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グレタさんの言葉に触れ、立ち上がった若者

グレタさんの言葉に触れ、立ち上がった若者

2019年9月27日
  • 温暖化

グレタの言葉は、私の怒りを代弁してくれた

グレタ・トゥーンべリさんがたった一人で始めた毎週金曜日に気候変動対策を訴える運動。SNSを通じて、若者たちに賛同が広がり、国連の温暖化対策サミット直前の9月20日には、世界で160か所、400万人以上が参加する大規模なデモが行われました。

(中央:気候変動のデモに参加する宮﨑紗矢香さん)

2800人が集まった東京のデモ。企画した大学4年生の宮﨑紗矢香さんです。
宮﨑さんは、学生たちの有志による集まり、「Fridays For Future Tokyo」のメンバーで、「一番のグレタファン」。大人に対して正々堂々と主張するグレタさんの姿勢に感動したといいます。以前から環境問題に興味があった宮﨑さん。今年3月スウェーデンを訪れた時、市民が一体となって次の世代に森や川などの自然を残そうと、自主的に取り組んでいる姿を目にしました。小さなスーパーでも、冷蔵庫に“孫のためにドアを閉めよう”と書いてあって、環境への取り組みが浸透していることを感じたといいます。日本でもそうした活動ができないかと考えるようになりました。日本に帰り、就職活動の面接で、「企業も持続可能な社会作りに積極的になるべき」だと話すと、面接官から「君は社会を知らない」と取り合ってもらえなかったといいます。宮﨑さんは、ずっと心にもやもやが溜まったまま過ごしてきました。そんな時、宮﨑さんが知ったのがグレタさんの存在でした。学校ストライキを伝える新聞記事をたまたま目にしたのです。グレタさんの「大人は白黒はっきりつけられるものなどないと言います。しかし、それは嘘です」「私たちは温暖化を防止するかしないかです」という言葉に、まさに自分の怒りを代弁してくれていると感じたのです。

未来のために自分ができること

「自分も行動を起こすべきだ」と立ち上がった宮﨑さん。温暖化対策を広く訴えて行きたいと、今年6月、Fridays For Future Tokyoに入りました。いま、宮﨑さんが最も力を入れているのは、東京都に「気候非常事態宣言」を出すよう働きかけることです。「気候非常事態」とは、温暖化対策を最優先に取り組むことを表明するもので、世界の1000以上の自治体が宣言しています。日本の首都である東京都が宣言すれば、より多くの市民や企業に温暖化対策の大切さを知ってもらうことができると考えたのです。宮﨑さんたちは、すでに東京都に対し、請願書を提出しています。「何もできないからと言ってあきらめるのではなく、活動をしていくことで地球環境は変わっていく」と、日々活動に励んでいる宮﨑さん。海外に比べて、日本は温暖化対策への意識が低いとも言われる中、グレタさんの活動を、日本でも根付かせたいと考えています。

(クロ現プラス 取材班)

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