We start in Britain where a 90-year-old woman has become the first person in the world to receive the COVID-19 vaccine developed by Pfizer.
和文
イギリス(のニュース)で始めます。イギリスで90歳の女性が、ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けた世界で初めての人となりました。
解説
ニュース番組の冒頭ですので、We start in Britain ...「イギリスのニュースで始めます」と述べています。
vaccineは「ワクチン」で、receive the COVID-19 vaccineは「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受ける」です。COVID-19「新型コロナウイルス感染症」は、coronavirus disease 2019を略した名称で、WHO=世界保健機関の命名です。
イギリスでは、アメリカの製薬大手ファイザーとドイツの企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチン接種が、12月8日に各地で始まりました。

Margaret Keenan got her shot early Tuesday morning. It's the first of 800,000 doses of the Pfizer-BioNTech vaccine to be provided in the U.K. in the coming weeks.
和文
マーガレット・キーナンさんは、火曜日午前の早い時間に接種を受けました。これは、ファイザーとビオンテック(が開発した)ワクチンの80万回分の最初です。このワクチンは、イギリスで今後数週間のうちに提供されることになります。
解説
ここでのshotは「注射、接種」という名詞で、get a shotは「注射を打ってもらう、接種を受ける」という表現です。
名詞doseは、薬などの「1回分」です。
in the coming weeksは「今後週数間のうちに」です。
90歳の女性マーガレット・キーナンさんは、イングランドのコベントリーの病院でワクチン接種を受けました。


(Margaret Keenan)
"I'm happy it's happened. And now I've done it, and hopefully it will help other people to come along and do as I did. You know, try and do the best to get rid of this terrible thing."
和文
「(ワクチン接種が)実現して幸せです。私はもうやったのですよ。願わくは、私がしたように他の人々(の接種)がうまくいく一助になりますように。ねえ、このひどい状況を克服するために最善を尽くしましょう」
解説
キーナンさんの言葉です。
句動詞come alongは「一緒に行く、うまくいく」、あるいは「やってくる」などの意味です。ここでは、「私と同じように病院にやってきて接種をする」というニュアンスも含まれているかもしれません。
get rid of ...は、好ましくないものや困難などを「取り除く、追放する、乗り越える」という表現です。
terribleは「ひどい、とんでもない」で、this terrible thing「このひどいこと」は、新型コロナウイルス感染症(が拡大している状況)を示しています。
キーナンさんはまた、「新年を家族や友人と一緒に過ごすことができるようになると思うと、少し早い誕生日プレゼントをもらった気分です。接種を受けられると言われたら受けることを勧めます。90歳の私が接種したのだから大丈夫です」などともコメントしています。


Prime Minister Boris Johnson inspected the rollout.
和文
ボリス・ジョンソン首相は、ワクチン接種の開始(の様子)を視察しました。
解説
inspectは「調査する、視察する」です。
rolloutは「(新作などの)初公開」や「新製品などの導入」です。the rollout「その初公開」は、世界で初めてのワクチン接種の開始を示しています。
ロンドンの病院を訪れたジョンソン首相は、ワクチンの接種が始まったことについて、"It will gradually make a huge, huge difference. But I stress gradually because we're not there yet. We haven't defeated this virus yet."「徐々にとても大きな、大きな変化が出てくることになります。しかし、徐々に、という点を強調したい。なぜなら、まだそこまで至っていないからです。このウイルスをまだ打ち負かせていないからです」と述べました。make a differenceは「違いが生まれる、変化をもたらす」という表現で、make a huge differenceは「とても大きな違いが生じる、かなり大きな変化をもたらす」です。「良い方向への違い」というニュアンスを含むため、「状況を改善する、貢献する」という意味で使われることもあります。例えば、Everyone can make a difference in the world.と言えば「誰だって世界に貢献することができます」です。

The vaccine needs to be kept at around minus 70 degrees Celsius and will be offered at well-equipped hospitals for the time being.
和文
このワクチンは摂氏マイナス70度前後で保管する必要があり、当面は設備の整った病院で提供されることになります。
解説
数字の前にaroundを付けると、「~程度、~前後」を表します。
Celsiusは、温度の「摂氏」です。ちなみに「華氏」なら、Fahrenheitです。
well-equippedは「設備の良い、設備の整った」という形容詞です。
for the time beingは「当分の間は、当面は、さしあたっては」という表現です。
このワクチンは、一定期間以上、保存するためにはマイナス70度前後の低温での管理が必要で、ロンドンのあるイングランドでは接種は当面、設備の整った50の病院で行われることになっています。また、ワクチンは2回の接種が必要で、1回目の接種の3週間後に2回目の接種を受けることになっています。
People aged 80 or over and frontline workers will be prioritized.
和文
80歳以上の人々や最前線で働く人々が優先されることになります。
解説
aged 80 or overは「80歳あるいはそれより上」、つまり「80歳以上」です。
frontlineは「(戦場で)前線の、(現場で)最前線の」です。ここでのfrontline workerは、医療や高齢者介護などの現場の最前線で働く人々を指しています。
prioritizeは「優先する、優先順位をつける」という動詞です。
最初は、イギリスで90歳の女性が、(アメリカの製薬大手)ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチン接種を世界で初めて受けたというニュースです。
マーガレット・キーナンさんは、火曜日(12月8日)の午前中の早い時間に、ワクチンの接種を受けました。これは、ファイザーと(ドイツの企業)ビオンテックが開発し、今後数週間のうちにイギリスで行われる80万回のワクチン接種の第1号です。
キーナンさんは、「接種を受けることができてうれしいです。私はもうやりましたから、これが他の人々を後押しして、私と同じように接種を受けるようになればいいと思います。このひどい状況を乗り越えるために最善を尽くしましょう」と話していました。
ボリス・ジョンソン首相は、ワクチンの接種が始まった様子を視察しました。
このワクチンはマイナス70度前後で保管する必要があるため、接種は当面、設備の整った病院で行われます。また、80歳以上の高齢者や(医療や介護の)最前線で働く人々が優先的に接種を受けることになっています。