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【未公開トーク】どう切り出す?親と「お金の話」

【未公開トーク】どう切り出す?親と「お金の話」

2019年8月9日
  • 人生100年時代

“老後のお金”にまつわる悩みの解決策を専門家とともに考える「夏スペシャル」。番組の放送後、「家族とお金の話をするのが難しい」という意見も。そこで、放送ではお伝え出来なかった「お金の話を切り出すコツ」について、専門家との未公開トークを紹介します。


親子でお金の話は話しづらいんですけども、そこをどのようにしたらいいのかということで深田さんは、「親が困っていることを探る」。これで会話を始めるということですか?



ストレートに「お父さん、いまいくらお金持っているの?」とか、聞けないじゃないですか。
聞かれたほうも、単刀直入に聞かれると、「なんでこんなこと聞いてくるんだろう」って思うので、まずは、お金のこととはちょっと離れて、来週はお盆ですし、あと、年末年始とか帰省の機会があると思うので、一緒に住んでいないと分からないことっていっぱいあって、実は高齢者は日々の暮らしで困ってることがいろいろあると思うんですね。


なので、例えば帰ったときに、「病院の行き帰りとかって大変じゃないの?」とか「何かの検査の結果を聞きにいくときはついていってあげるからね」とか、「スーパーで買い物したりするの、荷物重くて大変なんじゃないの?午前中に行ったら、200円払ったら夕方まで届けてくれるサービスもあるよ」とか。あと、「年末年始に迎えてくれて、そろそろ負担に思ってるんじゃないの」と、だんだん離れたところからお金の話につなげていく。


どういうふうにつながるのかな?と思ったんですけれども、そうやって、だんだんお金の話に近づけていく。


60代のときって、老後資金ってまだたっぷりじゃないですけど、資金がたまって使い始めた直後なので、そこそこ皆さんお金を持っているんですけど、だんだんそれを取り崩していくので減っていきますよね。長生きしたらだんだん減っていきますよね。

で、80代前後ぐらいになってくるとずいぶんお金が減って、60代のときと同じようにお正月を迎えることって、お金も大変だし、体力的に暮れに買い物行って、おせち作って、持たせるもの持たせてって、わりと何十万円かの出費になる場合も多いので、それが実は負担なんだけれども、それが言いだせないから、出てくる言葉が、「帰ってこなくていい」とか。
それってすごく、いろいろ考えているサインなんですよ。

なので、その言葉どおりに受け止めないで聞いて、じゃあ、もうちょっと負担減らして子どもたちみんなで持ち寄ったり、あと、ちょっとお正月代として置いてくるとか。
そういう、別居していると親の変化、高齢になってくるにあたっての変化になかなか気づけないので、なので、こっちが知りたいことから始めないで、親が困っていることから探るって書いてありますけど、聞いてあげるところから始めるってことでしょうかね。


ちゃんとコミュニケーションを取るってことですよね。
そして、杉谷さんのおすすめポイントですけれども。こちら、「きょうだいでチームプレー」。
きょうだいがいらっしゃる方は、きょうだいでどんなチームプレーをすればいいんでしょう?



いまお話にあったように、子どもが親のことを気にかけてるっていうところを親に伝えれば、親もやはり心が和らぐというか、それプラス、親はきょうだいが、自分の子どもたちが仲よくしてほしいっていうのは非常に思っていますので、今回お盆で帰ったときにきょうだいが集まって、みんなが仲いいところを見せて、そして、困ってることを聞くっていうのもありますけれども、いろいろ外側から攻めていくんですね。


父さん、お母さんをいかに気にかけているか、大事に思っているかというのを伝えつつ、さりげなく財産の話を子どもで切り出す。1人が「お父さん今いくら持っているの?」って言いだすと、「この子は自分の財産を取りにきたのか」「お前は俺の財産欲しいのか」って思われてしまう人もいるので。そこでシャッターが下りてしまうとなかなか次に進めなくなって、子どもとしては「そんなつもりじゃないのに言われて心外だ」ってなってしまいますよね。
そういうところは、きょうだいが事前にちゃんと段取りして、仲いいところを見せつつ、お父さん、お母さんに、そういったものをさりげなく切り出していけば、お父さん、お母さんも言いやすいと思うんですね。
親にとって子どもたち全員平等にかわいいんです。そこをちゃんと、皆さんがうまく利用すればいいかなと思います。


一人っ子の場合は、きょうだいチームプレー使えませんよね。


一人っ子の場合はやはり、かけがえのない子どもですので、親は同じようにかわいいんですね。かわいくてしかたないけれども、生意気言われると、特に上から目線で、自分が全部親の面倒見なくちゃいけないんだからみたいなふうに言われると、親はやはり心を閉ざしてしまいますので。常にコミュニケーションを取る、親のことを気にかける。


一人っ子だとやっぱり、自分1人で見なきゃいけないんじゃないかってプレッシャーになって。ついついそれがまた、いらいらした、きつい口調になったりしますけど、そこはグッとこらえて。


ちょっと自分の心もカバーをかけるというか、直接言わないように。


ちょっと俯瞰するというか、それが大事になるんですね。



「夏スペシャル」“老後のお金”と“ひきこもり”の放送はこちらから。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4318/index.html

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