The movie industry may be reeling from the coronavirus crisis, but that hasn't stopped a new anime breaking box office records in Japan.
和文
映画業界は新型コロナウイルスの危機で揺らいでいるかもしれませんが、それが日本で興行成績の記録を破っている新たなアニメを食い止めているわけではありません。
解説
reel from ...は「~で揺らぐ」という意味です。ここでは、コロナ禍で映画産業が厳しい状況にさらされていることを表しています。
crisisは「危機」です。
animeは、日本の「アニメ」のことです。Japanese cartoonsと言うこともできますが、今では英語でもanimeという言い方が定着しています。
break a box office recordは「興行成績の記録を塗り替える」という表現です。box officeはもともと「映画館や劇場のチケット売り場」で、そこから「チケットの売り上げ、興行成績」という意味でも使われるようになりました。box office hitなら「興行的なヒット作」、box office failureなら「興行的な失敗作」です。形容詞として使うときは、box-officeとハイフンを入れることもあります。
"Kimetsu no Yaiba," or "Demon Slayer," has earned more than 40 million dollars since its release on Friday.
和文
「鬼滅の刃」または「鬼を殺す者」は、金曜日の公開以降、4,000万ドル以上(の興行成績)を得ています。
解説
demonは「極悪な人」というほか、「悪魔、悪霊」という意味もあります。ここでは日本の「鬼」の訳語として出てきます。
Demon Slayerは「鬼滅の刃」の英語タイトルです。動詞のslayには「殺す、殺害する」という意味があり、それに「~する人」を表す-erが付いたslayerは「殺害者」です。
earnは「稼ぐ、得る」です。
ここでのreleaseは「公開」という意味です。

The movie, adapted from a popular manga, is set in Japan about a century ago. It follows the exploits of a young boy who fights demons.
和文
この映画は人気漫画を脚色したものであり、およそ1世紀前の日本を舞台にしています。鬼たちと戦う少年の偉業を追うものです。
解説
ここでのadaptは「脚色する、翻案する」です。今回の映画が人気漫画を原作にしていることを、このように表しています。
centuryは「1世紀」です。
ここでのexploitは「偉業、英雄的な行為」という意味です。
「鬼滅の刃」は大正時代の日本を舞台に主人公が敵の鬼たちと戦いを繰り広げる物語で、今回の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」では、2019年に放送されたテレビアニメの続きが描かれています。
Distributor Toho says more than 3.4 million people went to see it in theaters in the first three days.
和文
配給会社の東宝によると、340万人以上の人々が最初の3日間に、映画館へこの映画を見に行ったとのことです。
解説
ここでのdistributorは「配給会社」という意味です。
劇場版「鬼滅の刃」は、10月16日の公開初日からの3日間で342万人の観客を集め、46億円を超える記録的な大ヒットとなりました。このうち16日の興行収入はおよそ12億6,872万円で、東宝と映画の記録をまとめている興行通信社によると、2014年に公開された「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」のおよそ8億7,411万円を大幅に上回り、公開初日の興行収入の過去最高を更新しました。


(Moviegoer)
"I wanted to see it opening day, but couldn't get in."
和文
「公開初日に見たかったんですが、中に入れませんでした」
解説
この作品を見に映画館を訪れた人の言葉を英訳したものです。
opening dayは「公開初日」です。
ここでのget inは「中に入る」という意味です。ここではつまり、チケットが取れず、公開初日には映画を見られなかったことを述べています。


Even Japan's chief cabinet secretary is celebrating the film's success.
和文
日本の官房長官でさえ、映画の成功を祝っています。
解説
chief cabinet secretaryは、日本の「内閣官房長官」で、具体的には加藤勝信氏のことです。
celebrateは「祝う」、successは「成功」です。
加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で、自らも「鬼滅の刃」を見たことがあるとしたうえで、「メディア芸術はわが国が誇る日本文化として重要だ。引き続き、支援にしっかり取り組んでいきたい」などと述べました。


(Kato Katsunobu / Japanese Chief Cabinet Secretary)
"The entertainment industry is in a very difficult situation with this coronavirus pandemic. So to have a movie drawing a record number of people is, I think, a real boost to the cinema world."
和文
「エンターテインメント産業は、この新型コロナウイルスの世界的まん延によって非常に難しい状況にあります。よって、記録的な数の人々を引き付けている映画があるというのは、私が思いますに、映画界にとって本当に弾みになります」
解説
加藤官房長官の言葉を英訳したものです。
entertainment industryは「エンターテインメント産業、興行事業」です。
situationは「状況」です。
pandemicは「感染症の世界的まん延」です。
ここでのdrawは「集める、引き付ける、引き寄せる」という意味です。
boost to ...は「~への弾み、後押し」です。
映画産業は新型コロナウイルスの危機で揺らいでいるかもしれませんが、日本で興行成績の記録を更新している新しいアニメ映画の勢いは止まりません。劇場版「鬼滅の刃」(英語タイトルDemon Slayer)は、金曜日(10月16日)に公開されてからこれまでに、4,000万ドル以上(およそ46億円超)の興行収入をあげました。
この映画は人気漫画が原作で、およそ1世紀前の日本を舞台に、少年が鬼との戦いで活躍する様子を描いたものです。配給会社の東宝によりますと、公開初日から3日間で340万人以上の観客が、映画館でこの映画を見たということです。
観客の1人は、「公開初日に見たかったのですが、入れなかったんです」と話していました。
また、日本の(加藤勝信)官房長官も映画の成功を祝福して、「エンターテインメント産業はコロナ禍で大変厳しい状態に置かれています。そんな中で、記録的な数の人を引き付ける映画があるということは、映画界にとって本当に弾みになると思います」と述べました。