Healthcare workers in Japan fighting against the coronavirus received an unusual show of gratitude on Friday from the sky.
和文
新型コロナウイルスと闘う日本の医療従事者が、珍しい形の感謝を金曜日に空から受け取りました。
解説
healthcare workerは「医療従事者」です。医師や看護師をはじめ、検査技師、薬剤師など、医療に携わる人たち全てを含みます。類似表現としてmedical workerがあり、センテンス2に登場します。
fight against ...は「~(病気や困難など)と闘う」という表現です。
この文は、fighting against the coronavirusをカッコに入れて読むと理解しやすくなります。
unusualは「普通ではない、珍しい、格別な、並外れた」などの意味です。
gratitudeは「感謝」です。
receiveは「受け取る」で、空から示された感謝を受け取ったとなります。なぜ「空から」なのかは、次のセンテンスで明らかになります。

The Japanese Air Self-Defense Force's aerobatic team staged a flyby over Tokyo as a mark of respect for medical workers.
和文
日本の航空自衛隊のアクロバット飛行チームは、医療従事者に敬意を表するため、東京の上で低空の儀礼飛行を行いました。
解説
the Japanese Air Self-Defense Forceは「航空自衛隊」のことです。正式な英語名称はJapan Air Self-Defense Forceで、JASDFと略されます。
aerobatic teamは「アクロバット飛行隊、曲芸飛行隊」で、具体的には航空自衛隊の「アクロバット飛行チーム」です。
ここでのstageは「開催する、行う」という動詞です。
flybyは「低空飛行」です。米空軍ではflyoverとも言い、「儀礼のための低空飛行、儀礼飛行、パレード飛行」のことです。英国空軍では、fly-pastと言います。
as a mark of respectは「敬意を表して」です。
Six aircraft from the Blue Impulse team flew over hospitals that are treating coronavirus patients.
和文
「ブルーインパルス」チームの6機は、新型コロナウイルス感染症の患者を治療している病院の上空を飛行しました。
解説
aircraftは、複数形でもaircraftです。同じ使い方をする名詞に、spacecraft「宇宙船」があります。
Blue Impulse「ブルーインパルス」は、航空自衛隊のアクロバット飛行チームの名前です。
fly overは「上空を飛ぶ」です。
ここでのtreatは「治療する」という意味です。名詞は、treatment「治療」です。
patientは「患者」です。ちなみに「入院患者」なら、inpatientと言います。


(Spectator)
"I'm really touched! It's a reward for my efforts."
和文
「すごく感動しました!頑張ったのが報われました」
解説
ブルーインパルスを見た医療従事者の言葉を英訳したものです。実際の発言は「すごく感動しました。頑張って良かったと思います」というものでした。
touchedは、形容詞で「感動した、ジーンとした」です。
a rewardと可算名詞なので、「(行為に対する)報い」という意味です。動詞rewardなら「~に報いる、褒美を与える」です。
effortは「努力」ですが、ここでは複数形のeffortsですので、「奮闘、頑張り」といったニュアンスです。


The Air Self-Defense Force says this is only the third time that the team has staged an aerial display over central Tokyo.
和文
航空自衛隊によりますと、チームが東京都心上空で展示飛行をしたのは、今回がまだ3回目とのことです。
解説
aerialは「航空の、空中の」、displayは「展示」です。
ブルーインパルスが東京の都心上空で展示飛行をしたのは、昭和39年の東京オリンピック開会式と、平成26年の国立競技場の改築に伴うお別れイベントに次いで、今回が3回目でした。河野太郎防衛大臣が公式サイトで報告したところによりますと、今回の飛行は河野大臣の指示で行われ、燃料費やスモーク用の発煙油などの経費は合計約360万円だということです。
Many people in and around the capital watched the spectacle from the streets or the tops of buildings.
和文
首都(東京)およびその周辺では、多くの人々が道路や建物の屋上から、目をみはるようなこの光景を見ていました。
解説
in and around ...は「~とその周辺で」という表現です。
spectacleは「ショー、イベント、見世物、目をみはるような光景や眺め、壮観」という意味です。
ブルーインパルスは5月29日午後0時半すぎ、埼玉県入間基地から6機が編隊を組んで飛行し、都心上空の高度1,000メートルほどに、スモークを使って白いラインを浮かび上がらせました。また、基地に戻るときには、モールス信号のTU(Thank you)と解読できるスモークを出したと伝えられています。
新型コロナウイルスと闘う日本の医療従事者が金曜日(5月29日)、珍しい形の感謝を上空から贈られました。
日本の航空自衛隊のアクロバット飛行チームが、医療従事者に敬意を示すため、東京の低空を飛ぶ儀礼飛行を披露しました。「ブルーインパルス」チームの6機が、新型コロナウイルスの患者を治療している病院の上空を飛行したもので、この様子を見た病院関係者は「とても感動しました。頑張ったのが報われました」と話していました。
航空自衛隊によりますと、ブルーインパルスによる東京都心上空での展示飛行は、今回で僅か3回目だということです。首都・東京やその周辺では多くの人々が、道路や建物の屋上から、この壮大なショーに見入っていました。