Three leaders of Hong Kong's pro-democracy movement have been handed prison sentences for their role in an unauthorized protest last year.
和文
香港の民主化運動のリーダー3人が、去年の無許可の抗議活動で果たした役割について実刑を言い渡されました。
解説
pro-democracyは「民主主義支持の、民主化を求める」です。pro-は「~支持の、~賛成の」を意味する接頭辞です。pro-huntingなら「狩猟賛成派の」、pro-immigrantなら「移民支持の」です。反対は、anti-「反~の、~反対の」です。
ここでのsentenceは「判決、刑罰」です。sentenceは、日本語の「文」に相当する英語でもあります。表面上は似ても似つかない「文」と「判決」という意味があるのは、sentenceという言葉の起源が、ラテン語のsententia「考え(方)、意見、判断、表明された考え」、さらに遡ればsentire「感じる、意見を持つ」の現在分詞sentientemだからです。つまりsentenceとは「(人が下す)判断、(人が立てる)命題」なのです。
prison sentenceは「実刑判決」です。
hand down a sentenceは「刑を言い渡す」で、本文のように人を主語にして「刑を言い渡される」という受動態にするときは、downを省いて、(be) handed a sentenceと言うこともできます。
roleは「役割」で、ここではつまり3人の抗議活動への関与を表しています。
unauthorizedは「無許可の、無認可の」です。

Joshua Wong, Agnes Chow, and Ivan Lam have rallied support for their cause for years, both in Hong Kong and abroad.
和文
黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏、周庭(アグネス・チョウ)氏、林朗彦(アイバン・ラム)氏は長年にわたって、香港でも海外でも自分たちの信念への支持を呼びかけてきました。
解説
Joshua Wong、Agnes Chow、Ivan Lamは、それぞれの英語名です。
rally support for ...は「~への支持を呼びかける」です。
ここでのcauseは、人が支持し追求する「大義、信念、理念」、そのための「運動」という意味です。ぴったり一語で決まる日本語訳がなかなか見つからず、通訳者・翻訳者は苦労します。この文脈では「民主化運動」を指しています。
both in Hong Kong and abroadは「香港内外で」です。「国内外で」と言うときには、both at home and abroadというフレーズがよく使われます。
Wong received a 13-and-a-half-month sentence, while Chow will spend 10 months behind bars. Lam was sentenced to seven months.
和文
黄氏は禁錮13か月半の判決を受けました。一方、周氏は10か月間を刑務所で過ごすことになります。林氏には禁錮7か月が言い渡されました。
解説
センテンス1の(be) handed a sentenceに代えて、receive a sentence「刑を受ける」という表現が使われています。
ここでのwhileは「一方」という意味です。
behind barsは「鉄格子の向こう側」、つまり「刑務所の中」で、put ... behind barsは「~を刑務所に入れる、投獄する」です。
1文目では名詞「刑」として使われているsentenceですが、2文目では「(人を)~の刑に処する」という動詞として使われています。be sentenced toの後ろに「刑」が入り、be sentenced to deathなら「死刑判決を受ける」ですし、be sentenced to ... years in prisonなら「禁錮(または懲役)~年の判決を受ける」です。文脈から明らかな場合は、in prisonを省略する場合もあります。
ちなみに、これらは全て実刑判決の表現ですが、仮に「禁固2年、執行猶予3年の判決を受ける」とする場合は、be sentenced to two years in prison suspended for three yearsなどで表せます。

Those inside the courtroom say Chow broke down in tears, but Wong remained defiant.
和文
裁判所の中にいた人々によると、周氏は泣き崩れたとのことですが、黄氏は挑戦的な態度を崩しませんでした。
解説
thoseは、people「人々」を指す代名詞です。those inside the courtroomは、people who were inside the courtroomということです。
break down in tearsは「わっと泣き出す、泣き崩れる」という表現です。
ここでのremainは「~であり続ける」という意味で、形容詞または名詞を続けて使います。例えば、The community remains isolated.なら「その地域社会は孤立したままだ」、The two remained friends.なら「2人は友だちであり続けた」です。
defiantは「挑戦的な、反抗的な」です。
After the decision was read out, he shouted to the gallery, "The coming days will be tougher, but we will hang in there."
和文
判決文が読み上げられたあと、黄氏は傍聴人に向かって叫びました。「これからの日々はもっと厳しくなりますが、私たちは頑張ります」
解説
ここでのdecisionは「判決(文)」という意味です。
read outは「読み上げる、声に出して読む」です。
ここでのthe galleryは、裁判を傍聴していた人たちを示しています。
the coming daysは「これからの日々」です。
hang in thereは「頑張る、ふんばる、持ちこたえる」という意味の熟語です。
The three pleaded guilty last week to charges of inciting and participating in this demonstration outside of police headquarters.
和文
3人は、警察本部の外でこの抗議デモを扇動し参加した罪について、先週罪状を認めました。
解説
plead guilty to ...は「~の罪状を認める」です。3人は11月23日の裁判で、起訴された内容を認めていました。反対に「無罪を主張する」なら、plead innocenceやplead not guiltyで表せます。notが入る位置はここに決まっているので気をつけましょう。plead not guilty to charges of vote-buyingと言えば「票の買収の罪について無罪を主張する」です。
inciteは「扇動する、あおる」です。
センテンス1のprotestを、ここではdemonstrationと言い換えています。this demonstration「この抗議デモ」と言っているのは、ニュース映像に映っているデモについて説明しているからです。具体的には2019年6月のデモについてです。
headquartersは「本部、本社」です。動詞として使って、The company is headquartered in Geneva.「その会社はジュネーブに本社がある」のように言うこともできます。

People in Hong Kong reacted sharply to the sentencing.
和文
香港の人たちは、この判決に強く反発しました。
解説
reactは「反応する、反発する」です。
sharplyは「激しく、鋭く」という意味の副詞です。
sentencingは「判決、量刑」です。


(Hong Kong Citizen)
"I feel the punishment is not fair. What they have done is for Hong Kong ... Hong Kongers. Right? Fight for freedom."
和文
「処罰は公正ではないと思います。彼らがしたことは香港のため、香港人のためです。そうですよね。自由を得るための戦いです」
解説
3人を支持する香港市民の言葉です。
punishmentは「罰」です。
for Hong Kong の forは「~のための」(支持・味方・賛成)を意味する前置詞、fight for freedom のforは「~を求めて」(希求)を意味する前置詞です。
Hong Kongerは「香港人」です。
香港の民主化運動のリーダー3人が、去年行われた無許可の抗議活動に関与した罪などで、実刑判決を言い渡されました。
黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏、周庭(アグネス・チョウ)氏、それに林朗彦(アイバン・ラム)氏は長年にわたり、香港でも海外でも自分たちの信念(民主化運動)への支持を呼びかけてきましたが、黄氏は禁錮13か月半、周氏は10か月、林氏は禁錮7か月が言い渡されました。
裁判所の中にいた人々によりますと、周氏は泣き崩れましたが、黄氏は挑戦的な態度を崩さず、判決文が読み上げられると、傍聴席の人々に向かって「これからの日々はもっと厳しいものになるでしょうが、私たちは頑張ります」と叫んだということです。
3人は、警察本部を取り囲んだこの抗議デモを扇動し、それに参加したことについて、先週罪を認めました。
この判決について香港の人々は強く反発し、「この処罰は公正ではないと思います。彼らがしたことは香港のため、香港人のためです。そうでしょう。自由のための戦いです」と話していました。