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2022年1月26日(水)

相次ぐミサイル発射はなぜ
北朝鮮“軍事力強化”の行方

相次ぐミサイル発射はなぜ 北朝鮮“軍事力強化”の行方

今年に入り、相次いで弾道ミサイルを発射するなど国防5か年計画に従って、軍事力強化の姿勢を鮮明にする北朝鮮。2018年、初の米朝首脳会談を前に表明していたICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験や核実験の中止を見直すことも辞さない構えを示している。今回取材班は、あの米朝首脳会談に際して、首脳間で交わされた書簡27通全文の内容を入手。当時何があったのか?現状にどうつながっているのか?知られざる背景に迫る。

出演者

  • 礒﨑 敦仁さん (慶應義塾大学教授)
  • 井上 裕貴 (アナウンサー) 、 保里 小百合 (アナウンサー)

※放送から1週間はNHKプラスで「見逃し配信」がご覧になれます。

相次ぐミサイル発射はなぜ 北朝鮮"軍事力強化"の行方

井上:相次いで弾道ミサイルを発射している、朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮。こうした兵器開発は、去年打ち出した国防5か年計画にも盛り込まれ、キム・ジョンウン総書記は「最強の軍事力を確保しなければならない」としています。

保里:キム総書記は、最高指導者に就任してから10年、核・ミサイル開発を活発化させてきましたが、2018年の米朝首脳会談の前にICBM級=大陸間弾道ミサイルの発射実験や核実験の中止を表明しました。しかし、先週アメリカとの関係を巡って信頼構築措置を全面的に再考するとして、中止を見直すことも辞さない構えを示しています。

井上:北朝鮮の思惑はどこにあるのか。その手がかりとなるのが、非核化を巡る最後の対話となった米朝首脳会談です。今回入手した両国のトップどうしの書簡の内容から、真相を探ります。

未公開の書簡で読み解く 米朝首脳会談の舞台裏

2018年6月、史上初めて開催された米朝首脳会談。

北朝鮮 キム・ジョンウン委員長(当時)
「きょうのために努力したトランプ大統領に感謝する」

この前日、当時のトランプ大統領は…。

アメリカ トランプ大統領(当時)
「とてもすばらしい『手紙』を受け取った」

手紙とは、会談の前後にキム・ジョンウン氏と直接交わした「往復書簡」です。その内容は極秘で、これまでトランプ氏のツイッターなどで全文が分かっていたのは4通のみ。今回、新たに23通の全文のデータを入手しました。

提供したのは、ピュリツァー賞を2度受賞したジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏。手紙の実物を見て、みずから書き起こしたものだといいます。

ピュリツァー賞受賞 ジャーナリスト ボブ・ウッドワード氏
「このような特別な文書を入手した際には、内容を分析するために、ほかの人とも共有すべきと考えました」

手紙には何が書かれていたのか。

手紙を読んでいた一人、当時トランプ政権で大統領補佐官だったジョン・ボルトン氏。北朝鮮に対し、武力行使も辞さない保守強硬派とされるボルトン氏は、米朝首脳会談にも同行しました。手紙から、ジョンウン氏のねらいを読み取ろうとしたといいます。

元アメリカ大統領補佐官 ジョン・ボルトン氏
「われわれはとても慎重に手紙を読みました。北朝鮮はトランプ氏とどう交渉すべきか、かなり洗練された戦略を練っていました」

非核化の見返りとして、体制の保証と経済制裁の解除を求めていた北朝鮮。今回手紙から明らかになったのは、トップどうしで交渉を進めようとするジョンウン氏の思惑でした。

当時、アメリカの国務長官だったポンペイオ氏が、非核化のプロセスなど具体的な交渉を進めていました。

しかし、初めての首脳会談から3か月後、ジョンウン氏は手紙でポンペイオ氏について次のように要望したのです。

"私は閣下(トランプ氏)の考えを十分に代弁できるとは思えないポンペイオ長官と、両国を隔てる問題について言葉を交わすよりも、優れた政治感覚を持つ閣下にお会いして、非核化をはじめとする重要課題について深い意見交換をするほうが建設的だと考えています"

ジョン・ボルトン氏
「北朝鮮はトランプ氏本人とのほうが、より有利な取り引きができると見定めたのだろうと思います。手紙は、トランプ氏を側近たちから引き離すように意図されていました」

この要望に対し、トランプ氏は手紙で触れることはありませんでした。その一方で、2回目の会談に意欲を示していました。

"次の首脳会談を楽しみにしています。そして、これからの1年で非核化の真の進展と、あなたのリーダーシップのもとで北朝鮮の人々が迎える明るい未来を願っています"

2019年、ハノイで2回目の会談に臨んだ二人。北朝鮮が制裁の解除を要求したのに対し、アメリカが多くの核施設の廃棄を求めて、物別れに終わりました。その後、3回目の会談でも進展は見られませんでした。

ジョン・ボルトン氏
「私たちは、彼らが本当に核武装を諦めたという証拠が欲しかったのですが、それは無理でした。すべての重要な決定はジョンウン氏が行い、交渉担当者に譲歩を認めないということがよくわかりました」

今回入手した27通の書簡のうち、最後に送られたのは2019年8月5日。ジョンウン氏からトランプ氏に宛てたものでした。

トランプ大統領(当時)
「きのう、ジョンウン氏から『美しい手紙』を受け取った。とても前向きなものだった」

「美しい手紙」とはどのようなものだったのか。今回、その全文から詳細が明らかになりました。

"私は明らかに気分を害しており、この気持ちをあなたに隠すつもりはありません。本当に極めて不愉快です"

理由として述べられていたのは、アメリカが最初の会談以降中止していた、米韓合同軍事演習を再開したことでした。

"もしもアメリカが圧力と対話によって我が国に対する政策に成功したと自己評価しているのであれば、それは大きな間違いです。南朝鮮との「戦争ゲーム」が終了したら声をかけてください"

米朝首脳会談の直前まで北朝鮮との交渉を担当していたジョセフ・ユン氏は、ジョンウン氏が送った手紙のある一文に注目しています。

"私はあなたとの信頼関係を維持するために、責任をもってできるかぎりのことをしました。しかし、それに対し閣下は何をされましたか?私とあなたが会ってから、何が変わったと我が人民に説明すればいいのでしょうか?"

元アメリカ国務省 北朝鮮担当特別代表 ジョセフ・ユン氏
「ジョンウン氏は、トランプ氏との会談に非常に大きな期待を寄せていたと思います。ですから、なぜ彼がこれほど失望したのか理解する必要があります。ジョンウン氏にとっての教訓は『われわれはもっと強くなる必要がある』、『経済的にも軍事的にも強くなる必要がある』ということだったのです」

対北朝鮮政策の見直しを進める、バイデン政権。外交を通じて、非核化の実現を目指す方針を示しています。ユン氏は、対話への道筋を探ることこそが今求められていると指摘します。

ジョセフ・ユン氏
「これまでの傾向として、対話が続いているかぎり北朝鮮はミサイル発射、特にICBMの発射や、核実験のような挑発的な行動にでることはないでしょう。ですから、アメリカ政府は北朝鮮と対話するために働きかけるべきです。北朝鮮はバイデン大統領から1通の手紙と、何らかの働きかけを期待しているのです」

相次ぐミサイル発射はなぜ 北朝鮮の思惑とは

井上:慶應義塾大学の、礒﨑敦仁教授に聞いていきます。礒﨑さんにはこの往復書簡の全文に目を通していただきましたが、どういうふうに読み解きましたか。

礒﨑 敦仁さん (慶應義塾大学教授)

礒﨑さん:27通、お互いに賛辞を送りながらも友人であることを強調していたように思います。やはり米朝関係、長年の対立状態にありましたから、その不信感をどう解いていくのか。特に北朝鮮側は必死だったように思います。

井上:その点ですが具体的に米朝双方、どういう思惑があったと考えますか。

礒﨑さん:北朝鮮もアメリカも、シンガポールで初めて向き合った。そこから大きな枠組みしか合意をしていないわけですから、そこからどう進めていくかというところだったんです。しかし書簡を読んでいますと、トランプ大統領は非核化をすれば繁栄しますよという「繁栄」ということばを使っているんですが、繁栄の中身には一切触れない。これは北朝鮮側としては非常に不信感が募っていく、不安感がある。こういった敵対する国どうしの外交では、100%自分の要求を相手にのませるというのは非常に難しいわけですが、それが最終的にはうまくいかなかったということですね。

井上:往復書簡についてですが、以下のリンクで詳しく紹介しています。ご覧ください。

保里:そして、今月に入って北朝鮮はミサイルを相次いで発射しているわけですが、なぜ今ここまで活発に動いているのか。その点についてはどうご覧になっていますか。

礒﨑さん:大きな枠組みとしては、今回はミサイル発射実験ですね。これはアメリカに対する抑止力を強化していくという国防力強化の一環なのですが、昨年の1月に党大会が開かれて、国防の5か年計画ということで核・ミサイル開発の大号令がかかった。そのあと昨年、特にバイデン政権が誕生してバイデン政権の対北朝鮮政策がどういうものになるのか見守ってきたわけですが、どうもバイデン政権は国内のコロナ対策などで手いっぱいのようだと。ですから、北朝鮮としては没交渉状態の今こそ、足元固めとして国防力強化を図るというふうに考えているようです。

井上:北朝鮮の核兵器開発を巡る動きについてもお聞きします。アメリカの軍事アナリストのジェフリー・ルイス氏は、ニョンビョンの核施設が再稼働し、施設を拡張する動きと核兵器の小型化の開発が進んでいる可能性を指摘しています。

先週にも北朝鮮は、ICBMや核実験の中止を見直すことも辞さない構えを示唆しましたが、これはどのような思惑があるのでしょうか。

礒﨑さん:核実験、ICBM実験を再開すると明言しているわけではなくて、かなり回りくどい言い方で「検討を指示した」とワンクッション置いているわけです。つまり、難しいだろうけども最後までアメリカの反応を見るという、そういった側面があるわけです。北朝鮮としてはアメリカが北朝鮮に有利な形で譲歩してくれればそれに越したことはないですが、それは難しいと。対話が進まない没交渉状態であれば、北朝鮮は兵器の性能をよくしますよと。軍事強化に進んでいくということです。

保里:そのようにして軍事力強化の動きを見せている北朝鮮は今、過去最大規模の経済制裁が続いていて、コロナ禍では国境も封鎖されています。こうした中で、北朝鮮は今どんな状況なのか。衛星画像や独自に入手した資料を専門家と共に読み解きます。

コロナ禍の北朝鮮はいま 独自取材で迫る

今月、中国・丹東で撮影した北朝鮮の映像です。コロナ対策として国境封鎖が続く中、柵が張り巡らされていました。

国境近くに住む中国人
「コロナの後、北朝鮮の人を川沿いで見かけなくなりました。中国側に逃げないよう、監視されているようです」

コロナ禍で、北朝鮮国内は今どうなっているのか。

北朝鮮の衛星画像を分析している古川勝久さんが注目したのは、中国との貿易拠点の一つシニジュです。

駅近くの大型車が複数止まっていた、この場所。コロナ前と後を比較すると、数が激減していました。

中朝国境に近い町ヘサンでは、駅前の広場で人通りがなくなっていました。

元国連安保理 北朝鮮制裁専門家パネル委員 古川勝久さん
「経済制裁および、コロナ防疫措置の関係で国際貿易が思うように進められないということで、かなり大きな足かせの中でもがいているような印象を衛星画像から私は受けております」

コロナ禍の北朝鮮で発行された資料があるという情報を聞き、取材に向かいました。

韓国で、北朝鮮の民主化を求める運動をしている団体です。

「北朝鮮内部にいる協力者たちが、資料をオンラインで私たちに送ってくれます。命がけです」

おととしから去年にかけて発行されたという資料は、およそ2,000ページ。朝鮮労働党の組織指導部や、党の出版社、北朝鮮の秘密警察にあたる国家保衛省が発行したとされるものです。

資料を詳しく分析するため、二人の専門家に協力を求めました。文書の内容は、北朝鮮の公式発表と矛盾せず、信ぴょう性は高いといいます。

慶應義塾大学 教授 礒﨑敦仁さん
「労働新聞とかのメディアと、それに対して具体性を持っているわけですね。この内部資料は、ここの方向性は全く矛盾を感じない」

元公安調査庁 坂井隆さん
「どういう形で人民に伝達されているか、一般大衆にですね、北朝鮮の。それを具体的に示す資料ということで、興味深かったです」

坂井さんが注目したのは、おととし3月、党の指導部が人民の声を集めたとされる文書。コロナ禍で高まる不安が記されていました。

"国境が封鎖されてから商品が入ってこず、価格が上がり続けている。新型コロナのせいで、より生活が厳しくなるかもしれない。一部の薬は、在庫がなくて買えなかった"

その1年後に発行されたと見られる資料。「絶対秘密」と書かれ、治安の悪化をうかがわせる内容が記されていました。

"殺人・強盗をはじめとする凶悪犯罪が急増し、社会の安定を害しており、民心を濁らせている。いま、社会的に女性と未成年者の犯罪行為が増えており、深刻な問題になっている"

坂井隆さん
「人々が凶行をきたす不安感を抱くほどの水準にまで、安心して暮らしていけないような状況にまで、一部の地域かもしれませんが至っているということが指摘されているので。収入が減って経済難があったということで、治安が悪化するひとつの背景にもなっている」

3年前に脱北した、リュ・ヒョヌ氏。コロナ対策を理由に、監視が強化されているのではないかと読み解きます。

元北朝鮮外交官 リュ・ヒョヌ氏
「新型コロナの防疫対策が、国境地域を取り締まるよい名目になっているのではないかと思います」

コロナ禍で、国境地域の住民に出されたとされる資料です。

"国境に近づけば、無条件に射撃する。通報体制、自衛警備体制、群衆監視体制をもっと徹底的に作って、非合法な越境や密輸入、非合法な携帯電話使用行為などを発見すれば、法機関に申告すべき"

リュ・ヒョヌ氏
「(国内の)地域間の往来も止められました。すべてコロナを理由に遮断したのです。(コロナ対策を)統制の手段として活用できると考えているのでしょう」

資料を分析した二人の専門家も、コロナ対策をさまざまな組織に行き渡らせることで国内の反発を抑えようとしているのではないかと見ています。

礒﨑敦仁さん
「トップの指令、党中央の指示は本当に国境隅々、全国隅々まで徹底されているということと、念には念を入れるというか非常に慎重ですよね」

坂井隆さん
「党や行政組織、大衆団体、軍や治安機関、情報機関、もろもろによって複数で相互けん制、監視しながら全体でまたひとつやっているということで、非常に徹底した統制が実現しているのではないか」

軍事力強化の姿勢は国内を統制するためだと指摘するのは、韓国の国家情報院で北朝鮮分析のトップを務めたハン・ギボム氏。

今回の資料の中で重要だと見るのが、去年発行したとされるキム・ジョンウン氏の業績をたたえる文書でした。

"敬愛なる(キム)総書記同志は、国家核武力建設の大業を完成させた"

元国家情報院 第一次長 ハン・ギボム氏
「ジョンウン氏のアイデンティティーが、核・ミサイル開発なのです。開発を通じて自らの業績を誇示しようとしています。選択と集中によって特定分野で成果を出し、ほかの分野は我慢してほしいということです。その結果、経済は後回しにされて人々は疲弊しています。経済と核・ミサイル開発のジレンマが深まっていけば、北朝鮮の体制の破滅につながる可能性もあるでしょう」

北朝鮮の"軍事力強化" 今後の行方は

保里:経済と核・ミサイル開発のジレンマがあるという専門家の指摘もありましたが、礒﨑さん、この北朝鮮の現状についてどんなふうに受け止めていますか。

礒﨑さん:やはりジレンマというものは当然あるわけですね。キム・ジョンウン氏はまず核・ミサイル開発、兵器開発で対米抑止力を持つということを優先させた。しかし、今後はやはり経済建設というものが課題になってくるように思います。今回拝見した膨大な資料だったんですけど、その中には「キム・ジョンウン同志の革命歴史」という、キム・ジョンウン氏の伝記に関するものがあったんです。そこでは15歳ですでにキム・ジョンウン氏が軍部隊を現地指導したと。先軍政治の時代だったとはいえ、軍事というものを非常に重視してきたことが分かる。そして今も兵器開発を進め軍事力強化、軍事の部門が経済部門を兼任するんだという宣伝も始めてますね。

保里:父、キム・ジョンイル氏の体制と比べてどんなふうに受け止められているでしょうか。

礒﨑さん:まだ10年かもしれないけど10年たったと。キム・イルソン氏は46年間統治したことを考えると、建国当時のキム・イルソン氏とキム・ジョンウン氏の今の年齢、非常に近いですから。今後数十年にわたって支配、統治していく意思はあるように思います。その間、権力固めを進めてきましたよね。

井上:そして拉致問題や安全保障問題などを抱える日本はどう向き合うべきか。ボルトン氏とユン氏に聞きました。ボルトン氏は、「中国が本気になって非核化の問題に取り組むよう責任を負わせるべき」。

またユン氏は、「韓国・アメリカと連携しながら日朝関係の進展を試みるべき」と。

礒﨑さんは2人の提言どう見ますか。

礒﨑さん:これは双方とも必要で、双方とも理想的であると考えられています。つまり、日米韓が連携して中国を引き込むということ。ただ、現実的には中国を引き込むというのは難しいわけですから、日本がまずできることはアメリカにきちんと対話を促すということですね。やはり27通書簡が行ったり来たりしたのは意味があったように思うわけです。米朝関係が進んだタイミングで、きちんと日朝関係も進める。日本として独自の外交も必要になってくるようにと思います。小泉訪朝からことしで20年です。そのときのように北朝鮮ときちんと向き合う。対話、難しい対話です。難しい対話を進めることについて、世論の理解を得ていく努力も必要であるように思います。

井上:米朝対話が大事ということですけど、バイデン政権というのは外交のチャンネルというのはあるんですか。

礒﨑さん:もともと実は国交はないまでもニューヨークには国連があるわけですから、北朝鮮の外交団、代表部はあるわけです。そこから米朝接触というものが始まり、そしてトランプ政権との間に3回も首脳会談をやっていて、シンガポールでの合意をバイデン政権が否定しているわけではないですから、水面下の接触はバイデン政権の条件次第ということになりますね。

保里:そしてこれからですけれども、2月には北朝鮮で国の予算や人事などを決める最高人民会議があり、3月には韓国大統領選、11月にはアメリカの中間選挙が控えています。

こうした中、北朝鮮はどう動いていくと見ていますか。

礒﨑さん:ことしは国内の動きも含めて盛りだくさんです。その中で北朝鮮、キム・ジョンウン国務委員長は核実験、ICBM実験のタイミングを見計らうと同時に、対話と対決、いずれにも備える。つまりアメリカの出方も見守るわけです。つまり今後、北朝鮮にまだ入ってきていないとされるワクチンを巡るワクチン外交がどう展開されるか。そしてキム・ジョンウン国務委員長がこだわり続けた米韓合同軍事演習、これがどうなるか注目しております。

井上:ありがとうございます。


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