す」ならgive a green lightで表せます。
ここでのliveは「生の、その場にいる」という意味の形容詞です。live audienceなら「ライブ(生演奏や生放送)の観客」です。なぜ単にbefore a crowd「群衆の前」ではなく、before a live crowd「生の観客の前」としたのかは、この次のセンテンスで明らかになります。
home arena「ホームアリーナ」は「本拠地となる競技場」です。中央に競技や演技をする場所があり、それを取り巻くように観客席が配置されている会場をarenaといいます。この言葉を比喩的に使ったpolitical arena「政治の舞台、政界」、international arena「国際舞台」などのフレーズもあります。
in their home arenas「彼ら(2チーム)のホームアリーナで」とありますが、この日は、ともにニューヨークを本拠地とするNBAのニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツがそれぞれの本拠地で試合を行い、ニックスにはおよそ2,000人、ネッツには数百人の観客が訪れました。ちなみに、ニューヨーク・ニックスの本拠地は、コンサート会場としても有名なマディソン・スクエア・ガーデンです。


(Ryosuke Oshimizu / NHK WORLD)
"No more need for cardboard cutouts or fake noise, as today is the reopening of Barclays Center, along with other entertainment venues in New York City. Ten-percent capacity will now be allowed back for the first time in nearly a year."
和文
「厚紙の切り抜きや偽造の歓声はもう必要ありません。今日は、バークレイズ・センターとニューヨーク市の他の娯楽施設の再開の日だからです。1年近くたってようやく、収容人数の10%が戻ることを許されます」
解説
NHK WORLDの記者による現地からのリポートです。
前のセンテンスでa live crowdとなっていた理由が、ここで述べられています。観客を入れることができなかった間、プロスポーツの業界では、厚紙を人型に切り抜いて客席に並べたり(cardboard cutouts)、CGで観客を描き出したり、観客の歓声やどよめきを流したり(fake noise)、無観客でも試合を盛り上げるためのさまざまな工夫をしてきました。
バークレイズ・センターはニューヨーク市のブルックリンにある競技場で、次のセンテンスに出てくるブルックリン・ネッツのhome arena「ホームアリーナ」です。
along with ...は「~と共に」という表現です。
venueは、競技・コンサート・会議などの「開催地」です。conference venue「会議場」や、concert venue「コンサート会場」のように使われます。
for the first time in a yearは「1年ぶりに」です。nearly「ほぼ、近く」が入っていますので「ほぼ1年ぶりに」となります。


In the Barclays Center, several hundred fans came to watch the red-hot Brooklyn Nets take on the Sacramento Kings.
和文
バークレイズ・センターでは、数百人のファンが、波に乗るブルックリン・ネッツがサクラメント・キングスに挑むのを見に来ました。
解説
watchはseeやhearなどと同じ知覚動詞ですから、「(誰かが)~するのを見る」というとき、watch someoneに続く動詞(本文ではtake)は原形になります。
red-hotは、文字どおりには「(金属が)赤熱した」ですが、そこから転じて「勢いに乗った、波に乗った」、あるいは「猛烈な」など、程度の激しさを表す表現として使われます。
take on ...は「~に立ち向かう、~を相手に戦う」です。...には通常、手ごわい相手や格上の相手が入ります。
Attendees have to have their temperatures taken and present negative COVID-19 PCR tests no older than 72 hours. They are also required to maintain social distancing.
和文
入場者は検温し、72時間以内に受けた新型コロナウイルス感染症のPCR検査での陰性証明を提示する必要があります。彼らはまた、他の人たちと距離を維持することが求められます。
解説
新型コロナウイルスへの感染防止対策について説明しています。
take one's temperatureは「熱を測る」です。自分で測るのではなく、会場係員に「測ってもらう、測られる」ので、ここではhave their temperatures takenの形(使役)が使われています。
ここでのpresentは「提示する」という意味です。
negativeは「陰性の」です。反対は、positive「陽性の」です。
COVID-19は、coronavirus disease 2019を略した「新型コロナウイルス感染症」という名称で、WHOが命名しました。
(be)required to ...は「~することが求められる、~することが義務づけられる」です。
social distancingは、特に感染症対策の話題で「人と人との距離をあけ、接触機会を減らすこと」を表し、日本語では「社会的距離」などと訳されます。英語のdistanceには名詞の「距離」だけではなく、動詞で「人と一定の距離をおく」という意味もあります。
ニューヨークでは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、およそ1年間にわたってプロスポーツの試合会場から観客が締め出されていましたが、人数制限をしながら観客の入場を認める動きが出てきました。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が、スタジアムや競技場をファンに開放することを認めたことを受けて、ニューヨーク市を本拠地とするNBA=アメリカプロバスケットボールの2チームが火曜日(2月23日)、それぞれのホームアリーナで観客を前に試合を行いました。
現地からのリポート 「(観客を模した)厚紙の切り抜きや、(合成した)偽物の歓声はもう必要ありません。今日は、バークレイズ・センターをはじめとするニューヨーク市の娯楽施設の再開の日だからです。1年近くがたってようやく、収容人数の1割が戻ってくることが認められます」
バークレイズ・センターには数百人のファンが訪れ、勢いに乗るブルックリン・ネッツがサクラメント・キングスに挑む試合を観戦しました。入場者は体温検査を受け、72時間以内に受けたPCR検査で新型コロナウイルスの陰性証明を提示し、ソーシャルディスタンスをとることが求められます。