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“語ろう! 学校のコト”
「ブラック校則」「大学入試改革」「プログラミング教育」… 昔、通っていた人だけでなく今通っている人にも「どういうこと?」というフシギがいっぱいのイマドキの学校。 未来を育む学校で、いま何が起きているの? このページでは継続して教育・学校に関する記事や動画を投稿していきます。 生徒、保護者、教師などそれぞれの立場でみなさんが感じていることやご意見、疑問をお寄せください。
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2020年3月2日
【語ろう!学校のコト Vol8】校則 先生たちの本音
理不尽な校則や指導、いわゆるブラック校則に対する声が多く寄せられる中で、私たち取材班が本音を知りたいと考えていたのが先生たちです。

匿名の座談会という一定の条件のもとで取材に応じてくれた現役の高校教師たちが語った校則問題とは…。

(ネットワーク報道部 校則問題取材班)


入試まっただ中の先月(2月)はじめ。東京・渋谷のNHK放送センターに各地の高校に勤務する20~60代までの男性・女性教師5人が集まりました。



管理職もいれば、教師になってまだ数年という若い先生もいます。

校則は必要です。でも…
先生たちにさっそく質問を投げかけました。

『そもそも校則は必要か?』
○か×で尋ねました。

すると、全員が「○」と回答。



(B先生)
「やっぱり校則がなかったら、学校の中が無秩序になってしまう」

(C校長)
「学校は集団生活の場。守らなくてはいけない校則は絶対ある」
「校則は生徒を守るためのものでもある」との考え方を示してくれた先生もいます」


(E教頭)
「派手な格好をしてくる生徒がいると、それがいいということで校内に伝染してしまう。ある程度のところで校則を守らせないと、落ち着いた学習環境を補償できなくなる」

学校にとってメリットを挙げてくれたのは北海道の公立高校に勤務するA先生。就職を目指す生徒にとっては、規律を守れることが企業へのアピールにもなるというのです。

(A先生)
「校則を守ることは学校のイメージを守ること。学校のイメージがだめになった瞬間に、地域のどこからも相手にされなくなる。だから子どもたちにしっかり校則を教えないといけない」

説明できない!悩める先生も
うーん。どれももっともな意見。

けれどもこの数年、校則や指導によって精神的・肉体的苦痛を訴える声が徐々に目立つようになり、去年8月には、改善を求める6万人の署名が文部科学省に提出される動きもありました。

生徒や学校生活のための校則なのに、どうしてこんな声が各地であがるんでしょうか?

いわゆるブラック校則の問題が指摘されていることを踏まえて話を聞いてみると、先生自身も違和感や疑問を感じることがあるそうです。



(D先生)
「うちの学校では、男子ツーブロックがだめなのだが、なぜだめか聞かれてもわからない…」

少し戸惑いながらも話してくれたのは生徒たちと年齢が近い20代のD先生。 生徒指導を担当しています。

校則について生徒を納得させられるだけの説明がなかなかできないと本音をのぞかせました。

(D先生)
「髪を結ぶ位置がなぜ耳より上にあげてはいけないのかと女子生徒が言ったことがあるが、基準やだめな理由がよくわからない」

校則の必要性を認めつつも、なくしていくのがいいと考えているそうです。同じ女性のB先生も生徒指導のかたわら、本音では校則に違和感を覚えるといいます。

(B先生)
「スカートの丈はひざ丈の位置と決まっているのに、厳しく指導していない一方で 頭髪には厳しい。不思議だなと思いながらすごしている」

かつて、髪型が校則に違反したと指導した生徒から「なぜだめなのか?」と質問され「校則で決まっているから」としか答えられなかったB先生。生徒の問いに答えられなかった当時の苦しい思いを明かしてくれました。

(B先生)
「生徒は納得しなかったので、つらかった。校則は生徒を守るためのものなのに、その逆をいっていると思う」

言うは易し 行うは難し
座談会は後半に入り、初対面の先生たちも少しずつ打ち解けた雰囲気となり、議論が熱を帯びてきました。



校則の根拠や存在意義をうまく説明できないといった声が相次ぎ、議論は理不尽な校則は見直すべきという流れに…。

(E教頭)
「わからないようなルールは変えたほうがいい」

(C校長)
「現状とかけ離れている校則は考え直したほうがいい」

ただ、実際には“言うは易く行うは難し”。

先生たちの本音とは裏腹に現状では校則を変えることは簡単ではないようです。

C校長は、保護者からのさまざまな要望に応えながら判断を迫られる難しさを教えてくれました。

(C校長)
「校則が厳しすぎるという親と反対にもう少し厳しくやってという親がいる。うまくバランスをとっていかないといけない」

さらに、業務の多様化で先生自身の忙しさが以前と比べて増していると指摘する人も。

(E教頭)
「従来の授業や部活動などに加え近ごろは交通安全や情報教育など、○○教育というものが増えている。生徒との時間が取れなくなってくるので、信頼関係もうまく築けない。だから、校則の見直しもうまく進まないと思う」

さらに子どもたちの教育は家庭と両輪で進めていくものなのに、それがなくなっていることも原因の一つと指摘しました。

(E教頭)
「服装指導は家庭でやっていればいいと思うが、それを全部学校に委ねてくるので、ルールを細かく決めたほうが楽になる。だから、『校則問題』も起きてくる」

みずから声を上げられる力を
先生たちの本音に対し、「必要性を感じているなら変えればいいじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、一筋縄ではいかないようです。

議論の最終版、先生たちからは校則を巡る問題に注目が集まる今こそ、教師も立ち止まって 考えるよい機会にしようという意見が上がりました。



(C校長)
「学校のルールを見直す好機なのではないかと思う。実際に、女子生徒の制服にズボンを導入したり、ポロシャツをOKにしたりしてきましたから」

生徒からも声を上げて欲しい、というD先生の話にはみなさんうなずいていました。

(D先生)
「生徒から校則見直しの声があがって、確かにと思ったものには、応援します」

(E教頭)
「ただ『校則が嫌だから変えてくれ』というのは、議論ではないし、無責任。具体例をあげながら、こう変えてほしいと、話を持ってきてほしい」

これまでの取材で紹介したように女子生徒の黒タイツ着用を認めてもらおうと、生徒が声をあげてみずからアンケートをしたり保護者やOBを巻き込んで議論したりした末に校則を変えたという岐阜県の公立高校のケースもあります。

生徒自身が校則をどう変えたいのか、なぜ変えたいのかをよく考えることが大切というE教頭の意見もわかります。

SNSの普及でより意見を広く伝えやすくなっているからこそ、子どもたちには進んで声を上げて欲しいとの激励もありました。



(A先生)
「これは違うとか、もっとよくしていこうと思った時に、声をあげてアクションを起こす力は絶対に必要だと思う。言われた事にただ従うのではなく、行動を起こせるような人材を育てていくのも自分の役目だと思います」



約2時間にわたって白熱した議論が展開された座談会。ご紹介したのはその一部ですが、参加してくれた先生たちは生徒や保護者、社会と向き合って悩みながら校則のあり方を考えていることがわかりました。

あなたの身近な学校で校則に理不尽さや疑問を感じているなら、先生がどのように考えているか率直に聞いてみることが、問題を解決する第一歩となるのではないでしょうか。

校則について、生徒や保護者の皆さん、そして教師の皆さんの、本音のご意見を聞かせてください。下にコメントするか、 ご意見募集ページから お寄せください。
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2020年2月10日
【語ろう!学校のコト Vol7】外出ダメ! “4時禁ルール”に賛否 見直しの動きへ
皆さん、“4時禁(よじきん)ルール”って聞いたことありますか?岐阜県内の小中学校の中に、子どもたちが早く下校しても午後4時ごろまで外出しないよう指導しているケースがあり、それが子どもたちや学校関係者の間で“4時禁ルール”と呼ばれているんです。

このルールを巡って賛否両論の議論が起こり、見直しの動きへと発展しました。

“4時禁ルール”とは
“4時禁ルール”は、授業が昼までに終わり子どもたちが下校した際、
▼小学生は午後3時まで
▼中学生は午後4時まで
などと自宅から外出しないよう求めるものです。

毎日適用されているわけではなく、教員が、研修や研究授業などのために元々の授業を昼までに終わらせ児童や生徒を下校させた時で、岐阜県内の公立の小中学校では、多い学校で月に1回程度あるということです。

“4時禁ルール”は、校則などで明文化されているケースは少なく、各学校が口頭で指導しているということです。

しかし、そのルールに違反すると個室で指導したり、反省文を提出させたりする学校もあるということが子どもたちへの取材で分かってきました。 実際に指導を受けたという中学3年の女子生徒は「先生が納得いく内容になるまで 反省文の書き直しをさせられることもある」と話していました。

また、中学2年の男子生徒は「ふだんは部活動で忙しく早く帰れる時くらいは 自由に過ごしたい。先生におかしいと伝えても“ルールは守るべきだ”と言われて それ以上なにも言えない」と話していました。

岐阜県内のすべての教育委員会を取材したところ県内42市町村のうち36の市町村から、「4時禁ルールを指導している学校がある」との回答を得ました。

ルールに賛否の声が
岐阜県内で塾を経営する男性が、子どもたちや保護者に行ったアンケートをとったところ、保護者からは「なぜ4時なのか明確な理由が分からない」とか「早く帰ってきて外に遊びに行ってしまうより、“4時禁ルール“はあった方がいい」などさまざまな意見が寄せられていました。

しかし男性は、議論が十分ではないことが問題だと指摘します。「教師に抗議した生徒もいるが『決まりだから』とか、『ルールを破るつもりなのか』と言われて議論になっていない。  しっかりとした議論や自由な意見を言える場を作ってほしい」などとして、指導の見直しを求め、インターネット上で署名活動を行っています。

専門家は「行き過ぎ」

名古屋大学 内田良准教授

学校の安全管理に詳しい名古屋大学の内田良准教授は、「先生たちが本来責任を負わなくてもいい学校外のことまで責任を負わされている。放課後は本来は自由な時間で学校が管理するのは行き過ぎた行為ではないか」と指摘しています。

なぜ?4時禁?
“4時禁ルール”を指導し続けるのには、学校側にも言い分があるようです。 指導の理由について各教育委員会は、それぞれの学校の判断だとした上で、 「両親が仕事で不在の家庭が多く教員も研修などがありトラブルに対応できない」や 「一部の子どもは研究授業に参加しているので 不公平が生じるため」などと答えています。

そのほか、 「ふだんは授業をしているから」「本来学校にいる時間なので家庭で学習して過ごすべき」などの声もありました。

ルールの見直しへ
廃止の署名活動も始まり、岐阜県教育委員会は2月に入って
・一律に外出を禁止すること
・反省文を書かせるなどの指導
これらをただちに取りやめることを岐阜県内各自治体の教育委員会に伝えていたことが分かりました。



岐阜県教育委員会学校安全課は、NHKの取材に対し「学校での指導が教育目的を達成するための合理的な範囲を超えていないか、子どもや保護者などから広く意見を聞いて議論した上で指導を見直してほしい」と話しています。

皆さんは、このルールについてどうお感じになったでしょうか。

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2020年2月10日
【語ろう!学校のコト Vol6】「ブラック校則をなくそう!」寄せられた6万人の署名
2017年、大阪府立高校の女子生徒が「生まれつきの髪が茶色いのに黒く染めるよう強要され不登校になった」として損害賠償を求めた裁判がありました。その裁判がきっかけになって立ち上がったのが「ブラック校則をなくそう!」プロジェクト。髪の毛を強制的に黒く染めさせるなど、一般社会から見て“理不尽”と思える校則を「ブラック校則」と呼んで、その問題に取り組む活動です。

活動を行っている団体には1000件を超える体験談が寄せられていて、大きな動きになっています。
生徒や親からの悲痛な声


団体に寄せられた体験談です。
団体のメンバーで、評論家の荻上チキさんは、「多くの人達がこれは理不尽だと思っていて、なんとかしてほしいと思っていることが読み取れる」と言います。

生徒だけではありません。子どもの様子を心配する保護者からの声もありました。




荻上チキさん

荻上チキさん
「多くの人たちが安心して学校に通えるための校則であったはずが、その校則が多くの人たちにとってストレスフルなもので、そのストレスに耐えられない人たちは、むしろ学校からドロップアウトしていくというような、構図になってしまっていると思うんです。」


厳しい指導が不登校の原因になった人も
校則をめぐる厳しい指導が原因で不登校になったという、山本龍仁郎さん(19歳)。 怒られた時のつらさは、今も忘れられないと言います。

山本さんが不登校になったきっかけは、中学1年生の時。身だしなみについて指導されたことでした。通っていた学校では、毎月、全校集会の場で、髪型や靴紐の色などのチェックが行われていました。山本さんは、わずかに髪の毛が耳にかかっているだけで、教師から何度も叱責されました。

山本龍仁郎さん
「耳に髪の毛が1mmでもかかっていたとしたら、その場に立たされて結構怒鳴られますね。怒られると言うより怒鳴られる。」


時には、壇上に立たされ、他の生徒の前で謝るよう強要されることもあったそうです。 次第に学校に行くのが怖くなり、家に引きこもるようになっていきました。

山本龍仁郎さん
「つらいというか、耐えきれなくて。これが3年間続くんだと思ったら無理やなって。そこで一気に挫折というか。折れちゃいました自分の中の何かが。行く気はあるのに、学校のせいで学校に行けないっていう。なんか複雑な気持ちと葛藤と。なんですかね。悔しかったですね。」


山本さんの通っていた中学校はNHKの取材に対し、「身だしなみの乱れは生活の乱れにも繋がる。生徒を追い込むような指導はなかったはずだ」と答えています。

教育現場の改善を求める署名は6万人あまりに
去年8月、理不尽な校則の問題に取り組む「ブラック校則をなくそう!」プロジェクトが、記者会見を開きました。プロジェクトに賛同する6万人余りの署名を文部科学省に提出。教育現場の改革を訴えました。


教育現場の改善を求める署名

要望書では、精神的・身体的な被害を訴えるほどの指導の把握と早急な対応、黒染め指導の廃止、セクハラにつながる下着などのチェックの廃止、校則違反者に対する過重な指導の廃止などを求めています。

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2020年2月10日
【語ろう!学校のコト Vol5】生徒に配慮するための“地毛届” でも実態は…
くせ毛や髪の色などの特徴を学校に届け出る“地毛届”。生まれつきの個性なのに行き過ぎた指導をしてしまわないようにするために導入する学校があります。

しかし、愛知県教育委員会が(1月)、届け出の表現の中に人権に配慮が欠けているものもあるとして、全校に届け出内容の見直しを指導することを決めました。実態はどうなっているのか、取材しました。

(NHK名古屋放送局 藤谷萌絵記者)


4分の1で届け出
まず、どれだけの学校で“地毛届”の届け出を実施しているのか。NHK名古屋放送局は、愛知県に情報公開請求を行い、全日制の県立高校147校の校則を調べました。

その結果、多くの高校で髪の毛を染めたり、パーマをかけたりすることを禁止していて、全体の4分の1にあたる38校で、誤って頭髪の指導をしないようにという理由で くせ毛や髪の色が黒くない生徒に地毛の特徴を書類で届け出る決まりがあることがわかりました。

議論になってきた「頭髪指導」
染髪に関しては「生徒が規律ある生活を送るため」として脱色やパーマを禁止する学校は、これまでも多くありました。しかし、生まれつき髪の色が明るかったり、くせ毛だったりする生徒もいるため、「頭髪指導」のあり方を見直す動きも出ていました。



きっかけは、2017年、大阪で起きた裁判です。府立高校の女子生徒が「生まれつきの髪が茶色いのに黒く染めるよう強要され不登校になった」として損害賠償を求め、多くの学校で校則の見直しの動きが活発になりました。

“黒髪の直毛”は普通?
それでも今も愛知県では、4分の1の学校で頭髪に関する校則がありました。県教育委員会が問題視したのは、その届け出に記載されている表現。いったいどう書いてあったのか、中身を調べてみました。すると「黒色でなく、薄い」や「普通」か「天然パーマ」かを選ばせるなど「黒髪の直毛」を標準とするような文言がある高校がありました。



県教育委員会は外国人など多様なルーツを持つ子どもや、髪の毛にコンプレックスを抱える子どもなどへの配慮が欠ける表現もあるとして(1月)、すべての高校に対し地毛の届け出について、人権に配慮する内容に改めるよう指導することを決めました。 県教育委員会は、「頭髪に関する校則は合理的な範囲で定められていると考えているが 地毛の届け出の内容や運用が人権に配慮したものとなるよう見直しを指導して参ります」とコメントしています。

愛知県は東京に次いで全国で2番目に多い外国人が暮らしています。さまざまなルーツを持った子どもたちも増えるなか、地毛届だけでなく、頭髪をめぐる指導そのものを見直す時期に来ていると感じます。

すでに多くの方から頭髪についてのルールについてコメントを寄せて頂いています。校則の問題について調査をしている団体「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」のアンケートによると、6人に1人が高校時代に「黒髪指導」を経験したとの結果が出ています。なぜ、なくならないのか、下にコメントするか、 ご意見募集ページから お寄せください。
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2020年2月10日
【語ろう!学校のコト Vol4】126文字が問いかける 「校則ってなに?」
校則をめぐるたくさんのコメントをいただき、各学校や地域でいろいろな考え方や議論が起きていることを感じます。

そもそも校則とか学校のルールとは何なのでしょうか?私たちは校則がないというある都内の高校を訪ねました。そこで出会ったのは「校則ってこういうことだよね」と思わせてくれる126文字の言葉でした。

126文字が問いかける 「校則ってなに?」(NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200207/k10012277011000.html
「校則を変える・見直す」動きは全国的に広がっていますが、実際に変えられたケースと変えられなかったケースがあるようです。皆さんの中にもそんな経験をされた方はいらっしゃいますか?その時、どのような価値観が焦点になったのでしょうか。ご意見や体験談をお寄せください。
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2020年2月7日
【語ろう!学校のコト Vol3】「三者協議」で校則を考える
「児童生徒の実情、保護者の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければならない」

実はこれ、文部科学省が、“本来の校則のあり方”について記したものです。
具体的にどうやって見直していくのか。模索を始めた学校を取材しました。
生徒、学校、保護者で話し合い
和歌山県立粉河高校では、年に2回、生徒や教師、保護者が集まる「三者協議会」を開いてきました。それぞれの立場で、校則などへの意見を出し合い、全員が納得できるルール作りを目指しています。



私たちが取材をしたこの日、生徒から、体育祭で写真を撮るために携帯電話の使用を許可して欲しいという声があがりました。

これまで携帯電話の校内での使用は、授業の妨げにならないよう原則禁止されており、体育祭でも競技や応援に支障が出る懸念があると使用は認められていませんでした。

教師:「カメラを使いたい理由を教えてもらってもいい?」

生徒:「携帯に(写真を)入れられないから嫌です。先生が撮っても自分たちの携帯に入れられないから、意味がない。」

体育祭の思い出を残すために、使用時間を限定した上で撮影したいと、新たなルールを提案した生徒たち。

しかし、教師や保護者からは、懸念の声があがりました。

保護者:「30分って結構あっという間だし、そこでバシッとみんな回収できるかって、結構難しい面も出てくると思う。」

教師:「そこのルールが守れるかどうか。ここにいる子は ほとんどはウンウンってわかってくれてる子が多いと思うけど、中に『まぁええやん』っていう子がいたら怖い。」

みんなが納得できるルールを生徒が考える
どうすればルールを徹底できるのか。生徒たちにその仕組み作りが委ねられました。体育祭までの1か月。生徒会のメンバーは、連日、話し合いを続けました。



生徒会が考えたのは、体育祭当日、携帯電話を一度預かるというアイデア。撮影する時だけ生徒たちに返却することで、決められた時間以外は使えないようにするというものです。このアイデアは教師たちに認められ、生徒会は全校集会で、ルールを守るよう周知しました。

体育祭当日。撮影できる時間は30分。ルールを破る生徒はいませんでした。

生徒会長: 「何か月もかけてルールを考えて良かったなと思います。頑張ることにはちゃんと意味があって、みんなのことを信用するのも大事だなと思いました。」

生徒会の顧問教師は、学校の押しつけでないルール作りが、生徒の成長にも繋がっていると感じています。

生徒会顧問: 「生徒の要望はある意味リアルなものですし、教員の意見や違う角度からの保護者の意見がいろいろ重なることによって例えば生徒も気づかなかったものの考え方に気づくというのは自分が物事を判断する経験をしていく上で大事なんじゃないかなと思っています。」

校則を変えたくても変えられない学校がある一方で、今回ご紹介した学校のように議論を重ねたことで変えることができたケースもあります。「私たちはこうして校則を変えた」という経験、ありませんか?小さなルールや決まり、習慣でもかまいません。体験談をお寄せください。
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2020年1月31日
【語ろう!学校のコト Vol2】高校で“トイレに行くと罰則”に込められた意味
みなさんは学校のルールに理不尽さを感じたことはありますか?滋賀県の高校では、授業に集中してもらうという理由で、「トイレに行くと罰則を課す」という生理現象に対するペナルティーが 相次いで明らかになり、問題となりました。

なぜこんなルールが設けられていたのか、現場を取材しました。

(大津放送局記者 松本裕樹 / 大阪放送局記者 大久保彩捺)

“テスト中にトイレ”で1割減点


去年10月、滋賀県の県立高校で定期テスト中にトイレで席を立つと、「点数を1割減点する」という規則を設けていたことが明らかになりました。

試験に集中してもらうことが目的で、通知表の評価には影響しないよう1割の減点にとどめていたということですが、外部からの指摘を受けて、「生徒にトイレの我慢を強いることになり、人権上の配慮を欠いていた」としてこの高校は、ルールを廃止しました。
“欠席扱い”になる学校も
滋賀県内ではその後、彦根市にある私立高校でも同じ問題が明らかになりました。 この高校では校則で、定期テストの開始後25分が経過する前にトイレに行くと、 「欠席扱い」にしていました。

こちらも試験に集中してもらうことが目的で、補修や課題レポートを提出すれば 単位は取得できるという配慮はしていたものの、批判を受けてルールを廃止しました。
同様のルール、ほかの地域では
滋賀県の問題を受けて、大阪府教育庁は、同じようなケースがないか150の府立高校を対象に調査を行いました。

この結果、生徒がトイレなどで退出した場合は教室への入室を認めず、試験を終了させていた学校が4校あることがわかりました。4校では原則、退出する前の解答で採点を行い、体調不良などの理由がある場合は前回の試験の結果などを踏まえた見込みの点数をつけているということです。これについて学校側は、試験中に退出する生徒が続出しないよう、指導の一環として行っているなどと説明しているということです。

また、試験は受けさせるものの、トイレから戻ってきた後の解答については、学期末や年度末の成績を決める際の参考点にすると答えた学校が42校に上りました。一方、残りの104校は、試験を受けさせた上で、ほかの生徒と同様の採点を行っているということです。

また、神戸市では、5つの市立高校が、生徒がトイレなどで教室を退出した時点で 解答を終了したものとみなし、このうち一部の高校では教室に戻らせず、別室で待機させる対応をとっているということです。
行政側は
滋賀県教育委員会などでは、去年10月に各高校に対し、校則などの校内の決まりごとについて、人権への配慮を欠いたものがないか点検するよう文書や口頭で通達を出し、これまでのところ、ほかの高校では問題は見つかっていないということです。

また、大阪府教育庁は、これまで成績の付け方で著しく不利益な扱いを受けた生徒はいないということですが、試験を終了させていた4校については、生徒の意思や体調に配慮した対応を行うよう指導することにしています。


大阪府教育庁高等学校課教務グループ 香月孝治 首席指導主事

大阪府教育庁高等学校課教務グループの香月孝治(かつき・こうじ)首席指導主事は
「学校としては、決してトイレを我慢させようと 思っているわけではない。
 各校が生徒一人ひとりの状況に応じて対応しているので、違いがあるのだと思う」

 と話しています。

そのうえで、
「トイレを我慢しなければならないという思いを生徒が持つようなことがあってはならないので、そうではないということをきちんと生徒に伝えるとともに、ルールの中に盛り込む必要があるかどうか、これを機会に見直しを求めることにしている。少なくともトイレを我慢してまで試験を受け続ける生徒がいないよう指導していきたい」
と話しています。


大阪教育大学 島﨑英夫教授

学校教育に詳しい、大阪教育大学の島﨑英夫(しまざき・ひでお)教授は、
「暗記に偏っているところが多いからこそ、トイレに行ったりすることが問題になるのかもしれない。自分たちの学校に、あるいは、目の前の子どもたちにどんな試験をしたらよいのかをぜひ考え、子どもたちと一緒に変えていけばいいのではないか。この問題をきっかけに、試験のあり方を見直す時期にきているのではないか」
と話しています。
ルールは何のために
そもそも学校の決まりはどうやって決められるものなのか。文部科学省は、「校則」については「児童生徒が健全な学校生活を営み、より良く成長・発達していくため、各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められる一定の決まり」と定義しています。校則のように明文化されていない決まりも含め、具体的な中身は各学校に任されています。

ただ、いったん決められると見直されることは少ないようで、トイレのルールを廃止した県立高校では、ルールができた経緯について、教員は誰も把握しておらず、なぜテストに集中させるためにトイレを我慢させなければならないのか疑問を感じながら「なんとなく」運用されてきたということです。
学校側には言い分も


一方、校則の意味を明確に話してくれた高校もあります。「テストでのトイレ」についてのルールを廃止した私立高校です。この高校では、実は「授業中のトイレ」については、 同じルールを継続しています。理由は「学級崩壊」を防ぐため。授業に集中できず途中で外に出て行ってしまう生徒が、少なからずいることから、少しでも集中する癖をつけてもらおうと、最低限50分の授業の半分は教室にいてほしいと25分の区切りを設けているということです。

大学受験を考えていない生徒にとって国語や数学などの通常の授業は、苦痛を感じるという意見もあるといいます。

高校では、調理師や保育士などの仕事に直結する体験型の授業も取り入れていて、こうした授業だと生徒は50分間真剣に聞きます。生徒と向き合いながら試行錯誤を続けているといいます。

「卒業後、社会に出れば、集団行動や集中するといった当たり前のルールが前提となる。そのときに困らないよう、あえて校則で縛ることで社会性を身につけてもらいたい」(私立校長)
学校の決まり 絶えず見直しを
私自身、水泳に明け暮れていた中学生のころ、プールの塩素で色素が抜けてしまい茶色くなった髪を、黒く染めるよう指導を受け、理不尽に感じた経験があります。

取材を通して、学校でのさまざまな決まりは何のためにあるのか、学校の実情に合わせて絶えず見直されていくことが大事だと感じました。


「こんな校則うちだけ?」「そもそもなんのために?」「なぜ変えられない?」 あなたは校則について疑問に感じたことはありませんか? このページでは「校則」について、様々な学校の取り組みや専門家のインタビューなどを掲載していく予定です。生徒や保護者の皆さん、そして教師の皆さんの、本音のご意見を聞かせてください。
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2020年1月17日
【語ろう!学校のコト Vol1】黒タイツがダメ!? 校則とたたかった高校生たち
「黒いタイツを認めて欲しい」「ベージュはいいけど、黒はダメ」。岐阜県のある高校の校則を巡って、この冬、学校と生徒たちの間で論争が起きました。学校があるのは、冬の気温は氷点下になる山あいの町。なぜ、校則で色まで指定されているのか?生徒たちは、ベージュの何がイヤなの?そして、黒タイツは認められたのか…。校則を巡るたたかいの記録です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191212/k10012210831000.html

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“性暴力”を考える Vol. 41~

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“性暴力”を考える Vol. 1~40

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“地球のミライは私たちの手に”

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医療と介護を考える

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“フェイクニュース”に立ち向かう

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ネット広告の闇

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