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いじめの古傷 20年たった今も...“怒り”の先に見つけた生きる道

中学時代のいじめから20年以上ー。怒りの炎は消えたように見えても、心の奥底ではマグマのように煮えたぎっている。今も時折あふれて出しては、日常生活に影響を与え続ける。苦しみの中で見え始めた「自分らしい生き方」とは。これまで何度も投稿を寄せてくれていた としさん(仮名)に話を聞いた。

20年たった今も悩まされる“怒り”の感情

「みんなでひきこもりラジオ」(ラジオ第1 毎月第1金曜放送)が2年前に始まって以来、たびたびメッセージを投稿しているとしさん。

今回投稿したのは、次のようなメッセージだった。

「私は14歳から26歳までの間、ひきこもりでした。中学校でクラス全員が敵になり、先生も加担するいじめの後に不登校になり、バスや電車も元同級生が乗っていて恐ろしくなり、故郷は私を閉じ込めるための場所になりました」(一部抜粋)
としさんが撮影・加工した母校の写真。“恐怖”のイメージが強い

自身の経験について発信したり、当事者会の運営をしたりしているとしさんとは、これまでも取材で顔を合わせる機会もあった。

しかし、いつ会っても、目を細めながら穏やかに語る温厚な印象とは裏腹に、20年以上前のいじめの古傷に悩まされ続けているということに驚いた。

改めて、じっくりと話をきかせてもらう機会をいただいた。

独学で資格を取得し、現在は介護施設で働くとしさん。中学時代のいじめをきっかけに不登校になり、その後は10年以上ひきこもる生活を送っていた。

独学で学んだテキスト

そのため、学歴は「中卒」。履歴書に空白があるとしさんを採用してくれる職場は、どこも人手不足で、労働環境も人間関係も決して良いとは言えないところばかりだったという。

日々の業務の中で、理不尽だと感じることがあると、過去のいじめ体験を思い出し、怒りの感情に支配されてしまう。

普段は仲の良い同僚さえも、悪意を持った“敵”に見え、感情にまかせて言い返し、職場にはいきなり退職届を突きつけてしまう。

としさん

「中学時代の自分に引き戻されてしまって、人格が乗っ取られるような感覚があります。怒りが去るまでの間は本当に苦しくて、なるべく行動しないようにするしか、対処法がわからないんです」

突然はじまったいじめ 故郷は“恐怖の町”に変わった

いじめは中学1年のころ、突然始まったという。
はじめは、小学校の時に一度トラブルになった相手だった。
ささいなことを問い詰められたり、机をぶつけられたりからはじまり、徐々に暴力へとエスカレートしていった。

ある帰り道、同級生に待ち伏せをされ、テニスのラケットを使って何十発も殴られたという。かつて仲良くしていた友人もいじめに荷担するようになっていった。

嘘の噂話も広められた。

「きみ、ナイフを振り回したことあるんだってね」

担任の先生にも聞かれ否定したが、信じてくれなかった。
味方は一人もいなかったという。

突然、周囲が敵になった恐怖の日々。
なぜ、自分が標的にされるのか。
一体自分の何が悪いのか、見当がつかなかった。

としさん

「明るくて目立っていたのか?塾に行っていなくても点数が取れて、学校で成績がよかったのがいけなかったのか?思い当たるのはそれくらいしかないんです...なんでなんだろう、なんでなんだろう。自問自答しても答えはありませんでした」

中学2年の2学期が始まってまもなく、限界を迎える。

「熱があるから休む」と言って休んだが最後、学校には行けなくなっていった。

奪われた学びの機会 空白の10年 

としさんには“奪われた夢”があるという。
それは何だったのかと尋ねると、こんな答えが返ってきた。

としさん

「普通に大学行って、就職して正社員になって、普通に免許をもって、そうですね、親を車にのせてどこかに連れて行ってあげられる。それでみんなよりちょっと勉強ができる。そんな感じです」

成績が良かったとしさんは、家族から将来を期待されていた。しかし学校に行かなくなったことで、家庭内でも居場所を失っていく。

「どうして学校にいかないの…」

このときとしさんは、母親が泣く姿を初めて目にした。

家族に対して申し訳なさが募っても、家の外は恐怖でしかなく、動き出すことはできなかった。狭い田舎町は、家から一歩出ればいつどこで同級生に会うかわからない。

どうしても外出する必要がある時には、母親が運転する車のダッシュボードの下に隠れて移動した。

同級生への恐怖心から、高校にも成人式にも行けなかった。

一方で、3歳年下の妹は順調に大学へと進学した。

「どうするつもりなんだ」

両親との関係は、年齢を重ねるほど悪くなっていった。

としさん

「この頃家族から、比較的広かった自分の部屋を、妹に明け渡すように言われたんです。家の中で一番狭い部屋で閉じこもることになったこの時期は本当にみじめでした…」

まもなく、唯一としさんの存在を受け入れてくれていた祖母が亡くなる。

としさんが安心できる場所は、ゲームの世界だけになった。不安ばかりが募る思考を止めてくれる何かが欲しくて、ひたすらゲームの世界に入って、レベルを上げる作業に没頭した。

その後、唯一の逃げ込む場所となったゲームが、故郷を離れる一歩を踏み出すきっかけをつくることになる。

ゲーム関連の情報を求めてネットを検索していたときに見つけたのが、ドラゴンクエストの作曲者、すぎやまこういちさんのコンサートの知らせだった。

「行ってみよう」

それを見た瞬間、なぜかそう思ったという。気づけば、23歳になっていた。

不登校になった中学2年以来、社会経験が止まっていたとしさんにとって、一人で電車を乗り継いでの外出は初めてだった。何度も迷いながら、片道3時間かけて会場についた時には、コンサートは始まっていた。

ホールに入ると、演奏されていたのは「勇者の故郷~馬車のマーチ~」という曲。
滅ぼされた故郷を離れ、仲間が少しずつ増えていくという設定の曲だった。

コンサートを終えたすぎやまさんに、いちファンとして握手をしてもらえた。

背中を押された気がして、その後としさんはたびたび一人でコンサートやイベントに出掛けられるようになっていった。

故郷の町を出れば、一人で生きられるのではないか-。

3年後、としさんは東京に出て一人暮らしを始める。

そして、ハローワークで職業訓練を受けた後、介護の仕事についた。

“ひきこもり”という言葉との出会い 新たな生き方の模索

ところが、仕事をはじめたとしさんを苦しめたのが、いじめの古傷だった。
職場で嫌味を言われたり、理不尽に叱責されることがあると、周囲が突然敵だらけになった過去と重なり、怒りと不信感があふれ抑えきれなかった。資格を取って環境を変えようとしても、その状況は変わらなかった。

心療内科を受診すると、「発達障害はない」とされたうえで「不安障害」と「不眠症」と診断されたが、納得感を得ることはできなかった。

自分の生きづらさはどこからくるのか。

書店へ通いその答えを探す中で見つけたのが、精神科医である斎藤環さんが書いたひきこもりに関する著書だった。

それまで、“ひきこもり”という言葉自体を知らなかったとしさんは、社会とうまくつながれない苦しみを抱く自分の状態が、初めて説明されたような気がした。

さらにその本には、背景との一つとして、「いじめの後遺症」という言葉が説明されていた。

「他人からの非常に強い攻撃性と暴力にさらされた人の一部は、その攻撃性を自分も引き継いでしまうのです。(中略)くわえて、強烈な人間不信があります。いじめ被害者の人間不信に匹敵するほど深いそれを、私はほかの精神疾患であまり見たことがありません」
(ちくま文庫「“ひきこもり”救出マニュアル理論編」斉藤環 著より)

「自分はいじめ後遺症に苦しむ、“ひきこもり”なんだ」

この言葉との出会いをきっかけに、としさんはひきこもりの当事者や経験者を対象にしたイベントや、当事者の集まりに足を運ぶようになった。

はじめのうちは、様子を見に行くだけだったが、あるとき「10年以上ひきこもっていた」と自分の経験を打ち明けたところ、参加者のひとりから「私もそうだったよ」という言葉が返ってきた。

すると、みな口々に「僕もそうだ」と話した。

その一言で、“つながり”が生まれた。

としさん

「すごい重荷が減ったというか。自分一人が不登校とかひきこもりの経験を全部背負って乗り越えなきゃいけないって心に決めていたのが、自分一人で背負わなくていいんだなと感じるようになったんです。ひきこもり、という言葉に出会えなかったら今頃生きていないだろうなって思います」

それから5年。当事者発信や居場所の運営などひきこもりに関する活動を多く行っているとしさんは今、自分の人生の軸が大きく変わろうとしていると感じている。

それまでは、ひきこもり期間=人生の空白と考え、それを埋めてエリートコースに戻ることが、いじめ加害者への一種の“復讐”だと思っていた。

しかし、今や自分の経験を元に、人前で講演をする機会も得るようになった。

中卒の自分が、大学生から「先生」と呼ばれる体験もした。

ひきこもり=空白ではなく、“経験”として活かすことができる。

人生は1本線じゃないと気づくことができるようになった。

としさんは今、通信制の大学に通い、福祉の資格の取得を目指している。

うちに秘めた怒りのエネルギーを、生きる力に変えるためだ。

としさん

「“いじめ”ともう一度向き合う必要があると思うんです。次の世代が自分と同じ思いをすることがないように、学校の苦しさやいじめがない世界を作るために、自分にできることをやりたいです。今はそれに向かって努力をすることが、生きる目的になっています」

みなさんの声が「#となりのこもりびと」を作ります!

みんなでプラス「#となりのこもりびと」では、それぞれの記事にコメントしていただくことができます。

感想やご自身の体験談はもちろん、「こうしたら生きやすくなった」という知恵、「こんなテーマを取材してほしい」「専門家にこんなことを聞いてほしい」といったアイデアやリクエストも歓迎します。

もちろん、当事者、ご家族、支援者など、誰でもご参加いただけます。
みなさんの「知りたい」に私たちが応える形で、今後の取材を進めていきたいと考えています。

ちなみに、としさんの「知りたいこと」は、「怒りの感情とのちょうどいい付き合い方」だそうです。

みなさんの声が、私たちを動かす力になります。どうぞよろしくお願いします。

「留守電」はこちらから フリーダイヤル0120-545-501
この記事のコメント投稿フォームからみなさんの声をお待ちしています。

この記事の執筆者

首都圏局 ディレクター
森田 智子

「#となりのこもりびと」担当。

みんなのコメント(66件)

感想
シングルマザー
50代 女性
2024年2月17日
私も転校させてあげるか考えました。色々考えてしまい出来ませんでした。すごく勇気がいりますよね、素晴らしいと思います。いじめられると性格が少し変わってしまうと思います。無理に頑張らなくていいじゃないですか、今の自分らしく歩みませんか?自分を大事にしましょう。いじめる人たちカウンセリング受けて下さい。
感想
ジャンゴ
30代 男性
2024年2月10日
いじめには、決して時効など存在しない。
僕は強くそう思います。
誰かをいじめ、なおかつ反省しない者は、永遠に恨まれる事を覚悟すべきだと思います。
そして政府も、いじめに苦しみ続ける人を救うために、税金を使ってほしいと思います。
今の日本はまだまだその点では甘い。
たとえ何十年も前のいじめであっても、親身に聞いてほしい。それだけで、救われる人は大勢いるはずだから。
感想
KIPPU
40代 女性
2024年1月29日
小学校の頃に主にクラスの3人の女の子からいじめを受けました。放課後に校舎の裏に呼ばれ、男の子たちも混ざってぶたれたり蹴られたりしました。戸締りに来た女性の先生に助けを求めたかったけれど、知らん顔され、今大人になって思えば様子がおかしいのに気が付いたはずなのに助けてはもらえなかった。授業の合間にぶたれたり蹴られたりした時も次の授業がはじまっても涙が止まらず泣いていたけど、担任の女性の先生は声もかけてくれなかった。
それが私の日常だったから、学校ではいつもびくびくしていたし、それでもいじめられてることが恥ずかしいと思う気持ちがあって可哀そうだと思われたくないからいつも笑顔をつくっていたように思う。今私はもう40代半ばだけれど、いじめられた心の傷は残っているように思う。何より性格やその後の人生の選択に大きく影響していると感じます。
体験談
かめこ
40代 女性
2023年12月15日
娘が小学3年生の時に起こったことですが、上級生によるいじめ→学校全体からの拒絶→地域でのいたたまれなさ、となっていきました。被害者なのに、、、
人間ネットワークによる陣取り合戦みたいなところがあって、加害者の親御さんが学校関係者だったこともあり、小さな学校内では逃げ場がなくなりました。あの状態の中に居続けたら、大人だって心を病んでしまうと思いました。衰弱して、部屋から一歩も出ず、ボロボロの娘を見て、このままひきこもってしまうのかな、と思いました。
わたしは、転校させました。ちがう学校になったら、徐々に回復しました。
社会は大人の都合で絡み合って、その歪みを子どもに担わせてしまう。被害者の方たちが、こうして長く苦しんでいるのを見ると、いたたまれない気持ちになります。
子どもが、早めにちがう環境を選べる制度があったのなら、と思います。
悩み
rihaku
20代 男性
2023年11月20日
小学校高学年の頃に学級崩壊していじめ・嫌がらせのターゲットの一人になりました。家庭がごたごたしていたこともあって、つらいことを感じたくなかったのか意思と感情を無視して社会的ルールと誰かの言葉にひたすら従うロボットのような行動を取っていました。その名残で何かを決めるときに機械的または衝動的に決める傾向があり、失敗したり周りから浮くことが多いと思います。
体験談
シングルマザー
50代 女性
2023年11月15日
皆さんの気持ち分かります。私も子供の頃いじめにあいました。今息子がいじめにあい5年ひきこもり最初の頃毎日嘔吐してました。最近少し外出できる様になっています。初めてしんどかったって言ってくれて涙が出そうになりました、ここまでくるのは大変でした、まだこれからですが自分の人生を歩いて欲しいと思ってます。いじめる事しか出来ない可哀想な人に振り回されたくない。必ずその人に返ります。因果応報はありますから大丈夫。人の目なんて気にしないで言われた事なんて気にしないって感じで自分らしく歩みませんか。ゆっくりでいいと思います。
体験談
科戸の風
19歳以下 女性
2023年8月31日
小学生の時から同級生などからいじめを受けました。
身体つきのことをからかわれたり、少し間違ったり人と違うところがあるだけで陰口を言われ嘲笑われました。完璧な人間はいないし欠点はいじめてくる奴にも必ずあるのにどうして他人の弱点や、どうしても変えられないものを馬鹿にするのでしょうね。
いじめてきた奴は自分たちの言動を忘れた、あるいは正当化しているのだと思います。
いじめられていた当時は何をするのにも独りぼっちで、いつも空気がどんよりしていて今にも泣きそうな毎日でした。自分は笑っていいのかとか美味しいものを食べた時もこんな自分が贅沢していいのか、幸せに生きていいのかとか追い詰められました。本来そんなことは、いじめてきた奴の方が思うべきなのに。
いじめてきた奴は今普通の人生を歩んでいる。わたし達被害者がほしくてたまらない「普通」を、あいつらは当たり前のように持っています。許せません。
感想
なにわノのび太
50代 男性
2023年8月11日
斎藤環先生の文章は、同感です。いじめに限らず、パワハラや虐待も同じです。被害者は、加害者に無意識に、なりやすいです。いじめられっこの自分も、そうでした。いじめや虐待、パワハラは、心の率直さや思いやる心を失わせます。
体験談
スターライト
30代 女性
2023年6月13日
いじめ後遺症、という言葉を聞いて納得してる。
小学校の頃から陰口やからかいはあったけれど、よく言う【いじめられる本人にも問題がある】は当てはまらなかったから、解決策なんてなかった。中学入ってからもそう。
単純な暴力もそうだし、物を盗まれたり金銭的被害もあったし、なんなら脅されて身体を売るように仕向けられたり、高校時代がピークだったかな。専門学校までは頑張ったけど、色々あって途中で心が折れた。
未だに学生と、同年代の女性が怖い。化粧することと髪を巻くことが怖い。定職につけず拾ってくれた夫に甘えて無職の自分が情けない。
体験談
シングルマザー
50代 女性
2023年5月16日
中学生の息子が小学生の時にいじめにあってからひきこもりです。精神的につらく嘔吐して大変でした。暗いトンネルの中にいます。今少しだけ光が見えてきた様な気がします。すごくつらく死にたいと思う事ありました。歌に助けてもらう事あります。専門家の方は相談してと言うけど難しいのでそちらから声かけてくれたらと思うのですが、いじめた人達は立派な人ですか?今幸せそうに見えても報いを受けます。これからも戦います。息子と共に。
体験談
ジャンゴ
30代 男性
2023年5月11日
僕も子どもの時から社会人になってもひどいいじめにさいなまれ続けていました。
特に今でもフラッシュバックする程つらかったのは、大学を卒業して初めて就職した地元の特養でのいじめと、総合格闘技ジムでのいじめです。
前者では、先輩の職員に加えて、理事長や施設長にも汚い言葉を投げつけられるなどした上、自分の両親の事を侮辱された事もあります。
後者では、他の練習生やジムの代表から公衆の面前で恥をかかされたりしました。
また、両方のケースとしてアルコールハラスメントにあった事もあります。
僕は誰にも相談できずに今でも人間不信に陥っています。
所詮、体が大きくなっただけの子どもだから他人をいじめても平気なのでしょうか。嘆かわしい限りです。
体験談
毎日地獄
50代 女性
2023年5月8日
小学生5年と6年の時、担任教師から毎日のように、皆の前で難癖を付けられて、公開処刑のようにいじめられました。”お前の目は授業に参加していない”等という訳の分からない理由でした。答えようがなく、”前に出てこい!どうなんだ?何とか言え!”等言われ、こづかれ、怒鳴られ、突き飛ばされ。考え方がおかしい等全くの難癖を付けられ、叩かれたり、何もしてないのに、一日中廊下に立っていろ等、毎日怒号と辱めを受けました。それまでいじめられたことなどなく、孤立したこともなく、普通の立ち位置だったと思います。それ以来、周りから人がいなくなり、孤立していき、理由がわからないので恐怖心が付きまとい、勉強の集中力が以前より無くなり、成績が悪くなり、おどおどするようになったと思います。その後は地域で地雷人間・クズ人間扱いをされ、友達が出来なくなりました。自分の子供もいじめられるかもしれないので子供も産めませんでした。
感想
シングルマザー
50代 女性
2023年5月4日
皆様の体験談読ませていただいて、ため息が出ます。どうしたらいいのだろうと時々分からなくなります。心が疲れてます。イジメに対する法律作って欲しいと思ってます。犯罪ですよね。家庭環境も大事だと思ってます。どんな家庭で育ったとしても許されないです。
体験談
島吉
30代 男性
2023年4月17日
私も、同じく地元が怖い人間です。
もともと母親が病気かつ、地元の公立校が劣悪な環境だったので何とか頑張って中高一貫の中学に入りました。海外に語学研修したりなど幸せな生活もつかの間、高校に入ってからは陰険ないじめを受けました。でも、母親に心配かけたら死ぬと思いずっとこらえていました。しかし、無気力になり母親を悩ませ、父にまで八つ当たりされつつ頑張って付属大学に入学。その後、母親はよくなったものの、父や母の為に心療内科にもいかず普通になろうと我慢してきました。35歳になった今、ひと月前に会社を首になり障害者手帳を取りながらアルバイトと失業給付・障害年金で暮らしていますが何もない日はフラッシュバックするばかり。今は父も丸くなれども、あの時の父やいじめっ子の顔を思い出すと怖くなるばかりです。
体験談
よし
50代 女性
2023年3月15日
生まれつき体が大きくて団体生活すらした事のない私は、小学校時代からイジメの対象でした...担任はベテランの教師。 団体行動の出来ない私にいらだち、名指しで注意...そこから自分の意思表示できず中学に上がってもイジメられ、修学旅行の記憶すらありません。今だに人と深く関わる事が苦手です。信用できない
体験談
もも
30代 女性
2023年3月6日
私もとしさんの気持ちすごくわかります。中退率ほぼ0の進学校をいじめで中退しています。今思えば嫉妬によるでっちあげでしたが、当時は深刻でした。某アイドルに似ているとクラスの男子が言ったのを面白くない女子が生意気だと言ったのが始まりでした。その女子が物凄くタチが悪くて、援助交際をしている、複数の男と次々と体の関係を持っているとうそのうわさを流され、生意気だからレイプしてやれとクラスの男子をあおっていました。性犯罪に巻き込まれたくなかったので、勉強はどこだって出来ると思い高校を中退しました。私の場合、親や兄弟、中学以前の友人も味方でした。だから、ひきこもらずに済みました。それでも、いじめ後遺症なのか以前より集中力が落ち、大学もランクの低い所しか受かりませんでした。それが悔しくて、心残りだったので、後に難関国家試験に合格しています。今、加害者が何かしてきたら合法的にやり返します(笑)!
感想
シングルマザー
50代 女性
2023年2月22日
としさんつらかったですよね。誰も味方がいない家族も解ってくれない、つらすぎます。今社会で頑張って親孝行したいと思うってすごいです。目標にさせていただきます。すごく優しい方と思います。それだけに傷は深いと思います。怒りがこみ上げるとき、私はお守りの様なものを持って大丈夫大丈夫って心の中で言ってます。怒りを小さくする事出来ると思うのですが、個人的にですが。人から何を言われてもその人に迷惑掛けた訳でもないし、人生皆平等にある。いなくていい人などないと思うのですが。心のない人の事考えない様にしましょう。応援しています。
体験談
ハングマン
30代 男性
2023年2月8日
私は、
家族や友人達から、見せかけの優しさを使い利用され、
彼らの都合の悪い事は、私に押し付けられてきました。
自殺を何度もしようとしました。
味方がいないまま中学生になり、
限界が来て家で暴れ、施設に入りました。
定時制の高校を施設から通い卒業し。
社会に出ても筋を通す性格が災いし、
職場に馴染めず転職を繰り返し、ある時デキ婚で農業経営をやる事になりました。
この時に、経営者になれるという下心もあり、案の定離婚。
その後、33歳の現在まで色々な知識や経験を得るために学び続けました。
お陰様で、学ばない人に未来は無いという事。
自然界でも狩りをしなければ生きていけまない。人も同じ。
私のズルい部分や良い人ぶりたい所も災の種だった。
イジメに立ち向かう逃げる等の防御は、
自分を救うために必要で、対処方法を探し動く事が大事だと気づけました。
体験談
ゆかちゃん
40代 女性
2023年2月8日
私も小学、中学といじめを受けました。小学生の頃は担任までいじめに加担していて、当然助けてはくれませんでした…。
中学生になると、いじめはさらにひどくなり、通りすがりに、気持ち悪い!と言われたり、生理用品の入った巾着袋を男子達で回し投げされたり、大事にしていたキーホルダーを窓から投げ捨てられたりと、ひどいいじめを受け、女子達からは仲間はずれされ、私は登校拒否になり、1年間中学を離れて、フリースクールの様なところへ通っていました。
今でも、その時事が頭から離れず、夢に出て来たりしてすごく苦しいです。
体験談
たたら
20代 女性
2023年2月6日
私も定時制高校で受けたいじめが原因でひきこもっています。

現在29なので10年も当時の傷で苦しんでいます。

今思えば、加害者は統合失調症などの、重度の精神障害だったのかな……虐待されている人でした。

私の身内にも人格障害、統合失調症の家族がいて、ハラスメントが日常化し、親は子供を守ることに消極的でした。

二十歳を過ぎて自分自身境界性人格障害になり、家族を苦しめていました。病気の影響から人間関係や社会常識に影響が出て、会社で定時制高校時代と同じいじめに遭ってしまい、そこから5年間鬱病で闘病しました。

一番ひどかった時は統合失調症のような症状が出て、PTSDが深刻化して幻聴や幻覚のようなものが出ました。加害者の声が四六時中聞こえ、何をしても暴言で嘲られ、監視されていると思って、暗い部屋で毎日一人言を言っていました。

この記事にとても共感しました。
悩み
るい
40代 女性
2023年2月5日
学生の頃、いじめにあっていました。耐えられなくなり、親に「学校に行きたくない」と泣いて訴えたのに、「社会にでたらもっと厳しい」「高校に行けなくなる」などと言われ休むことを許されませんでした。高校は親に「高校だけは出て」と、言われ渋々いきました。
未だに人間恐怖症です。
いい歳して恥ずかしいと悲しくなります。
不登校の子に嫉妬している自分もいてこんな自分がいや。
体験談
おみかん
20代 女性
2023年2月3日
私は小学5年の時に同級生達からいじめをうけました。家族にも相談できずこの頃から
人の顔を直視できない、視線が怖い
人が視界に入る、すれ違うだけで強く緊張してしまう
などの症状が出るようになりました。10年以上たった今は外出するのも苦痛なほどになっています。
そんな中でいじめ後遺症があると知り自分の状態についてようやく答えが見つかった気がしました。
これから少しでも症状がなくなり穏やかに過ごす時が増えたらいいなと思います。
体験談
シングルマザー
50代 女性
2023年1月16日
いじめ、人生を変えられてしまう悲しいこと怒りをどうしたらいいのかとても苦しい。助けてくれる所はあまりないから自分達で抜け出すしかないかも知れない。同じ思いの方お話しして下さい。少し心を楽にしましょう。時々潰れそうになるけど皆さんのコメント読んで落ち着きます。いじめは無くならないと思います。学校は隠そうとしている。学校に行く子どもの方が大事みたいです。弱い人がしんどい思いすることおかしい、ずっと恨み続けるかも知れない、忘れること出来ない。執念深いって思うかも知れないけど経験者でないと気持ち分かりません。
体験談
シングルマザー
50代 女性
2023年1月13日
皆さん、苦しい思い分かります。いじめた人が悪いから自分を責めないでね。かわいそうな人間だって思いましょう。必ずその人に報いがあります。そう信じています。少しずつ前に行きましょう、人生もったいない。
体験談
シングルマザー
19歳以下 男性
2023年1月13日
今中学1年の息子が不登校とひきこもりです。小学校3年にいじめにあってから、苦しい思いしています。親としてもつらいです。たまに嘔吐することがあります。何とか支えていますがしんどい。負けないで。
体験談
すりりんご
50代 女性
2022年11月28日
私も幼少期は姉からのいじめに始まり、小中といじめにあいました。中2の時が一番ひどく教科書、上履きを隠され先生に相談しましたが、首謀者の親が怖い人で何もしてくれず、親が同業者で話し合いで解決しましたが、東日本大震災を機にフラッシュバックし今ひきこもりです。対人恐怖症と診断されてます。
感想
まあだだよ
40代 女性
2022年11月7日
私も皆様のコメントに頷きながら閲覧しています。学生時代、意地悪をされても反撃したい気持ちは山々でしたが、スクールカーストの状況から、勝てずに悪化するくらいなら、我慢して勉強に打ち込む方向に切り替えてました。「学校に行くのは現在地・現在形でしか出来ない。奴等とは永遠に同じ学校・学級なんて無いのだから」と常に自分に言い聞かせていたものの、50を前に心の苦しみが払拭出来ずにモヤモヤして生きているのは、私だけでは無い事に救われています。
感想
anna
30代 女性
2022年10月25日
いじめの後遺症と言う言葉を始めて聞きました。以前は『そんなものは無い』と否定されていたと思う。小3から中1までいじめに遭いました。進路は親に決められ、嫌で定時制高校に入りました。中学3年間同じ担任で、同性ながら性的な発言などの嫌がらせをされていました。高校の担任から内申書がひどい内容だったと聞きました。私本人との差がありすぎて、内申書が嘘だと分かったと言われましたが、訴え先が分かりませんでした。大人になってからもDV被害に遭い、離婚後にカウンセリングに通い、自分を取り戻せました。現在は地元や親とも縁を切ったようにして暮らしています。としさんと同じく地元は敵ばかりだったなと思う日々です。つらくても、勉強や前進をあきらめなかったのは、としさんやここの皆さんと同じだなと仲間のように思いました。
感想
眠り姫
50代 女性
2022年10月23日
故郷のある町に近づくことないと思う。

イロイロな面で成長した今のあなたをイジメる人は少ないし、今ならば正当に反撃できる術も知ってる。

以前にいた状況が異常だったんだ、って。
解っていても恐怖のフラッシュバックは収まらないよね。
安全を何度も確認し続けて、安全に慣れて、世界の感覚が変化するのを待しかないかも。

そんな中、生きて仕事に就けたあなたはエライ!
尊敬します。
提言
メガ
50代 女性
2022年10月23日
イジメという言葉を使わず、「人権侵害」とか「暴力」とか裁判に直結するイメージの言葉に変えて欲しいのです。社会の中で他者に暴力をふるえば逮捕なのに学校だとイジメかどうかの検証だけに時間を取られ、やられた側は深くて暗い時間の中に閉じ込められるんです。イジメじゃなくて「暴行罪」「侮辱罪」「強要罪」等々の言葉で教育していくと加害者側が抑制されるのでは?
体験談
まつ
30代 男性
2022年10月23日
私は地元の小学校でいじめに遭ったため、地元との関係を清算するために中学受験しました。大学まで卒業し社会人をやっていますが、地元での買い物や散髪が嫌で、遠くまで行っています。
体験談
私は忘れてないから。
30代 女性
2022年10月17日
小学5年生と中学1年でいじめを経験した。小学生の頃は引越と重なりリセットできたが、中学受験勉強を必死に取り組んでいじめとは割に合わないと思った。その後、当時を思い出さずに生きてきたが、壮絶な出産と夫のDVで外出の気力がなくなり、人間不信やママ友達作りの苦労が再発。あの頃の経験が、20年後の、1番幸せを感じたい乳児の母の記憶をほとんど消し去るとは、思いもしなかった。出産の時に死んでしまえばよかったとさえ思うほど、嫌がらせをしてきたあの人たち。当事者に会えば大人の対応をしますが、絶対に許さない。
体験談
かな
40代
2022年10月8日
小中高といじめられ、社会人になってもいじめられてました。太っているからただそれだけで。先生も一緒になってやられてました。そうそうにドロップアウト、精神科受診で20年以上キツい薬を飲み続けています。なのにいじめたヤツらはのうのうと普通の生活を営んでる。許せません、今でも、そいつらの大切なものを目の前でぶっ壊してやりたいです。それくらい憎しみが消えない。
体験談
ガーデン
50代 女性
2022年10月5日
こんにちは。記事を読ませていただきながら 私も同じだなと感じました。私へのいじめは、見た目からのものでした。不安とうっぷんが爆発して周りに刺々しい態度をとって孤立しました。今、大人になっても怒りと向き合っています。怒りとは、困ってしまっている、と思うのです。相手が怒っている時も自分も。困ってるんだな、不安なのかな、寂しいのかな、悲しいのかな、距離を縮められるかな、仲良かったら伝えられたのにな、などなど、怒りの裏にあるキモチに着目をします。本当に意地悪な人もいるし、自分の思い込みの場合もあるし、落ち着いて、焦らずに、清い気持ちで、深呼吸をして イライラを落ち着かせます。そして 家に帰って 好きなショートコントを見たり、カウンセラーのYouTubeを見て学んだりします。アウトプット(書いたり声に出したり)して 改善策を立てます。自分の脳の癖を、今、客観視しようと思っています。
体験談
kelly
20代 女性
2022年10月4日
読んでて非常に共感を感じました。特に怒りがたまっていて、それを糧やエネルギーにしているところです。私はパワハラとモラハラを経験し、適応障害・自殺未遂においこまれました。現在は臨床心理士を目指して勉強しています。ハラスメントを経験すると、いつまでもはらわたが煮えくり返り、殺意がものすごくわいてきます。その折り合いが最近少しずつ分かってきました。復讐心というよりも、ただ充実した人生を過ごしたいです。
悩み
コバヤシスケロク
40代 男性
2022年10月4日
オレの場合、中学校教師に、うらみがある。いまだに。いま47歳だが、32-3年まえの、苦く苦しい過去を引きずっている。あれからもっと苦く苦しい過去の傷を受けたし、人を傷つけてきた。いじめたやつらは、いじめたことを忘れ、いじめられた人間はいつまでもいじめられた苦い苦しい過去を忘れることは出来ないのだ!
提言
むかし人(びと)
60代 女性
2022年9月28日
親からの虐待でトラウマを抱えながら生きてきました。
子どもはいませんが主人とのやり取りの中で、昔のことを
思い出しては感情的になります。

数年前のパート先でも感情的になって、仕事を辞める遠因になりました。
始めて自分の心の癖に「なるほど」と、納得しました。
昨年から、脳活を兼ねて「ナンプレ」をしています。
これを始めてから、徐々に「感情に支配されて、長々と怒り出し、主人を問い詰める行動というか
、自分自身の苦しみ」からも解放されるようになりました。ナンプレを始めてからはニュースに感情移入することも減りました。
体験談
らな
40代 女性
2022年9月16日
私も小学生でイジメにあいました。

原因は覚えてませんが、「自分が周りから嫌われる存在である」という衝撃は悲しく、孤独で、受け入れ難いものでした。

それ以来、何をするにも自信がなくなりました。周りに嫌われないかだけをかんがえ、会話するのが怖くなり、自分の意見や意志より人の真似ばかりするようになりました。

進級して、友達ができても、過去にイジメられた自分を知られたら離れていくのではないか?と怯え、相手の顔色伺ってばかり。根暗でビクビクするからか、大人になってもイジメにあいました。もうそこまでくると、またか、と思って、泣けなくもなり、悪い意味で図太くなり、性格がゆがんだ気がします。

転職くりかえして、たまにひきこもり、ずっとイジメをひきずっています。
いい大人がなにしてるの?って思う自分もいて、
いつまでも過去から立ち直れない自分を感じる度に絶望を感じます。
体験談
まるしん
40代 男性
2022年9月10日
私もいじめに遭っていました。過去に引き戻される経験もしたことがあります。

自治体の就職支援事業所で、過去のいじめについて5分ほど話しただけなのに、いじめに遭っていた「あの教室」に戻された感覚になり、「ウワァァァ!」と叫び出しそうになりました。
学校でのイジメという「虐待」の結果です。私は同級生に虐待されたのです。
「人間不信」というのも本当にそうです。最近気づいたのですが私には「何でも自分でやらなければならない」という思考の癖が付いています。「他人に頼る」「他人が信頼できる」という発想がそもそも無いのです。
人との繋がりを奪われました。
感想
M
40代
2022年8月22日
としさんすごいなと思いました。困難から立ち上がるちから、レジリエンスがあるなあと。他者の事をよく観察して、自分を内省して、命のちからをためて動き出す。何度も自分の感情、選択、思考に調整を加える。としさんが中学校で良い教育者、理解者、同じくらい知的な人物に出会っていたら、エネルギーがもう少し早くたまっていたかもしれません。
感想
さらさら
50代 女性
2022年8月14日
戦争で理不尽な目にあった人と同じくらいの苦しみがいじめにはあると思う。戦争は共通体験になり得るけど、いじめは個人の問題として片付けられやすい。
勝たなきゃ負け、のような価値観が幅を効かせていると思うけど、「寅さん」みたいなロールモデルが主流になるといきやすくなると思います。
オフィシャル
「#となりのこもりびと」取材班
ディレクター森田智子
2022年6月14日
みなさん改めまして、コメントありがとうございます。いじめが終わっても、その傷には終わりがないこと、社会に広く理解されていないと感じています。

「ストレスを感じるだけで何も得るものがない」という言葉も重く受け止めました。
私たちは、みなさんの知りたいことに答えたいという思いを持っています。

「自分の話を聞いて欲しい」、はもちろん、
「こんな情報があったらいいのに」「調べて欲しい」というリクエストもお待ちしています。
応援とご参加、よろしくお願いします。
オフィシャル
「#となりのこもりびと」取材班
ディレクター森田智子
2022年5月10日
コメントありがとうございました。
いじめの経験やトラウマから、
社会生活や人間関係に悩んでいるという投稿、たくさん寄せていただいています。

「自分の声が誰かの背中を押すかもしれない」という気持ちでコメントを下さった方も多くいるように思います。

みなさんがここで共有してくださった言葉も、誰かの気持ちを動かすことを願っています。
人を信用できない孤独や怒りをどうやったら癒やしていけるのか。
社会としてどうしていったらいいのか。
みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
知りたいことやお悩み、お気軽にお寄せください。
体験談
ヤス
40代 男性
2022年8月5日
学生時代にいじめにあいました。そして、仕事が続けられず、ひきこもりを経験しました。現在、ひきこもりで無職です。

人間関係に悩み、いじめのことで人間不信、そしてひきこもりに。
30代の頃、精神科を受診し、発達障害と診断されました。
現在も生きづらさを抱えながら、なんとなく生きています。
体験談
匿名
2022年7月31日
職場いじめ、ハラスメントが続き、帯状疱疹で緊急入院をしたこともあり、しばらくひきこもっています。元々は前向きな性格ですが、それらの経験などで人間不信です。
提言
カコ
50代 女性
2022年7月22日
家庭内のいじめ、学校のいじめ、会社のいじめ・パラハラ、、、怒りのはけ口として攻撃が弱者に向かう、暴力のドミノ倒し現象と思います。

私も両親の虐待に始まり、どこに行ってもいじめられます。恐怖と怒りがコントロールできず、生きるための適切な対人関係のスキルを学習していないからだと思います。

しかし私自身、妹弟いじめの加害者でもあります。小学校時代も、正義感でしたことが、結局はいじめであった事もあります。

世代内連鎖という言葉を最近知り、取り返しのつかない事をしたという申し訳なさ、後悔、罪悪感を感じて生きています。
傍観者であった事もあります。他の子が先生や同級生にいじめられるのを見ても、何も動かなかった。私は自分の安全を優先した傍観者という「搾取者」だったと、今も胸が痛みます。

こんな体験をせずに生きたい。
年とっても社会性ない幼児のままです。

「対人関係スキルを学習する場が欲しい」
提言
栃木あゆみ
20代 女性
2022年7月17日
小中学生時代の9年間いじめにあい、その後人間不信に陥りました。誰のことも信用できずさらに孤立を深める日々でした。人の死すら悼めず、不幸を笑うような人間となってしまいました。しかし、高等教育機関の進学を経て周囲の人との関わりを持ち、徐々に上述した状況から克服することができました。また、自分にできることは何かを考え、暇さえあれば社会貢献活動を行うようになりました。現在は県職員として県民のことを第一に考え、公務に励んでおります。
感想
Mako
女性
2022年6月25日
としさん素晴らしい!!!
最後まで記事を読み終えて、心の中で僭越ながら拍手でした。
直感を頼りにコンサートに行かれて、まるでその歌詞が暗示するように故郷を出られて、お仕事をされて、本などから苦労して自分の状態をご自分で探り当てられて、すごいです。学校での学びよりも、自分での手探りの学びが、どれだけ大変で、どれだけ貴重なことか、と思います。
ご両親をドライブに連れて行ってあげたいという望みに、としさん本来の優しいお人柄を感じました。
優しく本当の意味で強い人だからこそ、このような人生の試練を経験されたのではないでしょうか?そして、勇気を持って経験をシェアして下さることで、救われる方がたくさんいると思います。私も、と誰にも言えなかった、恥と思っていた、理解されないと思っていた経験や過去を語り合えることで、誰かと共有できることで、どれだけ救われるかと思います。
提言
もとは
2022年6月22日
いじめられると誰かの怒りが自分の中に溜まっていってしまう、それを自分で抑えられない。
その時は言葉がすごく重要だと思います。

何かに強く怒っている時は過去にネガティブな感情をぶつけてきた誰かの感情を借りてるだけで本当は違うことに、周りから見ても妥当なことに怒っているのだと思います。誰かの感情を借りるとき、同時に言葉を借りているのです。そうすると周りから見たら自分から見てもめちゃくちゃなことで怒っているように見えるのではないでしょうか。
嫌なことをしてきた誰かの言葉を使わず自分の言葉で怒ることがいじめてきた人たちからの支配を抜け出すのに役立つかもしれません。
体験談
k
40代 男性
2022年6月11日
幼稚園から学生時代を通しずっと受けていたイジメ、今も私の中で大きな大きな傷として残っている。その傷は既に40を超えた今でも治る気配はない。時折フラッシュバックを起こすのだ。歯を食いしばりそれでも何とか前に進もうと努力し職にもついた。しかし接客業も相まって人間不信に陥り15年ほど続けた職場を去った。

今や私も立派なひきこもりだ。

周りは何も理解をしてくれず、殻に閉じこもる日々に、いっその事さっさと世から去るのも選択かと思うのを何とか振り払う。

私に粗暴を働いていた人達は各々が幸せな家庭を築いていると言う話も聞く。所詮、やったもの勝ちでやられたものは負けな世の中なのだろう。

彼らは何も知らなくて良いのだ。
恨まれている事を憎悪の対象である事を。
彼らは何も知らなくて良いのだ。
感想
クズ半グレー
30代
2022年6月10日
イジメ。被害者はその時の傷が、ありとあらゆる時に嫌な記憶を
強制的に呼びさまし出口の見えない暗闇に引きずられる。
短期間といえ安易にイジメにはしった自分に、もっと早く
こういう記事をすみずみまで読む努力をしろと言いたいです。

初めて電車を乗り継いで、迷いながらも好きなゲーム音楽のコンサートに行った。引きこもりを最低3年以上続けた人にとっては、おそらく地獄のような挑戦。
よくぞ会場までたどりつきましたね…。おめでとうございます。
中卒でも独学で介護関連の資格をとったり、引きこもり当事者の会を立ち上げたり。
誰かと関わる仕事に就けてる姿は、見違えるような成長ぶり。

あの時の自分に、ぜひ言ってほしい。
自殺を選ばず、ゲームの世界に逃げてくれてありがとう。
色々あったけど、何とかやり直せたよ。
体験談
アキ
40代 女性
2022年6月10日
NHKのこのテーマの番組に関しては長年見てきたと思います。
しかし毎回具体的支援に繋がらないどころか、当事者としてはフラッシュバックやストレスを感じる程度でほとんど何も得るものがありません。

実際の支援の現場では例えば今回のような昔の被虐待体験に関して、私も長年相談してまいりましたが、精神科医でも長期にわたる抑うつ症状やトラウマ治療に明るい人は少なく、未熟なゆえの独自解釈も多く「原因があるものは全てうつ病ではないため震災や事件の被害者にうつ病などない」「済んだことをいつまでも言っていてもどうにもならない」「結局働きたくないということだろう」「本当かどうかわからない」など、ほとんど治療らしいものはされません。行政と医療福祉の連携もされません。相談に行ってさえこうなのです。

世間で思われてるほど相談箇所はないですよ。
体験談
かに
40代 男性
2022年6月3日
としさんの体験談にもあるように、いじめによって極度の人間不信にさせられてしまうこと、足を踏み入れたら危険と感じるような場所に行かされることが何よりもつらいんですよね。

私自身もいじめと不登校の経験があるのですが、当時のいじめの記憶は現在でも地雷のように危険な存在になっていて、その頃は学校へ行けばなんだかんだと因縁をつけられて酷い目に遭わされるかもしれないという不安や恐怖がずっとありましたし、自分の身を守るのが精一杯になってしまって、進路のことを考える余裕はまったく無くなっていたと思います。

学校や職場などのいじめやひきこもりを考える上で、身の危険に直面するような状況に置かれた経験による心の傷があることを多くの人に理解してほしいです。
体験談
もも
30代 女性
2022年5月25日
いじめの後遺症は本当だと思います。自分の中に怒りがあると理不尽なネガティブな言動を取られた時に怒りが爆発します。自分とその人にしかわからないような余計な一言を言ってものすごく怒らせたりします。

それと同時にものすごくいじめられやすくなる。長い間のいじめのせいなのか自分にはなにか印でもついているかのようにいろんな人にあたられやすくなって、身に覚えのないことで責められたり言いふらされたり。
だから人を信用するなんて自分には絶対にできないです。

 逃げて逃げまくる生活しかできなくてずっとこの歳まできています。
感想
ドラクエ4が一番好き
50代 女性
2022年5月21日
私もいじめられ、職場でも家庭内でもモラハラやパワハラにあいました。
ちょっとしたことで不信感を持ち相手が敵意を持っていると思い込んでしまい、逆に傷つけてしまい、結果、友人も職も失くすことが良くありました。

自分一人ではなかったことに、少し安堵しています。
そして私もドラクエコンサートによく行っていた時期があり、としさんと同じで、愛する人全てを失い旅立つ勇者や、様々な背景を抱える仲間達が登場するドラクエ4に特に思い入れがあり、必死になってチケットを取っていました。

同じ様に「勇者の故郷~馬車のマーチ」は聴く度に涙がにじみ、そして勇気づけられます。
謎の城の美しく荘厳な調べは、名曲揃いのドラクエでも最も愛して止みません。

普段はこういうコメントはしないのですが、共通点が多くて書かずにはいられませんでした。
体験談
みっちー
30代 女性
2022年5月20日
社会人になってパニック障害を患い、離職、転職を繰り返しました。今になると、いじめ後遺症から来たものだと感じました。その職場は楽しくて人間関係も良くて、大好きな仕事だったので、離職するのは辛かったです。

わたしは高1の時、クラスの男子にケータイ番号を教えてと言われ教えると、冬休み前に別の男子から「あなたがいると気分悪くて迷惑なので、学校に来ないでください」と留守電に入れられていたり、机の下に段ボールが置かれていたり、すれ違うたびにコンプレックスになっていることを呟かれたり、人前で笑えなくなりました。留守電にその伝言をした男子も、番号を教えた男子も大嫌いです。2年になると徐々に無くなり、3年は楽しく過ごせましたが、陸上部とラグビー部の男子がこわかったです。

毒親育ちでもあるので、温かく心落ち着く家庭に憧れます。幸せになりたいです。
感想
柿ピー
30代 女性
2022年5月18日
私は小2から中3までいじめを受け、一番しんどかったのは担任教師の嫌がらせでした。
給食のパンの食べ方が汚いという理由で、床で食べろと指示を受け給食のお皿が床に並べられました。

トイレに行きたいと授業中に手をあげ報告したら、「みんなで柿ピーさんを閉じ込めましょう。トイレに行きたかったら窓から飛び降りなさい」と指示をされ、担任教師とクラスメイトは廊下にでて私を閉じ込めました。

クラスは2階にあったので本気で飛び降りようとしたら、担任教師に止められました。
かなり嫌がらせ受けてたので、当時の教頭に報告したら怒鳴られ腹を殴られ「赤ちゃん産めない体にするぞ」と脅されました。

他の児童がいる前で殴られてたのでその様子は職員室に広まり、教頭にも耳が入り夏休み終わったあといなくなってました。

あれから26年経ちました。
今でも人に対しての恐怖はあります。
体験談
まこ
40代 女性
2022年5月18日
幼稚園から高校まで、イジメられていました。幼稚園では、自分のロッカーに入っていました。

小学5年生から、ゾンビと言われ、触るな菌が付くと何をやることも出来ませんでした。チーム分けするもの、最後まで残り、嫌々でチームに入る。中学2年生でも班長が、メンバーを決めてくれたけど、友達と同じ班がいいと私とチェンジして欲しいと言われました。私はどちらでも良かったけど、向こうが拒否をしたので、その班が人数が少なくなって、私が悪者になりました。

高校では、教師の目の前でイジメられていました。教師は、無視!ロッカーに入っていたモノまで盗まれました。後輩にストーカーされても教師は信じてくれなかった。
親からも殴られ、付き合った男からもDVを受けていました。

今もモラハラ、パワハラ受けています!モラハラ、パワハラしている男は、自分の都合のいいことしか言わない。だから私が悪者になっています。生まれながら、波乱万丈です。
感想
かお
40代 女性
2022年5月18日
私は幼稚園から社会人に至るまで、学校生活の中でもいじめにあっていて、今でも同性の集団が苦手です。

今回、それが原因で職場でパワハラになり、精神疾患になりました。
としさんみたいにまだ経験とは捉えられませんがいつかそう捉えられるといいな…。
悩み
めーこ
40代 女性
2022年5月18日
いじめの後遺症、すごく分かります。私も小学4年生の時いじめられ、人間不信に陥り、30年経った今も対人恐怖症です。人と目を合わせられない→顔見れない→顔覚えられない→顔と名前が一致しない。買い物等で知人に出会っても、ちゃんと顔覚えてないから挨拶もできない。
結婚して専業主婦の皮を被ったひきこもりになり10年。社会復帰できずにいます。
体験談
まーちゃん
女性
2022年5月11日
私は、子供のころよりイジメを受けてました。社会人になっても、見た目やアレルギーの為、イジメの対象になっています。汚い、不潔、気持ち悪い、見た目良くないから、相手にしたくない、という理由です。
学生時代の人からは「イジメられてたから、今もイジメの対象。相手にしたくない」と言われてます。私と会っても無視。少し離れたとこで、「あれは、イジメられてたから、無視している。早く死ねばいい」と聞こえる声で言われてます。言い返すと、余計に言われてます。
体験談
えーちゃん
30代 男性
2022年5月10日
タイトルみて読むのに勇気がいりましたが、後半はいい話も聞けて良かったです。
感想
ママ
40代 女性
2022年5月8日
とても辛い体験しましたね。ですが今その体験を周りに伝え同じ事を繰り返さない様発信する姿は素敵です。みんな被害者になりたくないのにイジメは繰り返されています。どうしたらイジメはなくなるのか。その環境や考え方、法律も含めて考えるべきです。ひきこもりで失われた時間は長くやり直すには根気がいると思いますが、今は仕事にも就き大学卒業、資格取得目指しているとの事で安心しました。社会人になってから夢に向かって頑張る人もいます。貴方が目的を果たしたときトラウマが少し軽減される事を願います。貴方の人生応援しています。
感想
はち
50代 女性
2022年5月7日
私はバツイチ女性、58歳。
はっきりとしたいじめは受けたことはないように思いますが、女子校で、ネグレクトのなかで3年間過ごしました。

一番多感な時期に身をおき、経験した環境は、後々引きずることは解ります。

そして、人から受けた傷は、きっとどこかで人との出会いによって救われる瞬間があると信じたいし、信じて生きていきましょう。
いじめられた経験がよみがえってきて、怒りが押さえられなくなる、と、自分を分析出来ているのだから、聡明です。
そして、痛みを知っている人間だからこそ分かる、他者の痛みを感じられる心があるはずです。
それはきっと、今勉強に励んでいる福祉分野にも生かしていけると思います。
順風満帆ではなかった経験が、生きるときが来ると信じて自分を生かしてください。
感想
アオミカン
30代 女性
2022年5月7日
「当時の自分に引き戻されてしまって、人格を乗っ取られる感覚がある」
自分も全く同じで、人間関係で何かトラブルが起こるたびに苦しんでいます。
私は幼少期に家族から人格否定をされた経験があり、その影響で今でも自分の存在を蔑ろにされると意に反して感情的になってしまいます。
自分が発達障害なのか真剣に悩んだこともありますが、今回「後遺症」という言葉を目にして、私もずっと後遺症を抱えていたのだと腑に落ちました。
私はひきこもりでもないし、社会参加もできていますが、一方で自分の傷を認めてシェアする事がなかなか出来ずにいました。
私は幼少期に存在を否定された事で自分の人生に長く影を落とすほどの傷を負いました。私の経験は、誰が何と言おうと私にとって重要なものです。
「自分で自分のことを“当事者”と認めても良いのかもしれない。私は後遺症を抱えているのだ」と思うと、少し楽な気持ちになりました。
悩み
ひなぼん
50代 女性
2022年5月7日
小学校でいじめにあい、不登校になりほとんど小学校いってません。40対1というクラスでの孤立。友人のひどい裏切りに絶望しました。
いま58歳。会社もムリなので、個人で仕事を始めて仕事できるようになったのは35歳すぎてから。その間人間関係はなかなか作れず、苦労しました。いまだに壮絶ないじめの夢をみたり、
人から裏切られる夢をみるし、芯から人を信じられませんので、何度かしてきた恋愛もうまく行かず結婚していません。人は裏切るという呪縛から結局のがれられず、素晴らしい友達いながらいつかダメになると思ってしまい、距離感も非常に気を使ってしまい、自分みたいな人間に付き合ってくれて申し訳ないとおもってしまいます。
ですのでやはり孤独感がつねにあります。
人に甘えられません。この先もこういう生き方しかできないかと思うと寂しいです。
本当は家族やパートナーが欲しいです。