We now turn to a wining-and-dining scandal here in Japan. The communications minister has reprimanded 11 officials for violating the ethics code.
和文
日本における(飲食による)接待の不祥事のニュースに移りましょう。総務大臣は、11人の幹部を倫理規程違反で処分しました。
解説
総務省の幹部らが衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男らから接待を受けていた問題で、総務省は11人の処分を発表しました。
冒頭のwe now turn to ...はニュース番組で新しい話題に移るときの表現で、「では~(の話題)にいきましょう」とか「では~に移りましょう」などの意味です。
wining-and-diningは、wine and dine「酒食でもてなす、飲食で接待する」という成句から来ています。次のscandal「スキャンダル、不祥事」という名詞を修飾して、ハイフンでつないで形容詞の働きをしていますので、wining-and-dining scandalは「飲食による接待の不祥事」です。
the communications ministerは、日本の「総務大臣」のことです。「総務省」は、the Ministry of Internal Affairs and Communicationsで、「総務大臣」は正式にはthe Minister of Internal Affairs and Communicationsですが、ここでのように簡略化して、the communications ministerとすることがあります。
reprimandは「(職務上のことで)叱責する、けん責する、訓告する、処分する」で、reprimand A for Bの形で「AをBで叱責する、AをBで処分する」を表します。
officialは「職員、公務員」で、ここでは「高官、幹部」です。
violateは「(規則に)違反する、(規則を)破る」です。
ethics codeは「倫理規程」で、ここではthe National Public Service Officials Ethics Code「国家公務員倫理規程」のことを指しています。
The officials were repeatedly entertained by the eldest son of Prime Minister Suga Yoshihide. Suga Seigo works for a firm involved in satellite broadcasting.
和文
その幹部たちは、菅義偉総理大臣の長男から繰り返し接待を受けていました。菅正剛氏は衛星放送関連会社に勤めています。
解説
repeatedlyは「繰り返し、度々」です。
entertainは「接待する、歓待する」です。
eldest sonは「長男」です。
work for ...は「~に勤務する、~に勤めている」という意味です。
firmは「会社」で、a firm involved in ...は「~に関連する会社」という意味です。
satellite broadcastingは「衛星放送」です。
国家公務員への接待をめぐっては、1998年の「大蔵省接待汚職事件」などを受けて、2000年に国家公務員倫理法が施行され、国民の疑惑や不信を招かないためのルールとして倫理規程が作られました。倫理規定では、国家公務員が利害関係者から飲食の接待を受けたり、金銭や品物などを受け取ったりすることを禁じていて、過去3年間についていた官職の利害関係者が対象になります。11人の職員はいずれも調査に対し、「会食当時、東北新社が利害関係者にあたるとは思わなかった」と説明したということです。


(Suga Yoshihide / Japanese Prime Minister)
"I apologize that my eldest son was involved in actions that caused a public servant to violate the national public service ethics law. I deeply apologize to the public."
和文
「私の長男が関係して、結果として公務員が国家公務員倫理法に違反する行為をすることになったことについて申し訳なく、国民の皆さんに深くおわび申し上げたい」
解説
菅義偉総理大臣の言葉を英訳したものです。
apologizeは「謝罪する、わびる」です。
be involved in ...は「~に関わる、~に関係する」という表現です。
actionは「行為、行動」です。
public servantは「公務員」です。
the national public service ethics lawは「国家公務員倫理法」です。
ここでのthe publicは「(一般の)国民、市民」という意味です。


The communications ministry announced disciplinary penalties of pay cuts against five senior officials and two lower-level officials.
和文
総務省は、5人の上級幹部と2人の下級幹部に対する減給の懲戒処分を発表しました。
解説
disciplinaryは「懲戒的な、懲罰の」で、disciplinary penaltyは「懲戒処分」です。
pay cutは「減給」です。
ここでのseniorは「上級の、上席の」という意味です。
lower-level「下級の」は、ここでは5人のsenior officialsより下の地位であることを表しています。
Two other lower-level officials were admonished. One was reprimanded, and the other was given the equivalent of a reprimand.
和文
他の2人の下級幹部は戒告、1人は訓告、もう1人は訓告相当の処分でした。
解説
admonishは「訓戒する、戒告する」です。
センテンス1では「処分する」という意味でreprimandが使われていましたが、ここでは処分の内容として「訓告する」という意味です。
equivalent of ...は「~に相当するもの、~と同等のもの」で、the equivalent of a reprimandは「訓告相当」です。
総務省の発表によると、局長級以上の5人と課長級2人の合わせて7人が減給、課長級2人が戒告の懲戒処分、課長級の1人が訓告、出向中の課長補佐級の1人が訓告相当の処分となりました。

In addition, Minister Takeda Ryota will voluntarily return three months' worth of wages.
和文
加えて、武田良太(総務)大臣は給与3か月分を自主返納するとしています。
解説
in additionは「さらに、加えて」で、ここでは「(幹部職員らへの処分に)加えて」という意味です。
voluntarilyは「自発的に、自分から進んで」で、voluntarily returnは「自主返納する」という意味です。
武田総務大臣は「行政に対する国民の信頼を大きく損なう厳しい状況と受け止め、深くおわびする。二度と起こさないよう幹部職員に訓示し、再発防止策を指示した。行政がゆがめられているのではないかという疑念にこたえるべく副大臣を長とする検証委員会を早急に立ち上げ、さらなる検証を行うよう指示した。失われた国民の信頼を取り戻すために、総務省一丸となって取り組んでいきたい」と述べました。
The ministry drew up measures to prevent similar violations.
和文
総務省は、同じような違反を防止するため対策を策定しました。
解説
the ministryは「総務省」を指しています。
ここでのdraw upは「作成する、策定する」という意味です。
measuresは「対策、措置」で、この意味では通例、複数形で使われます。ここでは、再発防止のための「対策」です。
preventは「防ぐ、防止する」です。
similarは「同じような、似たような」です。
次は、日本で起きた接待に関する不祥事のニュースです。総務大臣が、11人の幹部を倫理規程違反で処分しました。これらの幹部は、菅義偉総理大臣の長男で、衛星放送関連の会社に勤める菅正剛氏などから繰り返し接待を受けていました。
これについて菅総理大臣は、「私の長男が関係して、結果的に、公務員が国家公務員倫理法に違反する行為をすることになったことについては大変申し訳なく、国民の皆さんに深くおわび申し上げたい」と陳謝しました。
総務省は、(局長級以上の)上級幹部5人と(課長級の)下級幹部2人を減給の懲戒処分にしたことを発表しました。また、他の下級幹部2人を戒告の懲戒処分、1人が訓告、そしてもう1人が訓告相当の処分となりました。
さらに武田良太総務大臣は、大臣給与3か月分を自主返納するとしています。総務省は、同じような違反が起きないよう、再発防止策を策定しました。