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2020年4月8日

AIで自殺リスクを予測する【デジタルVSリアル】

SNS投稿から自殺リスクを予測

人工知能、AIを使えば未来が分かる。そんな話を聞いたことはありませんか?
実は中国の市民団体は、AIを使った自殺予測をもとに、救済に取り組んでいます。

人口14億の中国では、2分に1人が自殺すると言われています。
そこで市民団体はSNSの投稿をAIで解析し、自殺するリスクを10段階で予測することにしました。さらに、ネット上の様々な情報を入り口に、リスクの高い人の住所や連絡先を特定していきます。

市民団体の代表、李虹さんの取材をしていたところ、「自殺リスク7」の人がいるという通知がスマホにきました。
調べてみると、その人は20代の女性でした。


市民団体の職員が、その女性のもとへ支援に乗り出しました。 マンションの下まで行き、その女性に携帯で会えないかと連絡をします。 女性は失恋をきっかけに、飛び降り自殺を考えていたところだったそうです。 その日は、会うことは出来ませんでしたが、今も支援は続いています。

SNSの爆発的な普及が開発を進めた

市民団体は1年半でのべ1700人の自殺を防いできました。 自殺予測AIを開発した武漢科技大学の黄智生特任教授はこのように語っています。
「私たちは多くの情報や考え方をデジタルデータとして残しています。我々は(分析により)市民の自殺をくい止めなければなりません。これは間違いなく個人のプライバシー保護よりも重要です。」



NHKスペシャル「デジタルVSリアル」
第1回 フェイクに奪われる“私”
 4月5日(日)午後9:00~9:49(総合テレビ)
第2回 さよならプライバシー
 4月12日(日)午後9:00~9:49(総合テレビ)

私たちが信じるリアル。それ、ホントに“リアル”!?SNSの投稿動画や検索履歴に残された個人情報、そして監視カメラの映像・・・今、デジタル世界に積み上げられていく膨大なデータが現実世界の私たちの行動に大きな影響を及ぼそうとしている。
テクノロジーの進化で生まれる新たな時代を見つめるシリーズ「デジタルVSリアル」。“シリーズアイコン”としてインスタグラムで大人気、渡辺直美さんが登場!

第1回「フェイクに奪われる“私”」は、4/12(日)夜9:49まで配信します


第2回「さよならプライバシー」は、4/12(日)夜10時頃~4/19(日)夜9:49まで配信します