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クロ現+
2020年3月6日

3/8(日)は“オンライン”フラワーデモ【vol.61】

今週8日(日)は、国連が定める「国際女性デー」です。世界各地で、女性が達成してきた成果を認識し、さらなる権利の向上や社会参加を盛り立てていくための行事や催しが開かれます。

日本では この日、性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」が開催されます。人々が性暴力に抗議するため、自身の性被害や考えについて街頭でスピーチする このデモは、昨年の春に東京と大阪で立ち上がりました。1年間で全国各地に広がり、参加者は延べ1万人を突破。「性暴力を許さない」という人たちの思いが、大きなうねりに発展しています。

当初、全国47都道府県で開かれる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、地域によっては中止されることになりました。その代わりに、東京から初めて“オンラインデモ”が開催されます。

呼びかけ人の一人で、全国各地のフラワーデモの会場を訪れてきた作家の北原みのりさんに、フラワーデモの意義と“オンラインデモ“について、お話を聞きました。

(クロ現+ ディレクター 飛田陽子 さいたま放送局 記者 信籐敦子)


全国に広がったフラワーデモ

北原 みのり さん

Q:フラワーデモが始まってから、まもなく1年を迎えます。全国にフラワーデモが広がったことについて どのように感じていますか?

北原さん

日本では#MeToo(性暴力を告発する運動)が始まらないと言われていました。それは女性たちの力がなかったからではなく、#MeTooの声を潰す力があまりに強い社会だったからなのだと思います。

被害者は話せなかったのではなく、社会に聞く力がなかったのだとフラワーデモを通して 私は学びました。#MeTooを支える#WithYou(あなたと共にある、あなたの声を信じる)が必要だったのだと知りました。

多くの地域のフラワーデモが、「たった一人でも立つ」と決めた女性たちによって始まっています。私たちが街に立って声をあげ続け、声が次の声を呼ぶように急速に広まっていった背景には、やはり壮絶な性暴力の現実があるのだと実感します。

この社会を変えていきたい、そういう強い思いと共に、声をあげるのは無駄ではないと信じられる社会を私たち自身がつくってきたことに、大きな意味と意義を感じます。


初めての“オンラインデモ”
8日(日)夕方6時から、北原さんたちは初の“オンラインデモ”を予定しています。スマートフォンやパソコンでインターネットに接続すれば、参加することができます。



Q: “オンラインデモ”は これまでフラワーデモの会場に来ることができなかった、あるいは、フラワーデモが初めてという方にとっては参加しやすいかもしれません。開催を前に、今のお気持ちは?

北原さん

1年前の4月11日、フラワーデモ東京で「私たちの声は間違っていない。私たちの声を世論にしていこう」という約束をしました。その約束を、私たちは自らの力で かなえつつあるのではないでしょうか。

初めてのオンラインデモという試みに多くの方と一緒に声をあげられることを期待します。そしてまた、必ず集まりましょう。性暴力のない社会、安心して生きられる社会の空気を 一緒につくりましょう。


“オンラインデモ”では、ツイッターを通じて声を募っています。8日夕方の5時半以降、#オンラインフラワーデモ というハッシュタグをつけて投稿した つぶやきは、配信中に一部 紹介される可能性があるということです。

各地で開かれるフラワーデモの詳しい場所や時間については、フラワーデモの公式HPやツィッターアカウントを参照ください。

北原 みのり さん
フェミニスト・作家。著書に「メロスのようには走らない」「奥様は愛国」など。フラワーデモ呼びかけ人の一人。

※以前、北原さんを取材したインタビュー記事を「性暴力を考える Vol.21」はこちらです。https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0006/topic021.html


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