クローズアップ現代

毎週月曜から木曜 総合 午後10:00

Menu
【性暴力を考えるvol.3】友だちなど身近な人に被害を打ち明けられたら、どうしますか?

【性暴力を考えるvol.3】友だちなど身近な人に被害を打ち明けられたら、どうしますか?

2019年6月14日
  • 性暴力


自分の大切な家族や友人から、性暴力の被害にあったと打ち明けられると、その人自身も動揺し、ショックを受けると思います。近しい者として、何かできることはあるでしょうか。


勇気を持って話してくれたことを素直に受け止め、話してくれて良かったということを伝えてください。そして、相手に寄り添いながら一緒に考え、性犯罪・性暴力ワンストップ支援センター等に相談することを勧めてください。


―――相談を受けたり、話を聞いたりするときは、相手のためにどんなことに気をつければよいでしょうか。ポイントを教えてください。


本人が話すことをゆっくりと聞いて受け止め、自分の価値判断で言ったり、聞いたりしないことです。たとえば、「どうして逃げなかったの?」など、被害を受けた人を責めていると捉えられかねない問いかけはやめてください。また、話せるようになるまで無理に聞かないでください。さらに「大丈夫、よくなりますよ。」とか「早く忘れた方がいい」「思ったより元気そうだね」「がんばって」「しっかり」などの声かけは、二次被害になりうるので気をつけてください。基本的には、腫れ物に触るようなことはしないで、今までの日常と同じように接してくださるのがよいと思います。


――大切な人の被害経験を知ったことで、話を聞いた側が感じる悩みや苦しみを、性暴力ワンストップ支援センターのようなところに相談してもよいものでしょうか。相談した場合、どんな対応をしていただけるのか、具体的に教えてください。


私のいる支援センターでは、ご家族や友人、パートナーからの電話相談もあります。基本は被害に遭った方が来所していただけるように説明しています。一緒に来ることが難しいときは、相談者だけでも来所いただいています。相談を受けた方が二次被害を受けていることもあるので、状況に応じて面談し、心理的支援につなぐこともあります。特に子どもの被害の時は、母親のサポートも忘れずにフォローするようにしています。

片岡 笑美子(かたおか・えみこ)さん
性暴力救援センター 日赤なごや なごみ センター長
SANE(性暴力被害支援看護職)の資格を持ち、
これまで3年半で70件以上のケースの相談に応じてきた


番組では、性暴力に関する情報をまとめ、皆さんと一緒に考えていく場を設けました。
取材班もコメントし、継続的に取材経過を発信していきます。
あなたの気持ち、意見など、コメントをお寄せください。

もっと読む