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2022年5月10日(火)
女らしく…って言わないで! 声を上げ始めた若者たち

女らしく…って言わないで! 声を上げ始めた若者たち

「女なんだから○○しなさい!」。よかれと思って言ってしまうこの言葉、子どもたちの将来に深刻な影響を及ぼすことが分かってきました。最新の調査で、約半数の女子が「女らしさ」の押しつけで何らかの制限を受けたと回答。たとえば日本では大学の理系学部に進学する女性が極端に少ない背景に「女子は理系が苦手」という偏見があると言われています。ジェンダーバイアスに苦しむ子どもたちの“声”から解決策を探りました。#君の声

出演者

  • pecoさん (タレント)
  • ryuchellさん (タレント)
  • 村松 泰子さん (日本女性学習財団 理事長)
  • 桑子 真帆 (キャスター)

※放送から1週間はNHKプラスで「見逃し配信」がご覧になれます。

女らしく…って言わないで! "押しつけ"が生き方に影響

女らしさの押しつけで苦しんだり、傷ついたりした経験はありますか?

街の若者たちに聞いてみました。

「少年野球とか(男子)と一緒にやってたのは、やめました。サッカーもやってたんですけど、やめちゃいました。『女子は女子らしいスポーツやっとけ』みたいな感じがあったんで、やめちゃったのはありました」
「体育祭のチームのリーダーとか、『女子は団長のほうには手をあげづらいな』って。男性が一番偉いとこやって、女性がそれを横で支えてるみたいな」
「大きな声で笑っちゃったときに『もっと女の子らしく笑いなさいよ』って。男の子に生まれればよかったかなって、思っちゃったり」

都内5か所、50人の若者に話を聞くと、なんと8割が経験ありと答えてくれました。

全国の女子高校生を対象にした調査でも、47%という半数近くが女であることを理由に何らかの制限を受けたことが明らかになりました。

「女らしさの押しつけ」とは

女らしさの押しつけとはどういうものなのか。若者たちの声をもとに再現してみました。


<若者たちの声を元に作った再現ドラマ>
男子生徒
「山田って家では料理するの?意外とできそう」

女子生徒
「私、全然料理とかできないよ」

男子生徒
「女だったら料理ぐらいできないと」

男子生徒
「女子力ねーなー」

「料理が得意」、「字がきれい」など、女はこうあるべきという偏見を押しつけられ、生きづらさを感じる若者は少なくありません。

ほかにも。


<若者たちの声を元に作った再現ドラマ>
先生
「テスト返すぞ。女子なのに数学がんばってるな」

女子生徒
「あ…。はい…」

「女は数学が苦手」、「運動が嫌い」など、間違った思い込みにさらされ、意欲を奪われるケースもあります。

例えば、数学と科学の学力調査。男女で差はほとんどないことが分かります。

その一方で、大学の理数系学部に進学する女性の割合は、かなり少ないのが実情です。

進路選択にはさまざまな要因が影響しますが、女らしさの押しつけも大きいと考えられています。

専門家は、特に思春期にこうした経験を繰り返すことで、その後の生き方に多大な影響を及ぼすと指摘します。


子どもの発達心理に詳しい 京都大学 森口佑介准教授
「(思春期は)他人の評価とか視線に対しての感受性が、一番高いかもしれない時期なんですね。『女の子は…』みたいなことを言われ続けるわけなので、それがもしかしたら進路を選択するときとかに何らかの足かせになる。まさにボディーブローですよね。蓄積というのは」

声を上げ始めた若者たち

今、この女らしさの押しつけに傷つけられた若者たちが、声を上げ始めています。

これは、都内のNPO法人の取り組み。当事者である高校生たちが実体験をもとにドラマを制作し、YouTubeで公開。この問題を社会に広く訴えようとしています。

監督と脚本を務めた一人、高校2年のマキさん(仮名)は、女であることを理由に自分が好きなことを否定された経験がありました。人と意見を交わすことが好きで、学校では英語ディベート部に所属。世界大会にも出場しました。しかし…。


マキさん(仮名)
「『女子だったら、そんなに意見バンバン言ってたら(恋人と)付き合えないよ』とか言われて、私この活動してていいのかな?みたいな。日本って『女性らしくしてないと嫁に行けない』とか、そういう言葉が多いと思うんですけど、がんばっている活動を否定されると私は苦しみましたね」

マキさんと共にドラマを制作したメンバーたちも、同じような経験をしたといいます。


「中学校のときに生徒会に立候補したんですけど、『女の子なんだから、そんなに人前にでなくてもいいんじゃないか』って」
「とある先生に『女子はネクタイよりリボンのほうが似合うわよ』と言われて、自分の好きなファッションをしちゃだめなのかなって」

高校生たちの実体験をもとにしたドラマです。

<高校生たちが制作したドラマ>
NPO法人ジェンダーイコール

女子生徒
「『スペーストラベラー』見た?めっちゃおもしろいよ。何回も見に行きたいくらい」

女子生徒
「りさ、またSF映画の話してるの?恋愛映画のほうがおもしろいって」

女子生徒
「私、恋愛映画興味ないし」

男子生徒
「そんなんだからモテないんだよ」

皆さんどのように感じましたか。

「SF映画が好きな女性はモテない」。
この言葉をかけた人は、悪気があるわけではなく、むしろ相手のためを思って言ったかもしれません。

しかしこれは「好意的性差別」と呼ばれ、若者たちを追い詰めるといいます。


ジェンダー問題に詳しい 広島大学 坂田桐子教授
「好意的性差別っていうのは、一見好意なんですよね。女性のことを嫌いだって言ってるわけじゃなくて、すごく親切な好意に見える。むしろこんなに好意的に接してくれてるのに、どうして私は出来ないんだろう。それは私が能力が低いからだ、みたいに考えていってしまう」

自分に自信がありますか? 成長につれて下がる女子

<スタジオトーク>

桑子 真帆キャスター:
相手のためを思ってかけた言葉が、実は相手を追い詰めていたり、自信をなくさせてしまっていたりするかもしれないということで、こちらのデータをごらんください。

小学4年生から高校3年生までの男女、およそ1万5,000人に行ったアンケート調査です。「自分に自信がありますか」という質問に対して、「ある」と答えた人の割合が、特に中学生になると女子が急激に下がり、30%台にまでなっています。

社会学者で学校のジェンダー問題に詳しい村松泰子さんにも参加いただいてます。村松さん、急激に下がるこの間に何が起きてしまっていると考えられますか。


スタジオゲスト 村松 泰子さん (社会学者・日本女性学習財団 理事長)
学校のジェンダー問題に詳しい

村松さん:
とても残念な数字ですよね。こういう結果を生み出しているものは家庭ですとか、メディアの中での男女の扱い方などが関係して、大人や社会的なものが作用していると思います。学校教育そのものも、また関係しているというふうに思います。

例えば、毎日いろいろな場面で繰り返し使われる出席簿も、昔は男が先、女が後という男女別の名簿が普通だったのですが、最近小学校では男女混合名簿というのがかなり普及しています。

けれども、中学になると急に男子が先の名簿が増えてきているんですね。名簿だけではなくて、日々の学校生活の中でも男が先、女が後、男が上、女が下というような順序づけというのにされがちです。

男の子も「男のくせに」って言われることあるんですよね。ただ、「男のくせに」というのは、男の子が頑張れないときに言われる言葉ですよね。それに対して女の子が「女のくせに」と言われるのは、頑張り過ぎたときに言われてしまうんです。例えば、女子が積極的に何かをするとか、リーダーシップを発揮すると、「女のくせにでしゃばるな」とか「わきまえろ」とか言われてしまうわけです。

小さいときからのこうした積み重ねが、思春期で女子と男子という意識が強くなる時期に、女子の自信のなさという形で現れてきているんじゃないかなというふうに思います。

桑子:
今、「男らしさ」という話もありましたけど、そういうのを感じることはありますか。


スタジオゲスト ryuchellさん (タレント)
育児やダイバーシティについて発信

ryuchellさん:
そうですね。それこそ僕も小さいときはお人形遊びが大好きだったので、遊んでたら「男の子なのにどうしてそういう遊びしてるの?しないほうがいいよ」と言われたりとか。

「好意的性差別」という言葉が出てきましたけど、正直その言葉、すごく優しく聞こえたんですよ。言われた本人からしたら「好意的に言っているんだ」と思うけど、僕も小さいときだったからそこまで思えないですし。やっぱり「自分っておかしいのかな」って思ってしまう。

だけどあるときから、いろんな人がいるし、僕も僕で自分をしっかり大切にしないといけない。「男らしくしないと」、「女の子らしくしないと」という言葉が世の中から消えるって相当難しいし、個人的にそういう社会になりますようにって願うよりも、自分がまず強くなる。心を強くするというところから始めていったんです。

例えば、「男らしくしないと」って言われても、「別にこれだけが男らしいというふうには限らないんじゃない」とか、そういうふうに自分の中で自分の軸、意見を持つ、そういうふうにして今、僕は個性的に生きていると思うんですけど、自分では。個性的に生きるには、やっぱりいろんな声をいただくので、それでも自分らしく生きたいという道を自分で選びました。

桑子:
pecoさんは若者からSNSなどを通じて相談も受けると思うのですが、どういうふうに見ていらっしゃいますか。


スタジオゲスト pecoさん (タレント)
3歳の息子の育児に奮闘中

pecoさん:
本当に多いのが、「自分に自信が持てないんです」とか「人と比べちゃうんです」というメッセージをよくいただくんですけど、自信が持てないのは人と比べてしまっていて、「私はあの人より劣ってるんだ」とか、そういうふうに思ってしまうことがすごい大きいのかなと思っていて。

だから、人と比べることによって自分を高められる人はすごいすてきだと思うんですけど、そうではなくて、比べてしまうことによって「ああ、自分なんて」って思ってしまうんだったら、全く同じ人間なんて世の中に1人もいないわけだから、それとそれを比べることに意味はあるのかなと私は思うので、比べないで「自分は自分、人は人だ」って分けてしっかり考えてほしいなって思います。

桑子:
皆さん、若い人たちは悩みが多いわけなんですが、実は男女の偏った役割分担にとらわれず、自分らしさを尊重する教育に取り組む学校があるんです。私が訪ねてきました。

「自分らしさ」の尊重 学校が教育環境を工夫

世田谷区にある私立の女子校。生徒たちが女らしさの押しつけに苦しまないよう、さまざまな取り組みを行っているといいます。

実はここ、桑子キャスターの母校。

後輩たちとの対談の場を設けてくれました。迎えてくれたのは高校3年生と2年生の4人。


桑子 真帆キャスター
「女っぽさとか、女らしさみたいなのを求められるとか、そうあるべきだみたいなふうに言われて、嫌な思いをしたことがあるかどうかっていうのを聞きたくて」

生徒
「『女の子らしく、かわいくいるのがそれが当たり前だ』みたいなのは、何となくうすうす認識はあって、でも自分がその期待に応えなくちゃいけないって思っていたわけではなくて、そういう考えもあるんだっていうぐらいの認識で」

生徒
「女子高なので、みんな女子力ないよね、みたいな感じの。だめだよ、こんなんじゃ社会で戦えないよね」

桑子 真帆キャスター
「女子力ないと、戦えないと思いますか?」

生徒
「それこそ恋人できなかったり、彼氏ができなかったり、そんな感じ」

桑子 真帆キャスター
「そういうふうに思う?」

生徒
「一般的な社会の定義」

桑子 真帆キャスター
「それに対して、自分もそこに寄せていくべきだって思います?」

生徒
「いや、自分は寄せていかなくていいなと思います。地球の人口は多いので、いろんな人がいたほうがいいと思うし、(ありのままの)自分を好きになってくれる人がいたらいいなって思います」

4人とも、女らしさの押しつけを感じたことがあるものの、さほど影響されてはいないと話してくれました。

それは、学校のある取り組みのおかげだといいます。

4月に中学2年生になったばかりの生徒たち。自己紹介用のカードを交換していました。


生徒
「(カード交換)やる?」

生徒
「よろしく」

自分をよく見せたり、人に好かれようとするのではなく、ありのままを書くよう促されます。

生徒
「好きなことはイラストを描くこととゲームをすることで、あとユーチューブとかでゲーム実況とか」

生徒
「すごくない!?」

生徒
「そう?でも私好きだから」

自己紹介カードを特別に見せてもらいました。

「帰国子女だけど英語に自信なし」、「人との付き合いは、結構苦手」など、ちょっとしたコンプレックスもユーモラスに表現しています。

さらに、ユニークな取り組みが。なんと3日に一度、席替えを行うそうです。席替えを繰り返すことで、狭い交友関係にとらわれなくなり、おのずと自分を受け入れてくれる友人や居場所が見つかるといいます。

桑子 真帆キャスター
「3日に一度だと、深まりきらないかなとも思うんですけど、関係性が。何がいいんですか?」

生徒
「席替えがあるからこそ、いろんな人と関わる機会が増えるので、固定されたコミュニティーじゃなくて、そういうところでもコミュニティーが広がることにつながっているのかなと思います。私は友達の存在が大きいなと個人的には思っていて、心を慰められたりとか、逆に私からもエールを送ったりとか、そういう関係を築いている子が多いのかなと思います」

この学校では、数学や理科が好きな生徒の好奇心を育むため、授業で実験を増やすなどの工夫を凝らしています。その効果もあり、生徒たちの文系と理系の割合は、ほぼ1対1。理系のほうが多い学年もあるそうです。

理系を選択した生徒
「もともと理科とかが好きだったので、全然迷わなかったです。こういう仕組みでこれが起こっていて、だからこうなるんだっていうのが、すごくピタッとはまるんですよ」

桑子 真帆キャスター
「世の中でリケジョとか言われるじゃないですか、それって女子の理系が少ないから枠づけしている言葉だと思うんですけど」

理系を選択した生徒
「確かに進学のパンフレットとか見ていて、女子が少ないなっていうのは見て思うんですけど。私は建築を学びたいと思っていまして、企業に就職するとか、その先はまだまだ知らないことがいっぱいあると思うので、未定という形になっていますけど」

桑子 真帆キャスター
「興味ある分野は建築というのは明確なんですね」

理系を選択した生徒
「はい」

芸術系を選択した生徒
「高校1年生のときに、学年のみんなの前で歌う機会があって、歌わせて頂いたときにすごく楽しくて、担任の先生に芸術系に行きたいんですって言ったときに『えっ』というんじゃなくて、『そうなんだ』って当たり前のように受け入れてくださって。私は反対されると思っていたので、いろんな方向に進学することも受け入れてくれるのが、すごくいいなっていうか安心しました」

生徒たちが女らしさの押しつけに苦しむことがないよう教育環境を作っていく責任があると、この学校は考えています。


鷗友学園女子中学高等学校 大井正智校長
「(若者たちは)自分から自己肯定感が低くなっているんではなくて、大人がしむけている部分がすごく大きいと思います。他の人の目が気になって、自分のことを言えないで悔やむんじゃなくて、『私はこう思うよ』、『あなたはこう思うんだ、でも私はこう思うよ』って言えると、それは本当にそれに対してお互いを否定する意識がなければとても幸せな生活だと思うんですね」

いま私たちができること

<スタジオトーク>

桑子 真帆キャスター:
今、大人の責任も大きいのではないかというお話がありましたが、お子さんを持つ親として、どのように子どもを育てていきたいなと思っていますか?

pecoさん:
2人の共通の認識としては、絶対に自己肯定感が高い子になってほしいというのはまずあるんですけど。私は本当にたくさん怒ってしまうんですが、例えば「支度が遅い」とか、「早くしなさい」って怒っちゃったあとは、怒ったけど全否定されていると絶対思わないでほしいので、「ママはのんびりしているところもとっても大好きなんだよ、だけど時間は守ろうね」というふうに言葉をつけ加えたりとか、あとはそれこそ「男らしくしなさい」とか「男なんだから泣かないの」とか、そういうことは絶対に言わないでおこうというのは心に決めてます。

桑子:
全く言わないですか。すばらしいですね。こういう家庭の場の教育も大事ですし、学校現場、教育現場のことも大切だと思うのですが、村松さん、教育現場全体で今取り組んでいることはあるのでしょうか。

村松さん:
国は男女平等な社会を作ることを一応目標には掲げておりまして、教員ですとか、学校自体もいろいろ取り組まなければいけないというふうにしています。

ただし、実際にすべての先生たちが本当に男女平等に教育することについての研修を体系的に受けているかというと、そうではないですよね。だから、教員になるためのカリキュラムの中にこういうことが必修として組み込まれていないなど、体系的な取り組みが遅れています。

本当に男女平等な教育を実現するためには、もっともっときちんとした取り組みが必要だと思っています。

桑子:
悩んでいる若者たちにぜひ声をかけていただきたいなと思いまして、pecoさんからお願いできますか。

pecoさん:
今は私たちがティーンのときと違って、SNSがすごい浸透しているので知らなくてもいい情報まで入ってきてしまって人と比べてしまう瞬間がすごい多いなと思うんです。

けれども、数字とかそういうことにとらわれないで。学校は小さな社会で、学校を出ればもっともっと大きなことが待っていて、自分のいろんな部分を認めてもらえるところがいっぱいあると思ってもらいたいですし、自分で生まれてよかったって思ってもらいたいなとすごく思います。

桑子:
自分を大事にする心って大事ですよね。ryuchellさんからもお願いします。

ryuchellさん:
僕、友達にかけてもらった言葉ですごくうれしかった言葉がありまして、僕、中学校1年生のときに三者面談で先生が僕の親に、「ちょっと息子さん、女の子ともけっこう仲よすぎ」みたいなことを言われて。僕は正直ちょっと昔から世の中を諦めているというか、自分が強くなればいいんだと思うような経験ばかりしてきたので、「ああ、面倒くさい。また始まった」みたいな。「またママに心配かけちゃうよ」みたいな感じで正直思っていたんです。

それで結局、ママにも心配かけてしまってちょっともやもやしてたんですよ。その翌日、僕がその仲よかった女の子の友達に「こんなこと言われたんだ」みたいなことを言ったら「えっ、私、別にリュウちゃんが男の子だから仲よくしてるわけじゃなくて、個人として見て、リュウちゃんとして見て友達になってるのに、そんなの気にしなくていいよ」って。中学校1年生ですよ。それを言われてすごくうれしくて、自信になったんですよね。僕が性別という肩書をちょっと気にしてた。みんな、僕のことをリュウとして、そして今はryuchellとして見てくれる。だからこそありがとうという気持ちで今、生きていけるなというか。この言葉をかけてくれた子、人たちに感謝する気持ちも覚えましたね。

桑子:
同時に応援してくれる人への感謝の気持ちも強くなっていきますよね。

ryuchellさん:
本当にそうですよね。ありがとうの気持ちで。

桑子:
女らしさの押しつけを取り払って自分らしく歩むことができるようになるために、若者たちも行動を起こし始めています。

人生の選択肢は無限

こちらは、都内のプログラミング教室。受講者は女性限定です。

プログラミングは男の仕事。そんなイメージから、興味があるのに踏み出せずにいた女子学生たちをサポートしています。これまで180人以上の学生が授業に参加してきました。

講師を務めるのは、ITエンジニアの齋藤明日美さん。通っていた大学でも就職した企業でも、同じ女性のエンジニアが少なく疎外感を感じていたことから、この活動を始めました。


一般社団法人 Waffle Co-Founder 齋藤明日美さん
「『こういうチャンスが欲しかった』っていうのは、すごく言われます」
インターンシップの大学生
「本当に楽しいですよ。自分がやりたいって言ったことを、本当にやっていいよって言ってくれる場所だなって思って」

みずからの経験をもとにドラマを制作したマキさん(仮名)は、このドラマを小学生たちに見てもらおうと今、イベントを企画しています。


マキさん(仮名)
「小学生とか、若めのときからこういうことについて意識してもらえたら何か変わるんじゃないかなって。自分が自由に生きたいふうに生きればいいよとか、選択肢は360度あるって考えて、それを絶対に制限しないような大人になっていきたいです」

見逃し配信はこちらから ※放送から1週間はNHKプラスで「見逃し配信」がご覧になれます。