Tokyo's benchmark stock index has hit the 30,000 mark for the first time in over three decades.
和文
東京市場の基準となる株価指数が、この30数年で初めて3万円に乗りました。
解説
benchmarkは「基準(点)」、stockは「株」、indexは「指数」です。Tokyo's benchmark stock indexは「東京の基準となる株式の指数」で、つまり「東京株式市場における日経平均株価指数」を表しています。日経平均株価指数は、TOPIX(東証株価指数)と並んで、日本を代表する株価指数として世界中で広く利用されています。
decadeは「10年」ですから、over three dacadesは「30年を超えて」です。
ここでのhitは「(水準・程度などに)達する」という意味で、少しくだけたニュアンスがあります。hitはhit-hit-hitと活用する不規則動詞で、過去形も過去分詞形も同じです。
ここでのmarkは「水準」で、hit the 30,000 markは「3万円の水準に達した」ですが、文脈から「3万円に乗った」と訳すことができます。
2月15日の東京株式市場で、日経平均株価は前の週末の終値に比べて500円以上値上がりし、3万円の大台に乗りました。取り引き時間中としてはいわゆる「バブル景気」のとき以来の高値でした。
Investors snapped up shares on hopes that proposed additional U.S. economic stimulus and successful vaccination rollouts worldwide will help put the global economy on a recovery path.
和文
投資家たちは、アメリカで提案された追加の経済刺激策とワクチン接種の世界的な展開の成功が世界経済を回復軌道に乗せる一助になることを期待して、先を争うように株を買いました。
解説
investorは、invest「投資する」の担い手を指す名詞形で、「投資家」です。
snap upは「先を争って買う」という意味がある比較的カジュアルな表現で、バーゲンセールの話題などでもよく使われます。ここでは「先を争うようにして株を買う」といった感じです。
shareは「株」ですが、株式の売買単位として用いられる場合が多く、同じ「株」でもstockは株の銘柄、つまり会社単位の株式に注目した単語と言えます。
proposedは「提案された」、additionalは「追加の」です。
stimulusは「刺激」ですが、economic stimulus は「経済刺激、景気刺激(策)」のことです。
vaccinationは「ワクチン接種」です。
rolloutは「(新製品の)発売」という意味もありますが、ここではワクチン接種を「新たに展開すること」として使われています。
recoveryは「回復」、pathは「軌道」です。
株価が上昇した背景には、アメリカのバイデン政権が新型コロナウイルス対策として打ち出した200兆円規模の経済対策や、ワクチンの普及によって世界経済が回復に向かうことへの期待があります。また、各国の中央銀行が大規模な金融緩和を行い、大量の資金を供給し続けていることも、株価を押し上げる要因になったということです。

The Nikkei Average ended on Monday at 30,084, up 1.9% from Friday's close. It is the first time since August 1990 for the index to recover the 30,000 level.
和文
月曜日の日経平均の終値は30,084円で、金曜日の終値よりも1.9%上昇しました。日経平均が3万円の水準に回復したのは、1990年8月以来初めてのことです。
解説
the Nikkei Averageは「日経平均株価」で、the Nikkei Stock Averageを短くした表現です。
the index「その指数」は、日経平均株価指数を指しています。
ここでのend「終わる」は「終値であった」という意味です。また、closeにも「(株式取引所の)終値」という意味があります。

The benchmark has gained nearly 10% so far this year, but analysts say it's unclear whether the Japanese economy will recover as many investors expect.
和文
日経平均は、今年になってほぼ10%上昇しています。しかしアナリストたちは、多くの投資家が期待するように日本経済が回復するかどうかは不透明だとしています。
解説
the benchmark「その基準点」は、前のセンテンスに出てきたTokyo's benchmark stock index「日経平均株価指数」を指しています。
gainは「上昇する、増す」です。
so farは「今までのところ」という表現です。本文でhas gainedの後ろに使われているように、現在完了形と共に使われます。
analystは、経済専門家や市場アナリストなどの「分析家」です。動詞形は、analyze「分析する」です。
They say the situation is very different from Japan's asset bubble era about 30 years ago.
和文
アナリストたちは、現在の状況は約30年前の日本のバブル期とはかなり異なると述べています。
解説
theyは、前のセンテンスのanalysts「分析家たち」を指しています。
assetは「資産」、bubbleは「あぶく、泡」、eraは「時代」で、Japan's asset bubble eraは「日本のバブル期」です。日本のバブル期は、特に1980年代後半から始まり、1990年代初頭に崩壊した、資産価格の高騰による好況期のことです。1989年の年末、日経平均株価は3万8,915円という史上最高値をつけますが、その後バブル崩壊を受けて株価は下落。1992年8月には終値で1万5,000円を割り込み、日本経済は「失われた20年」とも呼ばれる厳しい時代に突入していきました。

Some traders believe the market rally is excessive and doesn't reflect the real economy.
和文
株の売買を行う人たちの一部は、市場の反発は過剰で、実体経済を反映していないと見ています。
解説
traderは、trade「商売」「商売する」に-erが付いた単語で、「商売を営む人、業者」ですが、このニュースでは「株式売買を行ったり仲介したりする人や業者、トレーダー」を表しています。
market rallyは「市場の反発」で、値下がりしていた相場が一転して値上がりすることです。
excessiveは「過剰な、行き過ぎた」という形容詞です。
real economyは「実体経済」です。
新型コロナの収束が見通せない状況が続いているにもかかわらず、投資家の期待が先行する形でバブル景気のころの水準まで株価が上昇していることに、市場関係者は「実体経済とのかい離が一段と進んでいると警戒する声も聞かれる」と話していました。
東京株式市場の日経平均株価が、30年以上ぶりに3万円の大台に乗りました。投資家たちは、アメリカで打ち出された追加の経済対策や(新型コロナウイルス)ワクチンの世界的な普及で世界経済が回復に向かうことを期待して、先を争うように株を購入しました。
日経平均株価の月曜日(2月15日)の終値は、金曜日(2月12日)の終値より1.9%上がり、3万84円(15銭)でした。日経平均株価が3万円台を回復するのは、1990年8月以来初めてです。
株価は今年に入ってほぼ10%上昇しましたが、アナリストは、およそ30年前の日本のバブル期とは状況があまりに違うため、多くの投資家が期待する通りに日本経済が回復するかは不透明だとしています。
また市場関係者の中には、株価の上昇は極端で、実体経済とかい離していると見る人もいます。