クロ現+
2020年7月25日

シビックテックと民主主義

「私は“データを駆使して誰も取り残さない社会を作る”ことを常に考え、実現を目指しています。シビックテックはこの考え方に非常に近く、withコロナ時代の大きなうねりとして、とても注目しています。」

宮田さんがこう語るのは7月8日の放送回でも取り上げた市民がテクノロジーを使って社会課題の解決を目指す「シビックテック」の可能性です。

「シビックテックの最大の武器はずばり“多様性(ダイバーシティ)と包摂(インクルージョン)”へのアプローチです。現在の民主主義がつくる社会システムは選挙で選ばれた政治家や行政担当者によるトップダウンの仕組みが主ですが、この場合『多くの人が困っていることはこれ』と人々の平均に向けた対策になりがちです。私はこれを最大幸福=最大公約数と考える仕組みと呼んでいるのですが、これだけでは、より多様な立場であったり、社会の平均とは異なる事情を抱える人を包摂してサポートすることが難しいという欠点があります。そこで行政官だけでなく、市民自身が社会システム作りに参加し、さらにテクノロジーを使うことでより手の届かなかったサポートを実現していくことができます。シビックテックは、日本だけでなく今、全世界で起きている民主主義をより強力に刷新する動きなのです。」

日本のシビックテックの動きをけん引する存在として注目されているのが、シビックテックの市民団体・一般社団法人Code for Japanの代表・関治之さん。宮田さんも「まさにこれからシビックテックが羽ばたくとき」と活躍に期待を寄せるキーパーソンです。
日本で今広がりを見せるシビックテックの動きについて、関さんにインタビューした記事はこちらです↓
「“ともにつくる” コロナ時代を支えるシビックテックの潮流」

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