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文芸・出版(43件)の放送記録

新しい記録から見る
2024年1月23日(火)

シリーズ 新時代へのエール② 他者を“理解”し合える世界へ 作家・佐藤優

テレビのロングインタビューを拒み続けてきた作家・元外交官の佐藤優さんがクロ現に登場!自身の秘話を交え、新時代への思いを語りました。外交官時代、旧ソ連・ロシアの中枢深くに入り込み、鋭い分析力から現代の“知の巨人”とも評される佐藤さん。ウクライナ戦争やガザ紛争など不安定さを増す現代、最も必要だと語ったのは“他者の論理を理解すること”です。2024年を日本、そして私たちはど ...

2024年1月16日(火)

シリーズ 新時代へのエール① 自分を見つめ踏み出す一歩を 作家・西加奈子

作家・西加奈子さんが語る“新時代へのエール”。カナダ・バンクーバーでの乳がん治療の体験をつづった自身初のノンフィクションがベストセラーに。その体験やこれまでの記憶を種に書かれた短編集も、多くの読者の心を打ち続けています。「あるべき姿」に縛られ息苦しさを感じる今の時代にこそ、「ありたい姿」や幸せのをかたちを捉え直すことが必要だという西さんの思いとは。タレント・俳優の長濱 ...

2023年8月23日(水)

戦争が“言葉”を変えていく ある詩人が見たウクライナ

戦禍のウクライナで、詩人が市民から聞きとった言葉が『戦争語彙集』として出版され、世界10カ国で翻訳が決まるなど異例の早さで広がっています。記録されているのは、戦争によって“日常の言葉の意味が変わった”という体験。「風呂」は爆撃から“身を守る場所”へ変化し、「きれい」は戦争犯罪と結びついて“危険”を意味するといった事態が人々の中で起きています。変わり続ける言葉から、1年 ...

2023年1月10日(火)

沢木耕太郎 自由を広げ、生きる

「人生最後のノンフィクションになっても納得がいく」。作家・沢木耕太郎さんがそこまで語る最新作『天路の旅人』。主人公は第二次大戦末期、日本軍の「密偵」として中国大陸の奥深くまで潜行し、8年にわたって旅を続けた西川一三。しかし帰国後は一転、淡々とした日々を過ごしました。その生き様に「理想」を見たという沢木さん。“自由を広げて生きる”尊さとは。貴重な単独インタビューを、20 ...

2022年12月13日(火)

“母親の後悔” その向こうに何が

『母親になって後悔してる』というドキッとするタイトルの本が大きな反響を呼んでいます。イスラエルの学者が母親たちをインタビューしたもので「子どもは愛しているが、母になって後悔してる」という複雑な思いに共感が集まっています。取材班がWEB記事などで伝えると全国から300以上の投稿が。「我が子を産んだ後悔は決してない」という思いと共に、母親たちが心に内に秘めてきたものとは。 ...

2022年7月19日(火)

「違法漫画サイト」を摘発せよ!密着“デジタルGメン”

今月14日、巨大海賊版サイト「漫画BANK」を運営する人物が中国で摘発されたことが明らかになりました。日本人向けのサイト運営者が海外で摘発されたのは初めてのこと。この大捕物の裏には著作権団体を中心に結成された「デジタルGメン」の存在がありました。有名作品が次々と掲載され、被害額は去年1年で少なくとも1兆円とされる海賊版サイト。番組ではGメンの追跡調査に半年間密着。海賊 ...

2022年6月1日(水)

その“痛み”を抱きしめて〜作家・桐野夏生〜

『OUT』『グロテスク』など社会に顧みられることのない女性たちと、その“痛み”を圧倒的な筆力で浮かび上がらせてきた作家・桐野夏生さん。最新作『燕は戻ってこない』では女性の貧困と生殖医療を題材にし、相次いで女性誌の特集が組まれています。人や物事をひとくくりにする「『安易なラベリング』に抵抗するために仕事をしている」と語る桐野さん。単独インタビューで、桐野さんが見据える現 ...

2022年4月20日(水)

妻は夫に“殺された”のか 追跡・講談社元社員“事件と裁判”

6年前、東京文京区の家庭内で起きたある事件。亡くなったのは4人の子を持つ「母親」、逮捕されたのは出版社に勤めていた「夫」でした。夫は「妻は自殺だった」と無実を訴えるも、一審二審ともに判決は有罪。ところが被告の友人に加え、妻の親族までもが「審理が尽くされていない」と裁判の見直しを求める異例の事態に。なぜか?取材を進めると、裁判ではほとんど検証されなかった“ある事実"の存 ...

2022年4月12日(火)

人間っておもしろい! 藤子不二雄Ⓐ 秘蔵映像で迫る”漫画人生”

「忍者ハットリくん」「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」など数々のヒット作を生み出した漫画家・藤子不二雄Aさんが88歳で亡くなりました。人間の“陰”の部分に目を向け、人の弱さを愛し、個性豊かなキャラクターを描き続けた藤子さん。生前に撮影された、瀬戸内寂聴さんとの対談など、未公開の映像と証言で“異才”の素顔に迫りました。 ※「藤子不二雄A」さんの「A」は○の中にAです ...

2022年1月19日(水)

茨木のり子 “個”として美しく ~発見された肉声~

「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」。詩人・茨木のり子。死後16年が経つ今も、詩集の重版が相次ぎ、世代や国境を越え人々を魅了している。今回、その創作の原点を語った貴重な肉声が見つかった。刻まれていたのは、どんな時も“個"として生きることを貫く姿。何ものにも寄りかからず、強く美しく生きた茨木の言葉が、先の見通せない時代を生きる現代人の心を捉えているのだ。番組で ...

2021年11月17日(水)

いまを切に生きる 瀬戸内寂聴さん 愛と苦悩の99年

先週、99歳で亡くなった作家の瀬戸内寂聴さん。自立する新たな女性の生き方を作品で生き生きと描きながら、各地で行う法話では弱者に寄り添い、愛することの大切さを説いてきた。老いと病を乗り越え、活動を続けたエネルギーの源とは何だったのか。そこには若き日に体験した戦争と、幼い娘を捨てて家を出たことへの深い悔いがあった。瀬戸内さんの生きざまに影響を受けた人たちのことばから、作家 ...

2021年10月12日(火)

『ゴルゴ13』は終わらない 劇画家さいとう・たかをさんが遺したもの

先月、劇画家さいとう・たかをさんが84歳で亡くなった。国籍不明の寡黙なスナイパーが活躍する『ゴルゴ13』は、これまで202巻を刊行。ギネス世界記録にも認定されているが、出版社は今後も連載の継続を発表。それが可能なのは、さいとうさんが確立した脚本、コマ割り、作画などを分業する仕組み。新たな才能や最新の世界情勢を取り入れ質の高い作品を生み出してきた。漫画の世界に果たした役 ...

2021年6月30日(水)

知ることに終わりはない 〜立花隆さんからのメッセージ~

“知の巨人"立花隆さんは亡くなる前、膨大な音声や原稿などの秘蔵資料を、NHKディレクターに託していた。そこには、次世代の若者たちに向けた「どう生きるか」という問いかけが数多く残されていた。理系・文系という垣根を越え、縦横無尽に活動してきた立花さん。晩年、自分の足元を「知る」ことが弱体化していく日本の姿を憂えていた。ジャーナリスト・田原総一朗さん、ノーベル賞受賞者の利根 ...

2019年9月17日(火)

是枝裕和×ケン・ローチ “家族”と“社会”を語る

今月のベネチア映画祭で最新作「真実」がオープニング上映を飾った是枝裕和監督。その完成間際「最も尊敬している」と語る巨匠ケン・ローチ監督を訪ねた。貧困にさらされる家族など、社会の見えざる一面を描いてきた2人の初めての対談。是枝映画の秘密とは。不寛容さを増す社会のなか、映画は何ができるのか。最新作の未公開映像を交え、今を生きるヒントを探る。

2019年2月4日(月)

三島由紀夫×川端康成 ノーベル賞の光と影

1968年に日本人初のノーベル文学賞を受賞した川端康成。その時、同時に候補となっていたのが、三島由紀夫だったことが分かった。1月にスウェーデン・アカデミーが当時の選考過程を公開、三島は「今後の成長によって再検討も」とされていたのだ。しかし、その2年後に、三島は割腹自殺。さらにその2年後、川端はガス自殺をする。二人はなぜ死を選んだのか?宮本亜門さんをナビゲーターに大胆に ...

2018年6月28日(木)

人生を変えるスポーツ漫画  ~ドカベン その半世紀が残したもの~

水島新司さんの野球漫画「ドカベン」シリーズ。この日、46年に及んだ連載の最終回を迎える。作品をきっかけにプロになった選手も多い。また、サッカー漫画「キャプテン翼」の高橋陽一さんや、バスケ漫画「スラムダンク」の井上雄彦さんは「ドカベン」に触発され、さらにその作品から各競技のトップ選手へと影響が波及した。アスリートに限らず、人々を勇気づけ、人生を変える力を持つスポーツ漫画 ...

2018年4月18日(水)

追跡! 脅威の“海賊版”漫画サイト

ある海賊版サイトの出現が、漫画を窮地に追い込んでいる。その名は「漫画村」。新作を含め5万冊以上の作品をスマホでサクサク無料で読める。10~50代まで幅広い世代が利用し、先月の訪問者数はのべ1億7千万人を突破。前代未聞の事態となっている。漫画家や出版社の被害は甚大だとして、先週末、政府は緊急の対策案をとりまとめた。サイト自体を閲覧できないようにする「サイトブロッキング」 ...

2017年6月27日(火)

“火花”中国を行く ~又吉直樹が見た“90后”~

新作「劇場」が既にベストセラーになった、お笑い芸人で作家の又吉直樹さん。今月、又吉さんは、芥川賞受賞作「火花」の中国語版の出版をきっかけに初めて中国を訪れた。そして、上海の有名私立大学で日本語を学ぶ40人の若者たちと「対話」を行った。文学についてだけでなく、人生観、価値観を語りあった又吉さんと学生たち。日本のカリスマ的作家と中国の若者たちの前代未聞の対話から、日本と中 ...

2017年2月23日(木)

新作速報!村上春樹フィーバーに迫る

村上春樹氏の本格長編が7年ぶりに発売。待ちきれないファン=ハルキストたちはまだ見ぬ作品内容を予想し合って大盛り上がり、“村上春樹現象”とも呼ぶべきフィーバーが今回も起こっています。特徴的なのは「アンチ」の人たちも一緒になって盛り上がること。独特の文体をコピーしたパロディ作品がSNS上にあふれ、ちょっとしたお祭り状態。他の作家では見られないファンとアンチの共同作業…一体 ...

2015年5月14日(木)

愛し 書き 祈る ~瀬戸内寂聴 93歳の青春~

去年、胆のうがん見つかり、一時は寝たきりとなった作家の瀬戸内寂聴さん。今春、およそ1年ぶりに法話や執筆活動を再開した。闘病中、原因不明の激痛にも悩まされ「神も仏もあったもんじゃない」とまで思ったという瀬戸内さん。いま「生かされた」ことの意味を考え続けている。そんな瀬戸内さんが文芸誌に寄せた復帰第一作は、愛に飢えた91歳の女性が主人公。病をこえて一層「色っぽくなった」と ...

2015年2月2日(月)

21世紀の資本主義はどこへ ~トマ・ピケティに問う~

世界で100万部超のベストセラーになっているトマ・ピケティの『21世紀の資本』。着目したのは、“資本が富を増やす圧倒的な力”だ。各国の膨大な租税データから資本主義における格差拡大を実証したとして高い評価を得る一方、その理論やデータの信憑性を問う反論も巻き起こっている。議論が沸騰する中、ピケティをよく知る経済学者らは、彼が敢えて“挑発者(Provocateur)”の役を ...

2014年6月2日(月)

いま福島を描くこと ~漫画家たちの模索~

原発事故による健康影響の描写が議論をよんだ漫画「美味しんぼ」。波紋がひろがる中で、“福島”を描くことを模索し続ける漫画家たちがいる。直後から現地にも入り、事故後の社会を描写してきたしりあがり寿さん。福島第一原発での作業体験をリアルに活写する漫画「いちえふ」で大反響を呼ぶ竜田一人さん。福島県天栄村から埼玉県への自主避難を経験し、揺れ動く自らの心境を漫画にした山本おさむさ ...

2014年3月4日(火)

なぜ進まない 再生可能エネルギー

政府の「エネルギー基本計画」でも、導入を最大限加速させていくとされる再生可能エネルギー。海外メーカーも相次いで参入するなど市場は熱を帯びている。一方で、電力会社に買い取りを義務づける制度が始まって1年余り、早くも綻びが表面化している。特に太陽光発電では、国への申し込みが殺到、だが、実際に発電を始めたものは、その2割程度にしかすぎない。普及を促そうとする余り、土地や設備 ...

2013年11月19日(火)

小説に命を刻んだ ~山崎豊子 最期の日々~

9月末、「大地の子」や「白い巨塔」など国家や社会をうつ長編小説を世に問うてきた山崎豊子が88歳で亡くなった。全身を襲う原因不明の疼痛に悩まされながら、亡くなる直前まで書くことをやめようとしなかったという山崎。今回、病魔と闘いながら書き続けた自宅に初めてカメラを入れることを許された。寝室から運び入れたベッド、その脇には資料を読み込んだ愛用の眼鏡と、衰えた指先の力を補うた ...

2011年2月9日(水)

漫画“ワンピース” メガヒットの秘密

週刊少年ジャンプの連載漫画「ワンピース」は、連載開始から14年、昨年11月に発行部数累計が2億部を突破し、国内最高記録を更新し続けている。「ワンピース」は、主人公の少年ルフィが海賊王を目指し、仲間をえながら“ワンピース”という財宝獲得を目指す海洋冒険物語。その大きな特徴の一つが幅広い読者層。子供よりも熱心なファンになってしまった母親、仕事のバイブルとして重宝しているサ ...

2010年10月18日(月)

電子書籍が「本」を変える

いつでも、どこでも、クリックひとつで読みたい本をダウンロードし、電子端末で読むことの出来る電子書籍。今、その市場に、日米の様々な業界から参入が相次いでいる。米国書籍通販の最大手アマゾン、ひと足先に音楽業界を iTunesで制したアップル、日本で独自の携帯電話ネットワークが強みのNTTドコモや、既存の書籍のデジタルデータを大量に保有する大日本印刷などだ。成功の鍵となるの ...

2010年7月7日(水)

“記録せよ 記憶せよ” ~井上ひさしの言葉~

戦後に大きな足跡を残した劇作家の井上ひさしさんが亡くなって3ヶ月。7月1日、井上さんをしのぶ1200人が集まって都内で大規模なお別れの会が開かれた。ユーモアとペーソスあふれる数多くの小説や戯曲、エッセーを世に送り出した井上さん。そのテーマは多岐にわたるが、中でも多くの人びとの心に刻まれているのは笑いの中にくるみこんだ「戦争」への怒りと、「生きる」ことへの強いメッセージ ...

2010年1月12日(火)

変わる巨大メディア・新聞

私たちにとって身近なメディア・新聞をかつてない変化の波が襲っている。世界の新聞ジャーナリズムをリードしてきたアメリカ。収入の7割を占める広告収入が、インターネットの拡大や不況によって激減。新聞の廃刊が相次いでいるのだ。ピューリッツアー賞を何度も受賞してきたニューヨーク・タイムズ紙や、西海岸を代表するサンフランシスコ・クロニクル紙など有名新聞社も経営難に陥っている。新聞 ...

2009年7月14日(火)

村上春樹 “物語”の力

世界45の言語に作品が翻訳され、ノーベル文学賞の有力候補ともされる作家・村上春樹氏。新作『1Q84』は2巻合わせて200万部を突破し、文芸書としては異例のヒットとなった。村上氏は80年代までは都市生活者の内面を乾いたタッチで描き、若い世代の圧倒的支持を得た。しかし90年代、アメリカ在住中に起きた湾岸戦争、阪神大震災、地下鉄サリン事件などを経て、作品には「暴力」や「悪」 ...

2009年6月22日(月)

生誕百年 太宰治はなぜうける?

世を去って60年以上経つにもかかわらず、太宰治の作品群は現代の若者層に異様なほどの人気を誇っている。特に教育関係者が驚くのは、中高生の読書感想文に、教育現場では敬遠されがちの『人間失格』が圧倒的に多いこと。出版部数も前年比550%、多くが10代20代の若者である。背景には「時代の空気に違和感をおぼえた若者たちの共感を呼んでいる」ことや「句読点を多用するブログに似た太宰 ...

2007年4月26日(木)

作家・城山三郎がくれたメッセージ

経済小説の草分けであり、日本人の生き様を描き続けてきた城山三郎が3月下旬亡くなった。経済界・文化界など多彩な交流を重ねてきた城山さん。「志」と「筋を通す」を何より大切にし、「組織と個人の関係」を問い続けてきた城山さん。城山さんは我々に何を遺したのだろうか。経済界・ジャーナリスト・文学者など直前まで城山さんと交流のあった人々に「城山さんの日本への遺言」を聞く。日本はどこ ...

2006年3月23日(木)

ベストセラーはこうして作れ ~新書ブームの舞台裏~

「バカの壁」410万部、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」140万部、「国家の品格」100万部…。今やベストセラー争いの主戦場となった新書。雑誌が広告収入の低下にあえぐ中、出版社が注目したのが制作・流通のコストが安く、書店の棚を確保できる新書だった。「売るため」の秘訣は3T。テーマ、タイミング、そしてタイトルだ。例えば、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」は当初「会計センス ...

2005年3月7日(月)

ブンガクに異変アリ!? ~台頭する若手作家たち~

出版不況の中で、低迷して久しいと言われてきた文学の世界が、ここにきて10代・20代の若手作家によって活況を呈している。 去年史上最年少で芥川賞を受賞した金原ひとみ、綿谷りさに刺激され、多くの若者が「書き手」として文学の世界に参入しつつあるのだ。 新人作家の登竜門と言われる文藝賞への応募は年々増え、今年は2千を超えた。その中から、白岩玄、山崎ナオコーラといった新たな才 ...

2005年2月23日(水)

老いて華やぐ ~作家・水上勉のメッセージ~

「越前竹人形」「飢餓海峡」などで知られる作家・水上勉さんが85歳で亡くなったのは去年9月。あとには水上さんが晩年の心境を語った30時間をこす録音テープが残されていた。様々な病気によって徐々に身体の自由を失うなか、「新しい恐怖」にさいなまれ、狂気の淵に追いやられながら、やがて、「而今」(じこん=ただ今を生きる)という境地に達する水上さん。テープには老いて病に臥した時、誰 ...

2004年1月13日(火)

「新しい人」になってほしい ~作家・大江 健三郎さん~

この3年間、若者向けの本を書いてきたノーベル賞作家の大江健三郎さん。なぜ学校に行かなければならないのか、殺人と自殺以外、取り返しのつかないことは若者にはないなど、難解と言われたこれまでの大江文学とは違う「語りかけ」が、多くの若い読者の共感を得ている。 自分の言葉をもち「他の人とつながっていって欲しい」という大江さんの文章を読み、やり直す意欲が出たという不登校の高校生 ...

2002年11月7日(木)

ベストセラーをめぐる攻防 ~作家VS図書館~

作家・出版社と図書館の間で、激しい論争が起きている。 ベストセラーの大量購入で数億円の売上が阻害されているとする出版社側(「模倣犯」の貸し出し数は、全国で20万件)、対して図書館側は公共性を理由に反論している。 利用者のニーズを反映するリクエスト制度によって、ベストセラーを複数購入などの努力を続けてきた日本の図書館。自治体の財政難で予算削減が続くこともあいまって、 ...

2000年4月5日(水)

心の傷に寄り添って ~作家・天童荒太への2200通の手紙~

ある本の著者に、沢山の手紙が寄せられている。この本とは、親から虐待を受けた子どたちが主人公の小説「永遠の仔」である。児童虐待という重いテーマの長編だが、既に80万冊を超えるベストセラーになっている。読者からの手紙は2200通で、異例の多さだ。この作品は、心に傷を負った人に寄り添ったところから生まれた。いま、なぜこの小説が多くの人に読まれているのか、手紙を通して作家、天 ...