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農業(28件)の放送記録

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2023年11月8日(水)

“性の違い”がイノベーションに 病やけがのリスクを減らせ!

今、男女の違いを科学的に分析することで社会を変えようとする“ジェンダード・イノベーション”が注目を集めています。医療分野では、男女でなりやすい病気に違いがあることが明らかに!自動車業界では、衝突実験を、女性の体を忠実に再現したダミー人形で行うなど、事故リスクの低減につなげています。さらには、女性にだけ効く新薬の開発やスポーツシューズの改良まで。誰もが生きやすい社会につ ...

2023年8月29日(火)

コメも野菜も...“国産”に危機!?▽ある農作物を求め行列が

「このままでは農業を続けられない」と、ある農家は涙を流しました。9割を輸入に頼る化学肥料がこの3年で1.7倍に高騰。6月の時点で肥料の支払いが去年分を超える農家も・・・。2022年12月に行われた調査では農業法人の半数が赤字経営に陥ったと回答しました。迫られる持続可能な農業への転換。今、世界の市場規模が14兆円を超える有機食品に注目が集まります。高温多湿の日本では難し ...

2023年1月23日(月)

“牛乳ショック”値上げの舞台裏で何が

身近な牛乳をめぐって、いま“異変”が―。私たちが直面する牛乳・乳製品の値上げ。背景にあるのは世界的な飼料高騰です。エサを輸入に依存してきた日本の酪農はかつてない危機に直面。「生き延びられないかも」と語る大規模酪農ファーム経営者。1頭10万円だった子牛が500円に…。廃業せざるをえない若き酪農家たちも。生産のために必要な物資の多くを海外に依存する現実、そして価格に転嫁で ...

2021年5月26日(水)

グローバル企業にも負けない!? 世界で注目の働き方

働くみんなでお金を出資して、事業を立ち上げ、みんなで経営方針を話し合っていく「協同労働」という働き方が注目されている。コロナ禍で職を失っていた若者は、協同労働で自分にあった職に出会い、労働意欲や将来への希望を手に入れた。世界では、タクシー運転手や、ホームクリーニング業の人々、フリー演奏家などさまざまな職種で協同労働を始める動きが起きている。「協同労働」は、コロナ禍で閉 ...

2020年10月28日(水)

コロナ後の豊かな暮らしとは? 見直される“小さな農業”

いま、大規模集約型ではなく、家族規模で営む中小規模の“小さな農業”が注目されている。コロナ禍で食への関心が高まった消費者と、SNSやインターネットなどを介して双方向のつながりを築き、環境や健康への配慮から農薬や化学肥料を使わず育てた野菜を届けたり、野菜のおいしい食べ方など“農家の知恵”を教えたりして、利益を得る農家が支持されているのだ。こうした農家に共通するのは、必要 ...

2020年10月22日(木)

世界でどう闘う?農産物のJAPANブランド ~求められる新戦略~

実りの秋。「おいしい」「見た目も美しい」を武器に世界の消費者にアピールしてきた農産物の「JAPANブランド」。ところが今、世界の新たな潮流に直面している。その1つが、EUを中心にアジアなどでも進む農薬の使用基準の強化。多様性に富んだ農作物を生産する日本が、コストと品質を維持するために日常的に使ってきたものが、海外では規制の対象になるケースが出てきている。除草剤をめぐっ ...

2016年11月29日(火)

究極の牛肉!? 悦楽の世界へようこそ

野菜も魚も高騰、売り上げが軒並み伸び悩む食の世界で、いま、一人勝ちなのが「お肉」の消費!そのけん引役は、赤身の牛肉。昔は「パサパサで固い」と不評だったが、今や「歯ごたえがあってヘルシー」。スーパーや飲食店は仕入れに奔走、産地では増産の動きが相次いでいる。一方、根強い人気の「霜降り」と赤身の“いいとこ取り”をした品種改良も始まった。世界では、再生医療の細胞培養テクノロジ ...

2011年11月7日(月)

黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴

黒毛和牛のオーナーを募り、高利の配当をアピールして7万人を超える市民から出資金を集めたまま倒産した『安愚楽牧場』(栃木・那須塩原)。負債額は4300億円にのぼり、出資金が戻ってくる目処もたっていない。今、全国12カ所で被害対策弁護団が結成。弁護団は、徹底的に返済を求めていく構えだ。被害は消費者だけでなく、畜産農家にも広がっている。14万頭の黒毛和牛を保有するという安愚 ...

2011年7月25日(月)

牛肉になぜ ~広がる放射能汚染~

牛肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題。えさとして与えられた稲わらが原因と見られ、その後、放射性物質を含んだ稲わらが全国で次々と見つかっている。いま各地で牛肉の買い控えが起き、牛肉の価格は一気に暴落。生産者への影響は深刻だ。原発事故のあと屋外で保管されていた稲わらが危険だという国の通知を知らず、汚染されたわらを購入していた農家は、牛の大量処分を余 ...

2005年12月14日(水)

アメリカ産牛肉 安全をどう確保するのか

一昨年から禁止されてきたアメリカ産牛肉の輸入が再開される事が決定した。その決め手となったのは、食品安全委員会の「米国産牛肉のBSEに感染するリスクは国産牛肉と同等」とする答申。しかし、その安全性について日本の消費者の不安は拭いきれていない。輸入再開にあたり答申に記載された日本側の輸入条件は2つ。(1)生後20カ月以下の牛で(2)特定危険部位を確実に取り除くこと。アメリ ...

2005年11月8日(火)

鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う

この夏、茨城県などで鳥インフルエンザの感染拡大が判明。 約156万羽が殺処分となった。確認されたウイルスは弱毒型。去年、京都府などで猛威をふるった強毒型と違い、ニワトリが死ぬなどの激しい症状はほとんどないが、それだけに気づかぬうちに感染が広がるのが特徴。感染を繰り返す過程で人にもうつる強毒型に変異する恐れがあったと専門家は指摘する。さらに波紋を広げているのが、今回のウ ...

2004年8月3日(火)

見直される牛肉のBSE対策

日本でBSE感染牛が出て3年、その対策が今大きく見直されようとしている。今月、国の食品安全委員会が「全頭検査」について、若い牛では病原体プリオンを検出できず、限界があるとする報告書案を示した。 BSE研究が進む海外、例えばイギリスの研究機関でもこの夏、プリオンは牛の生後6ヶ月で早くも腸の一部に蓄積されていくというメカニズムが12年に及ぶ実験で明らかになり、脳を調べる ...

2004年6月14日(月)

“食肉のドン”の犯罪 ~牛肉偽装事件~

大阪を本拠地に全国に拠点を持つ食肉卸の大手・ハンナンの元会長で、業界で絶大な影響力を持つことから「食肉のドン」と呼ばれてきた浅田満容疑者が逮捕された。BSE対策の国の買い上げ事業を悪用し、これまでの牛肉偽装事件とは桁違いの50億円もの金を不正に手に入れたと見られている。 警察の調べによると浅田元会長は、輸入肉や加工された肉、それに内臓まで買い集めて買い上げ対象の肉と ...

2004年2月4日(水)

感染拡大 鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザの被害がアジア全域に広がっている。 発生が確認されたのは日本、韓国、ベトナムなど10の国と地域。特にベトナムとタイでは、ヒトへの感染も確認され、すでに10人を超す人が犠牲になった。WHOでは現地に専門家チームを派遣し実態調査を行っている。もともとヒトには感染しにくいとされていた鳥インフルエンザウイルス。しかし、専門家はトリやヒトへの感染が続くと、この ...

2004年1月22日(木)

アメリカ牛肉 輸入は再開されるのか

アメリカでBSEに感染した牛が見つかって一ヶ月。年間33万トン、国内消費の4分の1以上を頼ってきた米国産牛肉の輸入を、日本政府はいち早く停止した。スーパーなどの小売りにとどまらず、外食産業や、原料として使っていた加工食品や医薬製品にまで影響は広がっている。特に日本の米国産輸入牛への依存度を象徴するのが、低価格化路線で業界トップを独走してきた牛丼チェーン・吉野家だ。 ...

2003年5月15日(木)

どうする“クローン牛”の食品化

優良な肉牛や乳量の多い牛を大量に生産しようという「体細胞クローン牛」について、厚生労働省の研究班は4月、「安全性に基本的に問題はない」とする報告書をまとめた。 98年以来、全国40施設で330頭以上が誕生してきたが、死産や生まれて間もなく死亡する牛の割合が通常の数倍になることから、実際の流通をめぐっては、現場で大きく意見が分かれている。中でも日本有数のブランド牛松阪 ...

2002年10月23日(水)

保証します“ホンモノ”の松坂牛 ~広がる牛肉の認証制度~

BSEの発生や産地偽装などで、大きく価格と消費量が落ち込んだ牛肉。今年8月に、最上級品とされる「松坂牛」が、消費者の信頼を取り戻そうと新しい「認証制度」をスタートさせた。 これまで「松阪牛」は、生産者や卸売業者などの間で「定義」が異なり、紛らわしい呼称や他産地の牛肉の混入を防げなかった。そこで今回、松阪周辺22市町村で育てデータベース登録した和牛だけを「松阪牛」とし ...

2002年1月31日(木)

牛肉偽装・密室の工作を追う

雪印食品がBSE、いわゆる狂牛病対策の国の買い取り制度を悪用して、輸入肉を国内産の牛肉として買い取らせていた事実が発覚してから1週間。ラベルなどに頼らざるを得ない消費者は、食への信頼を完全に裏切られ、怒りの声が高まっている。 こうした牛肉の販売をめぐる不正は、当初発覚した関西支店だけでなく、広範囲にしかも日常的に行われていた疑いが強まってきた。その手口は巧妙で多岐に ...

2001年12月6日(木)

狂牛病・信頼をどう取り戻すか

狂牛病に感染した2頭目3頭目の牛が見つかった。牛はどのようにして感染したのか調査が進められている。食肉になる全ての牛を検査し、市場に出る肉の安全を確保する体制が出来て1か月半、牛肉の売れ行きは、依然低迷している。狂牛病で牛肉の消費が落ち込んだヨーロッパでは、全ての牛に番号を付け、農家から食卓までたどれるシステムを作り上げた。日本でも牛肉の安全に関する情報を消費者に分か ...

2000年8月23日(水)

見直されるか加工乳 牛乳

雪印乳業の食中毒で大阪工場のずさんな衛生管理の実態が明らかになり、大樹町工場でつくられた脱脂粉乳から黄色ブドウ球菌の毒素が検出され、とりわけ加工乳、乳飲料に対する消費者の信頼が大きく損なわれている。厳密にいえば、食中毒を引き起こしたのは牛乳ではなく、加工乳や乳飲料であった。今、消費者の間から、牛乳・加工乳・乳飲料の成分がはっきりと分かる表示を求める声があがっている。

1998年7月22日(水)

最高級霜ふり肉を作り出せ ~密着・クローン牛誕生~

今月5日、石川県の畜産総合センターで生まれたクローン牛の「のと」と「かが」。親牛の1個の細胞から作り出された、親と全く同じ遺伝子を持つ世界初のクローン牛。世界中に衝撃を与えたクローン羊「ドリー」の誕生から2年、日本各地では今、続々とクローン牛の誕生が予定されている。日本のクローン技術の進歩の裏には、どこよりも高級なしもふり肉を産み出そうとする畜産業界のし烈な競争があっ ...

1996年4月8日(月)

広がる不安・狂牛病“感染の謎”

牛の脳がスポンジのように穴が開き神経がマヒして死亡する狂牛病が英国を中心に広がり、英国政府はこのほど、生後30か月以上のすべての牛、400万頭を処分すると発表した。正式には牛海綿状脳症と呼ばれる狂牛病とは一体どのような病気なのか、種を超えて牛から人間へ感染するものなのかどうか、牛肉の「輸出禁止」をめぐる英国政府とEU諸国の動きなどを伝える。