A U.S. spacecraft with two NASA astronauts on board has successfully docked with the International Space Station.
和文
NASA=アメリカ航空宇宙局の宇宙飛行士2人を乗せたアメリカの宇宙船が、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功しました。
解説
NASAは、National Aeronautics and Space Administrationの頭文字で、「アメリカ航空宇宙局」のことです。
astronautは「宇宙飛行士」です。astro-は「星、天体」を意味する連結形(複合語・派生語の構成要素)で、astrologyなら「占星術」ですし、astronomerなら「天文学者」です。
(be) on boardは「(船・飛行機・列車などに)搭乗して」という表現です。aboardを使うこともあります。飛行機に乗るとよく、Welcome on board.「ご搭乗ありがとうございます」という機内アナウンスが流れます。また、企業を船に例えて、新しく入社した人に向けてWelcome on board.「我が社へようこそ」と言うこともあります。
dockは「(宇宙船が)ドッキングする」です。

The Crew Dragon, developed by U.S. firm SpaceX, docked on Sunday, about 19 hours after launching from Florida. It's the first private manned spacecraft to reach the ISS.
和文
アメリカの企業「スペースX」によって開発された「クルードラゴン」は日曜日、フロリダでの打ち上げから約19時間後にドッキングしました。「クルードラゴン」は、民間企業の有人宇宙飛行船として初めて国際宇宙ステーションに到達しました。
解説
Space X「スペースX」は2002年に設立されたアメリカのベンチャー企業です。2012年5月に民間企業として初めて、国際宇宙ステーション(ISS)に向けた無人補給機の打ち上げに成功して話題になりました。
launchingは「打ち上げ」です。
名詞manは、第一義的には「人」を意味します。「人を配置する、乗員を乗り込ませる」という動詞として使うこともあります。Checkpoints are manned by soldiers.と言えば「検問所には兵士が配置されている」です。本文のmannedは、形容詞で「有人の」です。反対に「無人の」は、unmannedで表せます。
ISSは、International Space Station「国際宇宙ステーション」の略称です。
The U.S. mission is also the first in nine years to use a domestically built rocket ship, following the retirement of the space shuttle fleet.
和文
今回のアメリカの宇宙飛行は、スペースシャトルの一団が退役してからの9年間で初めて国産ロケット船を使用した飛行でもあります。
解説
missionは「使命、任務」ですが、宇宙船などの「飛行(任務)」も意味します。
センテンス2のthe first ... to ...「初めて~する~」の応用形として、「X年間で初めて~する~」のパターンを覚えましょう。the first ... to ...に、in ...(またはsince ...)を続けます。例えば、the first Japanese team to win the cup in four decadesと言えば「40年ぶりに優勝杯を獲得した日本チーム」です。
retirementは「(人間の)定年退職」ですが、機器の「退役」という意味でも使います。
一団となって移動したり、1つの組織が所有する車両や船舶や航空機を、fleetと言います。例えば、fleet of fishing boatsなら「漁船団」です。ここではNASAがスペースシャトルとして運用してきた5つの実用機(「コロンビア」「チャレンジャー」「ディスカバリー」「アトランティス」「エンデバー」)をまとめて、the space shuttle fleet としています。2011年7月に「アトランティス」が最後のミッションから帰還し、スペースシャトルは退役しました。

NASA astronauts Bob Behnken and Doug Hurley received a big welcome from ISS crewmembers.
和文
NASAのボブ・ベンケン宇宙飛行士とダグ・ハーレー宇宙飛行士は、国際宇宙ステーションの乗組員から大歓迎を受けました。
解説
2人の宇宙飛行士の名前は、Robert Louis Behnken(ロバート・ルイス・ベンケンさん)とDouglas Gerald Hurley(ダグラス・ジェラルド・ハーレーさん)ですが、ここでは愛称のBob(ボブ)とDoug(ダグ)で呼ばれています。
receive a big welcome from ...は「~から大歓迎を受ける」です。
crewmemberは「乗組員」で、メンバーの一人ひとりを表します。
This journey is the final test for the Crew Dragon. NASA said if it's a success, it will carry out the first operational phase launch on August 30.
和文
今回の旅は、「クルードラゴン」の最終テストです。NASAは、これが成功すれば、8月30日に初めて運用段階での打ち上げを行うと述べました。
解説
「~は成功した」と言うとき、形容詞successfulを使うこともできますが、本文のように名詞success で表現する方法もあります。The meeting was a success.なら「会議は成功だった、会議は成功した」です。
carry outは「実行する」という句動詞です。
今回はクルードラゴンの最後の試験として、初めて宇宙飛行士を乗せて宇宙ステーションにドッキングしました。試験飛行全てに成功すると、クルードラゴンはoperational phase「運用段階」に入ります。
Japanese astronaut Noguchi Soichi will be among the crew.
和文
日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも、そのときの乗組員に含まれます。
解説
センテンス4にはcrewmember「乗組員」が出てきましたが、crewは、船・飛行機・宇宙船などの乗務員や、特定の仕事に共同で取り組む人たちの一団を指す集合名詞です。例えば、ambulance crew「救急隊」、camera crew「撮影班」のように使います。
ちなみに、センテンス2にはman「人」から派生したmanned「有人の」という語が出てきましたが、同じように、crewから派生したcrewedも「有人の」という意味で、crewed spacecraftなら「有人宇宙船」です。
NASA=アメリカ航空宇宙局の宇宙飛行士2人を乗せたアメリカの宇宙船が、ISS=国際宇宙ステーションへのドッキングに成功しました。
アメリカの企業「スペースX」が開発した「クルードラゴン」は、日曜日(5月31日)、フロリダから打ち上げられたおよそ19時間後にドッキングしました。民間の有人宇宙船が国際宇宙ステーションに到達したのは、これが初めてです。また、アメリカが国産の宇宙船を使って宇宙飛行を行うのは、スペースシャトルの退役以来9年ぶりのことです。
(宇宙ステーションに到着した)NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケンさんとダグ・ハーレーさんは、国際宇宙ステーションの乗組員から大歓迎を受けました。
今回の旅は「クルードラゴン」の最後の試験飛行で、NASAでは、これが成功すれば、運用段階の最初の打ち上げを8月30日に行うと話しています。そのときには、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも乗組員として加わります。