
“思い出の建物”消えていいですか?問われるニッポンの建築文化
いま、懐かしの建物、思い出の建物が全国各地で取り壊しに…。「中銀カプセルタワービル」や「東京海上日動ビル」など、名建築が次々と姿を消しています。維持管理や耐震対策など、多額の費用が所有者にのしかかる背景も。そうした中、私財を投じて名建築の再生に取り組んだ俳優・鈴木京香さんの取り組みや、宿場町の街並みを住民主体で守った兵庫・丹波篠山の事例も紹介。歴史的建造物の継承はどう ...
いま、懐かしの建物、思い出の建物が全国各地で取り壊しに…。「中銀カプセルタワービル」や「東京海上日動ビル」など、名建築が次々と姿を消しています。維持管理や耐震対策など、多額の費用が所有者にのしかかる背景も。そうした中、私財を投じて名建築の再生に取り組んだ俳優・鈴木京香さんの取り組みや、宿場町の街並みを住民主体で守った兵庫・丹波篠山の事例も紹介。歴史的建造物の継承はどう ...
観光客が来てくれるのは嬉しいけれど、“集まりすぎる”と…。新型コロナの行動制限や水際対策が緩和され、国内外から例年を上回る人出が見込まれる大型連休。人気スポットに集中する観光客によって交通渋滞や大行列、ゴミの散乱や迷惑行為など地域への悪影響の懸念が広がっています。世界各地で深刻化する「オーバーツーリズム」。観光を持続可能なものにする秘策とは?大型連休中の人気観光地、京 ...
各地で増え続ける日帰り温泉入浴施設。今や7800施設に上る一方、各地の温泉では、湯量の減少やお湯の温度の低下といった“異変”が報告されています。地下1000mから温泉をくみ上げてきた青森の入浴施設では十分な湯量が得られない状況に陥り、廃業を決断。さらに大分県別府市では、市内の温泉を調査したところ、広い範囲で湯温の低下が起きる可能性も明らかに。わき出る温泉を使いすぎず上 ...
高速道路の利用者に食堂や給油所を提供するサービスエリア。今、観覧車や天然温泉が併設されるなど大きな変貌を遂げています。民営化によって競争が激化し、他との差別化のため地元の特産品をそろえるなど、地域密着型のサービスエリアが急増。地域経済の活性化にもつながっています。一方で採算のとれないガソリンスタンドの廃止が相次ぎ、150キロ以上給油できない区間もあるなど課題も。サービ ...
この夏、旅行か自粛か、迷う人も多いのでは…。取材班は旅館や観光バス会社に密着。不安定さを増す客足に、これまでのように人件費を抑えて“守り"を続けるのか、人手を増やして“攻め"に出るのか、“ギアチェンジ"の難しさに直面していました。こうしたなか、バス会社の社長は思わぬ策に打って出ました。旅館では支配人が二足のわらじ作戦を決断。第7波で再び翻弄されている観光業。打開策はあ ...
賃金が上がらず、歴史的な円安も重なり“安い"と言われる国になった日本。その光と影を2夜に渡って見つめます。世界的に“お買い得"と見られる「不動産」に、いま外国人からの買い注文が殺到。購入の希望は中国だけでなく、東南アジア各国からも。象徴の一つが観光地。新型コロナの影響、国内需要の衰退に直面する事業者には、海外からの投資は救世主である一方、地元では“思わぬ事態"も…。世 ...
例年は大型連休のある5月が一番のかき入れ時の動物園。ことしは緊急事態宣言で休業を迫られるなど、各地で厳しい状況に陥っている。さらにこれまで大事にしてきた「動物とふれあい、命のぬくもりや大切さを伝えること」が感染対策で難しくなり、存在意義が揺らぐ事態に。また海外からの動物の輸送停止で繁殖活動にも影響が及び、「今までのような動物園の姿を維持するのが難しい」という声もあがっ ...
新型コロナの感染拡大を防ぐため、あらためて注目される「PCR検査」。発症した人だけでなく、症状のない“無症状”の人も含め、幅広く検査を行うことで、感染の拡大を防ごうという取り組みが始まっている。去年10月からPCR検査を希望する高齢者施設の職員や出入り業者などを対象に、症状の有無にかかわらず検査を始めた世田谷区。宿泊業者を中心に広く検査を実施する観光地・栃木県那須塩原 ...
新型コロナウイルスの影響による業績の悪化が打撃となり、休業や廃業に至る企業が相次ぐ中、地域の経済や文化を支えてきた老舗の「100年企業」までもが危機に瀕していることが分かってきた。山形市の創業135年の老舗漬物店は、新型コロナによって観光需要が激減したことから、やむなく廃業を決断した。この漬物店の土蔵を改装したレストランは、地元の映画祭などにも使われる交流拠点として人 ...
新型ウイルスで観光地から人が消えた大型連休…「100年に一度」の危機に、観光のトップはどう立ち向かうのか。星野リゾートの星野佳路代表は、仕事を失ったホテルの従業員が人手不足の農家を手伝うなど、雇用を維持しながら地域の魅力を再発見する取り組みを進める。大阪観光局の溝畑宏局長は、地域の飲食店やエンタメ業界の悲痛な叫びを受け止めながら、知る人ぞ知る郊外の観光地の掘り起こしを ...
今や日本を訪れる外国人の数は世界上位!でも消費金額は、世界で「50位前後」という厳しい現状…というわけで盛り上がっているのが「ナイトタイムエコノミー」。外国人観光客の「終電が早くて遅くまで楽しめない!」「文化・芸術を夜楽しめる場所がない」という不満に応え、夜に和太鼓ショーや能を開いたり、街に「夜の観光大使」を置くなどして、夜間の消費を増やそうという動きです。「治安が乱 ...
円安の追い風などで去年日本を訪れた外国人旅行客は過去最高の1341万人を記録した。政府は成長戦略の要として2020年までに2000万人を呼び込む目標を掲げている。そうした中、観光庁は、外国人観光客の行動や嗜好を分析する新たな取り組みを開始。スマートフォンのアプリを使い、5000人以上の外国人観光客の位置情報を本人の同意を得て収集、行動パターンの詳細な分析を開始した。明 ...
富岡製糸場が世界遺産登録に決まって以来、日本各地では、産業遺産や物づくりの現場を観光資源として活用する”産業観光”の動きが加速している。国も歴史的に意義ある産業施設1115か所「近代化産業遺産」として認定し、地域再生の起爆剤として期待を寄せる。中でも注目されるのが鉱山の町・秋田県小坂町だ。企業と自治体が協力し、全盛期の施設や鉱山鉄道を産業遺産として保存。地場産業の歴史 ...
熱海、鬼怒川…、日本有数の観光地が、観光客の激減で、軒並み大打撃を受けている。日本人の旅のスタイルが変化し、団体客が大きく落ち込んだためだ。かつて年間450万人もの観光客を誇った熱海の場合、年間290万人に激減、ホテルや旅館は閉鎖が相次いでいる。そんな中、各地の観光地では生き残りをかけ、外国人旅行者に狙いを定め、激しい争奪戦を展開している。中でもターゲットになっている ...
合掌集落で知られる世界遺産の岐阜県・白川村。観光シーズンの週末は、人口2000人の村に3000台以上の車が押し寄せる。住民の生活や安全が脅かされている。一方、神奈川県・鎌倉市でも慢性的な渋滞に悩まされている。今、観光地は車両規制への模索を始めている。番組では、観光地の渋滞をどう解決していくのか、その対策と課題を検証する。
この秋、東京発北海道2泊3日が3万円台、温泉地の一流旅館でも1泊1万円以下という国内の格安ツアーが次々と登場している。国内旅行の価格低下はなぜ起きているのだろうか。過熱する値下げ競争の背景を探る。