Since the outbreak began, more people in Japan have been choosing to make payments without using cash, and businesses have been trying to accommodate them.
和文
(新型コロナウイルス感染症の)大流行が始まって以来、日本ではより多くの人が現金を使わずに支払いをする選択をしていて、企業もそんな人々に対応しようと努めています。
解説
outbreakは、感染症などの「大流行」や、戦争や大事件などの「勃発」などを意味します。新型コロナウイルス感染症が世界的なニュースになって久しい現在では、初出であってもthe outbreakだけで意味が通じます。
paymentsは「支払い」という名詞ですが、「支払う」と言うときはmake paymentsで表せます。
accommodateは、日本人学習者には概念がつかみにくい動詞ですが、ここではキャッシュレス決済への要求に「対応する、適応する、受け入れる」といった意味です。

This restaurant in Tokyo says the ratio of cashless payments increased to 40 percent over the past week.
和文
東京のこのレストランによれば、キャッシュレス決済の割合は、この1週間で40%まで増加したということです。
解説
ratioは「割合、比率」です。the ratio of A to B「A対Bの比率」というように、具体的な数字を入れて使えます。
over the past weekは「この1週間で、過去1週間で」で、話題になっている時点から1週間遡ることを意味します。weekの代わりに、month「月」やyear「年」を使って応用することができます。
That's up from around 10 to 20 percent from before the state of emergency was declared in April.
和文
これは、4月に緊急事態が宣言される前の10%から20%程度(という割合)からの増加です。
解説
that's upのthatは、前のセンテンスの40%という数字を指しています。
ここでのupは「増加して、上昇して」という意味です。反義語は、down「減少して、下降して」です。
the state of emergencyは「緊急事態、非常事態」で、世界各国でこのような措置が取られて共通認識となったことから、英文ニュースでは頭文字を取ってSOEと省略される場合があります。本文ではthe state of emergency was declared「緊急事態が宣言された」ですが、「緊急事態宣言」という名詞で表現するなら、the state of emergency declarationで表せます。
The restaurant says it will introduce more ways to pay without cash.
和文
このレストランでは、現金を使わない、より多くの支払い方法を導入するとしています。
解説
introduceと聞くと「紹介する」という訳がまず思い浮かぶかもしれませんが、ここでは「導入する、取り入れる」です。ほかにも「(新製品などを)発表する」などの意味があります。
pay without cash「現金なしに支払う」は、このニュースのテーマであるcashless payments「キャッシュレス決済」を言い換えたものです。センテンス1では、make payments without using cash「現金を使わずに支払う」として出てきました。


(Hashimoto Kazumi / Owner)
"We don't know who has handled the cash, so this is very good for my shop. Cashless payments help reduce the risk of infection for employees."
和文
「現金は誰が触ったか分かりません。ですから、これは当店にはとても良いことです。キャッシュレス決済は、従業員が感染するリスクを減らす助けになります」
解説
飲食店のオーナーの言葉を英訳したものです。
ここでのhandleは「手で触る」という動詞で、現金を扱ううえで手で触ることを意味します。
help+動詞の原形(本文ではreduce「減らす」)で、「~する助けとなる」を表します。helpの次に人などを続けて、help+A(人)+動詞の原形「Aが~する助けとなる」という構文もよく出てきます。


A survey by the provider of a household financial app found that 40 percent of respondents said the outbreak had prompted them to use new ways to pay.
和文
家計簿アプリを提供する企業による調査で、回答者の40%が(新型コロナウイルス感染症の)大流行をきっかけに新たな支払い方法を使うようになったことが分かりました。
解説
providerは「提供する人」で、ここではアプリを提供する企業を示しています。具体的には、家計簿アプリを手がけるマネーフォワードがこの調査を行いました。
英語で「家計」は、household financesやhousehold expenses、domestic financesなどと表現します。「家計簿」なら、household accountsやdomestic accountsです。家計を扱うアプリなので、household financial management application softwareを短くして、household financial app「家計簿アプリ」としています。
prompt A to ...には「Aが~するように促す、Aに刺激を与えて~させる」などの意味があり、ここでは「(新型コロナウイルスの)感染拡大をきっかけに~するようになった」と述べています。

The health ministry recommends cashless payments as a way to prevent infections.
和文
厚生労働省は、キャッシュレス決済を感染防止の1つの方法として推奨しています。
解説
the health ministryは日本の「厚生労働省」のことで、正式英語名は、the Ministry of Health, Labour and Welfareです。ニュースの話題となる分野に合わせて、例えば労働問題が話題の場合はthe labour ministry、福祉が話題の場合はthe welfare ministryのように使い分けることがあります。
recommend A as Bは「AをBとして推奨する」です。
新型コロナウイルスの流行が始まって以来、日本ではキャッシュレス決済を選ぶ人が増えていて、企業もその対応に努めています。
東京にあるこのレストランでは、キャッシュレス決済の割合がここ1週間で40%まで増えましたが、4月に緊急事態宣言が出される前には10%から20%程度だったということです。レストランでは、キャッシュレス決済の手段をさらに増やす考えです。
レストランのオーナーの橋本和美さんは「現金は誰が触ったか分かりませんから、お店にとってとても良いことだと思います。キャッシュレス決済なら、従業員が感染するリスクを減らせますから」と話していました。
家計簿アプリを手がける企業が行った調査によりますと、回答者の40%が新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに(現金を避けて)新しい支払い方法を使うようになったことが分かりました。
厚生労働省は、感染を防ぐ方法のひとつとして、キャッシュレス決済を推奨しています。