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がん(36件)の放送記録

新しい記録から見る
2024年1月16日(火)

シリーズ 新時代へのエール① 自分を見つめ踏み出す一歩を 作家・西加奈子

作家・西加奈子さんが語る“新時代へのエール”。カナダ・バンクーバーでの乳がん治療の体験をつづった自身初のノンフィクションがベストセラーに。その体験やこれまでの記憶を種に書かれた短編集も、多くの読者の心を打ち続けています。「あるべき姿」に縛られ息苦しさを感じる今の時代にこそ、「ありたい姿」や幸せのをかたちを捉え直すことが必要だという西さんの思いとは。タレント・俳優の長濱 ...

2022年7月25日(月)

ウイルスの力を病気を治す力へ~がん・難病治療の新戦略~

新型コロナの感染爆発で示されたウイルスの力。今さまざまなウイルスの力を逆に利用した新しい治療法の実用化が始まっています。最大の標的はがん。東大で開発された特殊なウイルスは、がん細胞の中でのみ増殖して破壊。副作用も少なく、あらゆる固形がんの治療に応用できる可能性があるといいます。血液がんでもウイルスを使って免疫細胞の攻撃力を高める新治療に成果が。また小児の難病治療でもウ ...

2022年6月20日(月)

腸内細菌の知られざる力 体質改善からがん治療まで最新情報!

人の腸内に広がる100兆もの腸内細菌。そのパワーを健康に生かす最新研究を徹底調査。新型コロナの重症化リスクの軽減、がん治療薬の効果促進、その可能性は急速な広がりを見せています。細菌の検査を定期的に行って食生活を見直す人や、細菌を移植して体質改善をはかる人も登場。腸内細菌をコントロールしながら健康を維持するにはどうすればいいか?ヨーグルトの効果は?みなさんの疑問に答えな ...

2020年2月5日(水)

がんを乗り越え、命を授かる ~若い世代のがんと生殖医療最前線~

「AYA世代」と呼ばれる15歳から39歳の若い世代。毎年その内の2万人以上ががんと診断されている。この世代が、がんの治療と同時に直面するのが、“不妊のリスク”の問題。抗がん剤や放射線治療の副作用で、男女問わず生殖機能に影響が出る場合があるためだ。進行の早いがんの場合、治療は一刻を争う。すぐに治療を始めるのか、それとも、“未来の命”の可能性を守る手立てを探るのか。短い期 ...

2019年11月21日(木)

現役世代のがん治療 “魔の不安定期間”をどう乗り越える?

2人に1人が“がん”になる時代。患者の3分の1が“現役世代”だ。いま、“がん”と告げられた後、適応障害やうつ病を発症し治療に影響が出るケースが多発していることが分かってきた。医師たちは、心が不安定になる告知後の“魔の不安定期間”の過ごし方次第で、その後が大きく変わると指摘する。番組では“不安定期間”を乗り越えていこうとする、ある40代夫婦に告知から密着。“がん”と告げ ...

2018年12月3日(月)

相次ぐ“がん見落とし” 助かる命を失わないために

X線やCT、MRI…体の中を見る医療技術の進歩はがんの早期発見を可能にした。しかしその陰で、「見落とし」が相次いでいる。専門医が画像を見ていなかったケースや、主治医が報告を読んでいなかったケースなど。死亡した患者もいることから、「重大な課題」とする医学会。再発防止を進める医療現場を取材すると、簡単に解決出来ない現実も見えてきた。私たち、検査を受ける側が出来ることを含め ...

2018年10月15日(月)

乳がんを乗り越える!

急増する「乳がん」。今や11人に1人がかかると言われる。一方、医療の発達で生存率は上昇。このことは、再発や転移の不安を抱えながら、長期にわたり、乳がんと共に生きることを意味している。今回、SNSなどを通じて募集した声には、乗り越えるヒントがあった。みんなで乳がんを学び、母を支える家族。最新医療で子どもを授かった女性。彼女たちを取材することで見える秘策とは? 専門医の知 ...

2018年6月5日(火)

“最先端”がん治療トラブル

“最先端”を掲げ、高額な料金がかかるがん治療で、トラブルが起きている。ネット上には “樹状細胞”“遺伝子治療”“NK細胞”など話題の医療用語をちりばめ、患者に期待を抱かせたり、事実と異なるウソや大げさな表現の広告が少なくない。ところが、そうした治療は大半が、有効性や安全性が十分に確認されておらず、保険も使えないものだという。わらにもすがる思いの患者たちは、玉石混交の「 ...

2017年5月9日(火)

がんや認知症も!? コワ~い“男の更年期障害”

「疲れがとれない」「やる気がでない」「イライラする」…、今そんな症状に襲われる中高年の男性が増えているという。実はこれら、男性ホルモン「テストステロン」の減少がもたらす「更年期障害」が疑われる症状。最新の研究では潜在患者600万人。深刻なケースでは「認知症」「うつ」「心臓病」などを引き起こすこともある「現代病」であることが分かってきた。働き盛りの男性を襲う意外なピンチ ...

2016年2月9日(火)

がんを“生ききる”~残された時間 どう選択~

今年1月にがんで亡くなった研究者・澤昭裕さんの選択が話題を呼んでいる。終末期において、最後の原稿を仕上げることを決意。医師や妻と治療方針を詳細に詰め、意識をなるべく明朗に保つために敢えて緩和ケアを抑制し、完成2日後に亡くなった。同様に、アルバム発表直後に亡くなったロックスター、デビッド・ボウイや、残される一人娘のためにみそ汁の作り方を伝えた母親など、それぞれのやり方で ...

2015年10月27日(火)

がん治療が変わる ~日本発の新・免疫療法~

日本人の2人に1人がかかり、3人に1人が命を落とすと言われる「がん」。このがん治療が、大きな転換点を迎えている。画期的な治療薬、「免疫チェックポイント阻害剤」が登場したのだ。いわゆる免疫療法の一種だが、従来のものとは逆の発想から生まれた。これまでの免疫療法は免疫細胞の攻撃力を高める、いわばアクセルをかける働きが中心だったが、この阻害剤では免疫細胞にかけられた「ブレーキ ...

2015年6月30日(火)

あなたのがん 見つけます ~超早期治療への挑戦~

国民の2人に1人がかかる、がん。そして、アルツハイマー病。こうした病気を、ごく初期のうちに見つけ、治療につなげようとする技術が、広がろうとしている。国立がん研究センターは、7万人のがん患者の血液を分析し、がん細胞が出すマイクロRNAという物質を検知する技術を確立した。ステージ0での「超早期発見」を目指しており、研究段階だが、乳がんでは90%以上の確率での発見が可能にな ...

2014年10月6日(月)

“がんリハビリ”最前線 ~社会復帰への挑戦~

医療の進歩により、がん患者の生存率は飛躍的に向上し、2015年には日本のがん生存者は500万人を超えると言われる。しかし、治療後の社会復帰は、思うように進んでいない。復帰を阻む理由の一つが、がんの進行や治療に伴う「後遺症」。手足の機能障害などに苦しみ、働き続けることを断念する患者も少なくない。そうした中、注目されているのが「がんのリハビリテーション」だ。治療の前後から ...

2013年9月19日(木)

がん“根治”の時代は来るか ~“がん幹細胞”研究最前線~

「5年生存率は20年後に80%になるかもしれない。がん幹細胞の発見は大きく寄与するはずだ。」(国立がん研究センター研究所長)。いま、がん幹細胞と呼ばれる特殊な細胞の発見によって、がん治療が大きく変わろうとしている。がん幹細胞とは、あたかも“女王蜂”のように、がん細胞を次々と生み出し腫瘍をつくる、親玉的な細胞だ。しかも、がん幹細胞には抗がん剤が効かない。一度は治ったと思 ...

2013年2月25日(月)

がんになっても子どもが欲しい

国民の2人に1人がかかる「がん」。治療技術が進む中、がんになっても子供が欲しいと願う患者が増えている。しかし、がん患者が妊娠・出産するには難しい問題がある。抗がん剤の副作用などで生殖機能がダメージを受け、若くして閉経したり、生殖機能が低下するなど、深刻な悩みを抱える患者が少なくないのだ。患者の命を守りながら、新たな命を生みだすため、がん専門医と産婦人科医が連携し、治療 ...

2012年9月26日(水)

知らされなかった危険 ~胆管がん 相次ぐ死亡報告~

大阪の印刷会社で複数の従業員が化学物質の影響で胆管がんにかかり、死亡していた問題が発覚して4カ月。17年間で14人の発症と、7人の死亡が確認された。厚生労働省の緊急調査では、全国で少なくとも34人が胆管がんを患っていたことも分かった。欧米では20年以上前から危険な化学物質の管理と危険情報の公開を徹底してきたが、日本は大きく立ち遅れている。従業員は危険を知らされないまま ...

2011年7月26日(火)

変わる「がん医療」の現場

日本のがん医療の抜本改革を目指した「がん対策基本法」制定から5年。その成果として、医療の現場に劇的な変化が起こっている。全国にがん医療の拠点病院の整備が進み、数年前まで、地方では圧倒的に立ち後れていた放射線治療が新たな治療の根幹に加わる一方、これまで終末期の患者にしか適用されなかった、痛みや精神面の苦痛をとる緩和ケアの導入も、一気に広がった。新たな取り組みは、併用する ...

2011年1月31日(月)

小児がん 新たなリスク

子どもが亡くなる病気で最も多い小児がん。かつては不治の病とされていたが、医学の進歩によって、長期に生存できる子どもも増えている。しかし、命を取りとめても、抗がん剤や放射線に治療によって、成長後に「晩期合併症」と呼ばれる重い後遺症や障害を発症する実態が明らかになってきた。推計10万人といわれる小児がん経験者。厚生労働省が行った初の調査で、およそ半数が晩期合併症に苦しんで ...

2009年10月26日(月)

実現するか “夢”のがんワクチン

がん細胞を体の中の免疫システムを利用して攻撃する「がんワクチン」。手術・放射線・化学療法につぐ第4のがん治療法として注目されている。ワクチンを注射するだけでがんの増殖を抑え、臨床試験では余命数ヶ月と宣告された患者が2年以上も生存した例もある。国内ではすい臓がんのワクチンが臨床試験の最終段階に来ている。しかし、一方でその他のがんワクチンの臨床試験は進んでいないのが現状だ ...

2009年7月28日(火)

がんとともに(2) “働き盛り”失業の不安

“がん患者の3人に1人が仕事を失っている”。今回、全国1200人のがん患者に行ったNHKのアンケートで明らかになった実態だ。治療が長期に及ぶがん。なかでも20代~40代の働き盛りの人たちにとって、がん治療と仕事の両立が大きな課題となっている。休職期間が足りず退職を余儀なくされるケースや、職場復帰したものの後遺症に苦しみ、周囲の理解をえられないまま退職するケース。さらに ...

2009年7月27日(月)

がんとともに(1) どうする子への告知

30代~50代の”子育て世代”で乳がん患者などが増加。このことで新たな「告知」の問題が生じている。「自分がガンであることを子どもに言えない」「どう伝えればいいのか」と悩む親の患者が増えているのだ。ガン=死というイメージがあり、子どもが受け入れるには重すぎるという考えが背景にある。しかし情報を伝えないことで子どもが疎外感を感じ、親が亡くなった場合、長く心の傷になるという ...

2008年12月2日(火)

知られざる悲劇 ~小児がん医療を問う~

子どもの命が最も奪われる病気、「小児がん」。中でも、子どもの脳にできるガン=「小児脳腫瘍」は、死亡率が最も高いにも関わらず、専門の医師がほとんどいない。 専門外の医師の治療を受けた結果、命に関わる事態に陥ったり、重い後遺症を残したりするケースもある。 子どもの命を救うはずの「治療」が、認知障害・失明・歩行障害など取り返しのつかない重い障害を負わせかねない実態を明らかに ...

2008年4月10日(木)

がんに負けない・あきらめない

今年1月リンクの上の劇的なプロポーズで、感動を集めたフィギュアスケート・ペアの井上怜奈選手。彼女は今、がんなど、病と闘う人たちにとって、大きな心の支えとなっている。井上さんは、父親の命を奪った肺がんに自分自身、20代で襲われた。その後も練習中の事故で頭蓋骨骨折などの大けがをする。しかし、競技生活を大切にしたいと自ら抗がん剤による治療を選択し、異国の地で出会ったパートナ ...

2007年12月6日(木)

立ち遅れる在宅がん医療

激しい痛みに耐えながら、自宅で残り少ない日々を過ごしているがん患者が少なくない。がんによる死亡者数は年間30万を超え、今年4月に施行された「がん対策基本法」では、緩和ケアと在宅医療の充実を国や自治体が進めることが明記された。しかし、現状では、在宅緩和ケアの受け皿となる地域の診療所と病院との連携が不十分であったり、地域には医療用麻薬の使い方を熟知する医師が少なかったりす ...

2006年6月27日(火)

患者の声が国を動かした ~がん対策基本法成立の舞台裏~

今月16日に成立した「がん対策基本法」。がん対策の充実を図るため、国や自治体などの責任を明確にし計画的に対策を進めていくことや、がん患者を委員に加えた協議会を設け、国のがん対策の策定に関わることなどが盛り込まれた画期的な法案だ。しかし、治療成績などを正確に把握するために必要と患者団体が求めていた「がん登録制度」の導入が見送られるなど、課題も残された。がんによる死者が年 ...

2005年7月19日(火)

がん 健康食品ブームの裏で

がん患者の間で、健康食品の利用が広がっている。厚生労働省研究班の調査によれば、患者のおよそ4割が使用しているとみられ、市場規模は数千億円という試算もある。書店には、「健康食品が、がんに効いた」などという患者の体験談をまとめた本が並んでいる。利用が広がるなか、健康食品を使った治療法をめぐって、患者が医師を訴えるなどの動きも起き始めている。また、患者の体験談を出していた出 ...

2004年6月3日(木)

“納得”のがん治療を目指せ

カルテのオンライン化とチーム医療に基づき、患者にすべての情報を伝えるという画期的な取り組みが静岡ガンセンターで始まった。 病状や治療に関する情報が電子カルテ化され医師・看護師など全てのスタッフがいつでも見られるだけでなく、主治医制も廃止され、スタッフ全員が対等な立場から治療について議論を交わしている。 患者も、治療スケジュールや検査結果などを、ベッド横にある液晶パ ...

2002年12月12日(木)

遺伝子治療ががんを起こした

今年10月、フランスの病院で遺伝子治療を受けていた重度免疫不全症の男の子が、血液のがん、白血病を発症した。「21世紀の夢の医療」と期待された遺伝子治療によってがんが起きたというニュースは、世界の医療現場に大きな衝撃を与えた。 同じような方法を使った治療の実施が決まり、準備の最終段階に入っていた北海道大学でも、治療が開始できる見通しが立たず、「遺伝子治療が唯一の有効な ...

2002年3月18日(月)

アルコール 赤くなる人はご用心 ~飲酒とがんの意外な関係~

上手に付き合えば百薬の長となるアルコール。しかし、酒に強くなったと思い込み毎日飲む人は、食道ガンや咽頭ガンになる危険度が一般人に比べ10~15倍も高いという結果が、国立がんセンターによって明らかになった。 アルコールは体内で、悪酔いの原因物質アセトアルデヒドに分解されるが、これはWHOもガンとの関係で注目する物質。アセトアルデヒド分解酵素を半分しか持たない遺伝子タイ ...

2001年7月19日(木)

がん検診・安心の落とし穴

市町村によるがん集団検診で「異常なし」とされながら、直後に進行したがんが発見されるというケースが後を断たない。胃がんで1割、肺がんで2割という「見逃し率」(偽陰性率)が報告されている。厚生労働省は、この春に研究班を作り、詳しい実態調査をはじめた。番組では、自治体集団検診の問題点を検証し、お年寄りや主婦にとって、身近ながんのチェック機能はどうあるべきかを考える。

1999年2月17日(水)

最前のがん治療を求めて ~インターネットで名医を探す~

コンピューターのネットワーク、インターネットの世界でがんの専門医たちによる、最新の治療方法の解説や医療機関の紹介が始まっている。一方患者たちにとっても、インンターネットは最善の治療法を探す武器として力を発揮している。患者同士支え合うネットワークも生まれている。複雑でつらいがんの治療、不安を覚えながら孤独な闘病を強いられるそのあり方に、インターネットが一石を投じようとし ...

1997年11月4日(火)

抗がん剤・新薬をどう使いこなすか ~効果と副作用のはざまで~

今日本の医療現場に従来のものと比べて強力な抗がん剤が続々と登場している。しかしこうした抗がん剤は強い副作用を伴い、副作用で患者が死亡するケースも報告されている。効果が期待される反面、危険な副作用のある新しい抗がん剤。どうすれば安全に使いこなせるのか。今夜はがん治療の最前線からのリポート。

1994年10月20日(木)

しのびよる皮膚がん ~オゾンホール史上最大に~

気象庁は「南極上空のオゾンホールが観測史上最大になつた」と今日発表した。オゾンの量は世界各地で年々確実に減り、皮膚がんなどを引き起こす有害な紫外線の増加が心配されている。オゾン層の破壊が何故これほどまでに進んでいるのか。 番組では、そのなぞと私たちの生活への影響を見てゆく。