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2019年6月19日(水)
緊急報告 新潟 震度6強 ~専門家がとらえたリスク~

緊急報告 新潟 震度6強 ~専門家がとらえたリスク~

18日夜に発生した、山形県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震。専門家が急遽現地入りし、地震であらわになったリスクを検証する。断層の動きはどうだったのか?液状化はどんな条件で起きたのか?住民たちはどう避難したのか? 現地からの最新報告。

出演者

  • 平田直さん (東京大学地震研究所教授)
  • 関谷直也さん (東京大学大学院情報学環准教授)
  • NHK記者
  • 武田真一 (キャスター)

広範囲で液状化のリスク 避難を阻む脅威

今回の地震からは、どんなリスクが見えてきたのか。液状化現象を研究する、新潟大学の保坂吉則さんです。

向かったのは、JR鶴岡駅前の駐車場。地震によって、水が地表に噴き出し、大きな水たまりとなっていました。

高山:ちょうど水が出てます。湧いているみたい。これは液状化の?

新潟大学 工学部 教授 保坂吉則さん
「液状化のあとに中にたまっている水がまだ抜けきれていない部分がある。」

川や海を埋め立てた場所など、砂を多く含んだ地盤で起きる現象です。

高山:この水たまりの向こう側にも2つほど。1〜2か所なのかなと思ったら、10か所前後。

新潟大学 工学部 教授 保坂吉則さん
「かなり広い範囲で液状化が起きたのだと思う。」

現場を取材すると、液状化が広範囲にわたって発生していることが分かりました。実は、山形県や新潟県では、これまでもたびたび液状化の被害が出ていました。1964年に起きた新潟地震では、新潟空港で水があふれ出したり、街では鉄筋コンクリートの建物が倒壊。1983年の日本海中部地震でも、水道やガス管などのライフラインの被害が拡大しました。
鶴岡市では11年前、地震による液状化のハザードマップを作成。市のホームページなどで公開していました。

液状化が発生した鶴岡駅周辺だけでなく、市街地の広範囲にわたり、液状化が発生するリスクが高いことを示しています。しかし住民は…。

取材班
「(マップを)ご覧になったことはありますか?」

住民
「無いです。」

取材班
「知らなかった?」

住民
「知りませんでした。今まで地震とか災害の少ない地域だったので。」

取材班
「知ってました?」

住民
「これは全く知らなかったですね。今回の地震を機に、そういうのをちゃんと意識していかなければいけないなと感じます。」

今回、保坂さんが特に注意を呼びかけたのは、あふれる泥水により、避難できなくなるリスクです。

新潟大学 工学部 教授 保坂吉則さん
「ここを逃げられるのかを考えた時に、穴があちこちぼこぼこあいてますよね。そこで足をとられる可能性もありますし、車だったら、はまり込んでしまうと動けなくなってしまうので、いろんな意味で表面が元の状況でなくなるというのは、避難が非常にしづらい状況ができてしまうのかなと思います。」

津波の危険もあり、いち早い避難が求められるこの地域。その際、液状化を考慮しなければならないことが、改めて突きつけられたのです。
今回、国土地理院が地震のデータを解析しました。すると、液状化現象は程度の差はあれ、より広範囲で発生していた可能性があることが分かりました。

一度液状化すると、地盤が弱くなり、このあとの余震でも液状化が進み、被害が拡大する恐れがあると、保坂さんはいいます。自分たちの街のどこに液状化のリスクがあるのか。それを把握し、避難するルートを、それぞれが事前に考えておくことが重要だと指摘しています。

新潟大学 工学部 教授 保坂吉則さん
「避難経路を選ぶときにはなるべくそういった所を避けないとだめなんですけど、液状化の影響が少ない所を避難経路としてあらかじめ知っておくことは大事だと考えます。」

今回の揺れがもたらした被害 今後に警戒

山形県新庄市の地震発生時の映像です。

揺れを巡って、新たな事実も見えてきました。建物被害の専門家、山形大学の汐満将史助教です。

今回、最も強い震度6強を記録した新潟県村上市の山北地区の調査に入りました。この地域は、古い木造の建物が多く、震度6強なら倒壊する可能性もありました。

しかし、6強を記録した震度計の周囲200メートルを調べても、倒壊した建物はありませんでした。一方、目立ったのは、瓦が落ちた家です。

山形大学 助教 汐満将史さん
「瓦屋根が一部、崩れていますね。」

汐満さんは、今回の地震の揺れが「短周期」と呼ばれる、非常に小刻みな揺れだったからだと考えています。

山形大学 助教 汐満将史さん
「短周期が卓越すると、まず人が怖い、人体感覚と対応している周期帯と言われています。家屋で言えば、屋根瓦の被害といったものが1秒以下の短周期は対応した周期帯になります。」

汐満さんは、今後の地震については、大きな被害をもたらす長い周期の揺れになることも十分考えられ、警戒を続けるべきだといいます。

山形大学 助教 汐満将史さん
「今回震度6強で大丈夫だったからといって、いま住んでいる家屋の耐震性能が高くて安心だと断言するのは危険。もし余震で1秒から2秒、周期成分が大きな地震動が来てしまうと、耐震性の低い建物が倒壊してしまう可能性も十分にある。」

今後の地震リスクは? “ひずみ”に専門家注目

今後も、この地域で震度6を超える大きな地震は起きるのか。京都大学の西村卓也准教授は、「日本海側が地震が起きやすい時期に再び入った可能性が高い」といいます。

今回、地震が起きた日本海東縁は、海岸沿いに断層帯が走り、もともとマグニチュード6以上の地震が多発する地帯でした。

GPSのデータを使って地面の移動を解析すると、東日本大震災でいったん解き放たれた地震のエネルギーが、ここ数年、再びたまってきたことが分かったと、西村さんは言います。

京都大学防災研究所 准教授 西村卓也さん
「2011年の東北地方太平洋沖地震によって、一時的に蓄えられたひずみが若干解放されて、地震が起こりにくい状態になっています。ただ、そういう状況が、またここ数年前ぐらいから、元のひずみがまた蓄積するような状態に入りつつあって、そのような状態になったということが、今回の地震を引き起こした一番の原因じゃないかと。今後も地震が、この地域にさらに起こる可能性があるということを十分に認識していただきたいなと思います。」

身近に潜むリスク、私たちはどう備えればいいのでしょうか。

いま 警戒すべきは…

武田:最大震度6強の地震が起きてから、まもなく丸24時間がたちます。現地では今日、日中、雨が降り続きました。
社会部災害担当の森野記者。今後の地震活動に加えて、土砂災害にも警戒が必要な状況が続きますね。

森野周記者(社会部 災害担当):まず、今の被災地の状況なんですが、激しい揺れで斜面に亀裂が入ったりして、地盤が緩んでいる恐れがあるんです。雨や、今後の地震によって、土砂災害の危険が高まっている状態です。実際、新潟県村上市には、今夜8時過ぎまで大雨警報が発表されていました。現在も、村上市、そして鶴岡市には大雨注意報が発表されています。

おそらく村上市には、避難準備の情報、高齢者に避難の開始を促す避難準備の情報が発表されている地域もあります。そうした中で、村上市、鶴岡市いずれも、今も避難所に避難されている方がいる状態なんです。そして明日の状況なんですけれども、明日もさらに被災地では雨が降ると予想されています。また、地震活動が活発な状態が続いていますので、土砂災害の危険はまだある状態だと考えていいと思います。今、ご自宅にいらっしゃる方、特に土砂災害の危険が高い地域にいらっしゃる方は、不安な場合はより安全な場所に避難する、あるいは建物の2階以上で寝る、少しでも安全を確保するための行動をしながら、まず安全を第一に考えてほしいと思います。

見えてきた身近に潜むリスク

ゲスト 平田直さん(東京大学地震研究所教授)
ゲスト 関谷直也さん(東京大学大学院情報学環准教授)

武田:東京大学地震研究所の平田さん。つい先ほどまで、政府の地震調査委員会の臨時会合に出席されていましたが、今回の地震が起きた原因やメカニズムはどこまで分かってきているんでしょうか?

平田さん:今回の地震も含めて、日本ではたくさんの地震が起きておりまして、それがどういった仕組みで起きるかを、まず理解する必要がございます。地震というのは、地下で強い力が岩石に加わって、岩石が破壊される現象です。強い力が加わるか、あるいは岩石そのものがもろくて壊れやすいと地震が起きやすいです。実は、今回の地震が起きた日本海の東縁部というのは、これまでにも多くの地震が起きていますように、地震が起きやすい場所、同じぐらいの力が加わっても地震がすぐに起きてしまうような、そういう環境が地下にあります。

というのは、かつて日本列島は、アジア大陸の一部だったものが東のほうに動いてきてできたものです。日本海が出来た時の、ある意味、古傷のようなものが日本海沿いにたくさんございます。

武田:それがこちらの図なんですけれども、この日本海に沿って赤い線で示しているものが、地震を引き起こす恐れのある海底の断層です。

平田さん:海底の活断層というんですけれども、これは、かつてそこで地震が起きた証拠です。かつて起きたということは、将来もそこで地震が起きる可能性があります。

武田:北海道から西日本まで、びっしりありますね。

平田さん:これは地形だとか、地質に残っている証拠で、明治ぐらいから、現在の観測データによって繰り返し地震が起きています。そういうことも含めて、この地域は地震が起きやすい場所であるというふうに、今は考えております。

武田:この海底の活断層が引き起こした今回の地震ですけれども、どういった特徴に我々は今、注目しておかなければならないんでしょうか?

平田さん:これは内陸の活断層と同じように、人の住んでいるすぐそばで、浅い所で起きるために強い揺れを地方で観測します。それともう1つは、これは海底にあるために津波を引き起こす恐れがある。その2つ、しかも津波は海岸に近い所で発生しますので、すぐに海岸に押し寄せてきてしまう。猶予時間の少ない津波が出る。そういうことを十分注意する必要があると思います。

武田:この図は日本海側だけをプロットしたものなんですが、こういった海底の活断層は、日本のどこにでもあると考えていいんですか?

平田さん:もちろんどこにでもあるんですけれども、取り立てて日本海の東縁部には、過去に大きな地震を起こした海底の跡、これは活断層ですけれども、「活褶曲(かつしゅうきょく)」と言って、地層がたわんでいる場所などもたくさん観測されています。

武田:森野記者、VTRでは山形県の液状化の現場についてもお伝えしたんですけれども、これは過去の地震でも繰り返し起きていますし、全国各地で起きていることですよね。

森野記者:過去の激しい揺れを伴う地震では、ほとんどの場合、液状化現象による被害が起きています。こちらは、主に大きな液状化の被害が起きた地震を示した地図です。

まず、2011年の東日本大震災では、関東、千葉県や茨城県を中心に、およそ2万7,000棟の住宅が被害を受けました。さらに、阪神・淡路大震災や、1964年の新潟地震、また、震度7の揺れを2度観測した熊本地震、そして去年(2018年)の北海道地震でも液状化現象が確認され、被害が起きています。こうした液状化のリスクがあるのは、特に東日本大震災のイメージがあって、湾岸の埋め立て地で起きるイメージが強いと思うんですけれども、特に川沿いの地域や、軟らかい地盤の地域、または谷を埋めて造成した宅地でも繰り返しそうした被害は発生しています。いわば、日本全国どこにでもリスクがある地域はあると考えていいと思います。そうした中、対策としては、山形県鶴岡市のように、自治体で液状化のハザードマップを発表している地域があります。まず、自分の住んでいる地域にどういうリスクがあるか確認しておくと、いざという時の避難であったり、命を助けるための行動に役立つと思います。

武田:災害時の避難行動について研究されている関谷さん。たまたま地震があった時に新潟市内に調査のために行かれていて、あの揺れを経験されたということですが、今回の地震、どういう点に注目されていますか?

関谷さん:先ほど平田先生がおっしゃったように、日本海沿岸部には、近くに断層がたくさんあります。断層が沿岸部から近いので、津波が到達するまでの時間が短い。ということは、避難の猶予時間が非常に短いことになりますので、この地域において、どのような避難行動がなされたか、これが改めて問われたんだろうというふうに思います。

武田:今日も短い間でしたけれども現地もご覧になって、その状況がどうだったのか、このあとお伝えします。
夜間、突然強い揺れに見舞われた住民の皆さん。日本海側特有の津波のリスクがある中で、どう行動したんでしょうか。

短時間で津波が…徹底取材 住民100人の避難行動

震度6強の揺れを観測した、新潟県村上市府屋地区です。災害時における住民の避難に詳しい、東京大学大学院、関谷直也准教授が調査に入りました。

昨夜の地震で府屋地区は、日本海で発生する特有の大きな危険にさらされていたといいます。

関谷さん:東日本大震災のイメージで避難すると、やはり20分、30分、1時間たってから津波が襲ってくるというイメージがあると思うんです。だけど、日本海側の場合はそうではなくて、海溝型というよりは、近くの断層で発生するので、できるだけ早めに避難するということしか解決策はない。

時間の猶予がほとんどないという日本海の津波。人々はどう行動したのか。海沿いの2つの地区の住民に聞き取り調査を行いました。

住民
「かなり大きい地震だったから危ないかなと思って、とりあえず逃げましょうということで逃げました。(地震発生が)午後10時22分で、25分には家を出ましたから。」

「逃げないとだめだっていうことは、みんなあると思います。」

調査の結果、106人の避難状況が明らかになりました。最大規模の津波を想定した市のハザードマップによれば、日本海で大きな地震が発生した場合、この地区には19分後に津波が到達すると予測されています。今回の調査では、81%の人(黄色)が、それよりも早く避難していたのです。

村上市のハザードマップをもとに作成

すばやく避難した理由として、多くの人が挙げた出来事がありました。1964年に起きた新潟地震です。この時、地震から15分後に、津波の第1波が到達。多くの被害をもたらしました。
自治会長、平方栄勝さんです。

関谷准教授は、この地震の記憶が、迅速な避難につながったと見ています。

栗原:新潟地震の津波の記憶っていうのは、皆さんわりと残っているんですか?

自治会長 平方栄勝さん
「ありますね。我々くらいの年代ですと、ちょうど15〜16歳の頃でしたから、けっこう鮮明に覚えていますね。」

関谷さん:いままで避難訓練は結構されていたのですか?

平方さん
「毎年のように防災訓練をやっていたんですよね。皆さん落ち着いていて、そんなパニック状態ではなかったですね。」

多くの人が速やかに避難した中、今回、課題に直面した人もいました。増子宗厚さん。

地震直後に、津波の避難場所になっている高台を目指しました。しかし、自宅と高台の間に障害がありました。

増子宗厚さん
「やっぱり、この線路じゃないでしょうかね。できるだけ1秒でも2秒でも早く逃げたいわけですけどね。」

暗闇の中の避難。線路の上を走る高圧電線が切れていないか、不安になったのです。

増子さん
「やっぱおっかないですよね。高圧の電線がおっかないですよね。」

津波避難の現地調査。見えてきた課題と教訓に迫ります。

津波のリスクにどう備える? 命を守る避難

武田:関谷さんは、住民の皆さんの避難行動をどういうふうにご覧になっていますか?

関谷さん:1964年に起こった新潟地震も6月16日、ちょうどこの時期ですので、皆さん思い出されたんだろうと思います。新潟地震は、新潟市内の被害の印象が強いですけれども、酒田のほうから下越地方を中心に多くの地域で被害があったので、皆さん、ちゃんと記憶として残っているんだろうというふうに思います。

武田:皆さん、自分の住んでいる所がどんな所かをしっかりと把握していらっしゃる、これが鍵じゃないかと思ったんですが。

関谷さん:先ほど平田先生がおっしゃったように、日本海側でも津波の危険性、地震が起こる可能性がある。そのことを、この地域の住民の方々は、きちんと認識されていたので、素早く避難行動ができたのだと思います。

武田:津波注意報が出たわけですけれども、多くの方は、自分の判断で逃げたとおっしゃっていましたね。

関谷さん:日本海側は、地震があってすぐに津波が襲ってくるので、例えば北海道南西沖地震では5分後に津波が襲ってきてますし、日本海中部地震では約10分くらいで津波が来ています。ですので、津波注意報や避難勧告、避難指示に頼るのではなく、揺れたら、できるだけすばやく避難をするというようなことが重要で、それを実践されていたんだろうと思います。

武田:一方で、地震が起きた時に、例えば電線が気になるとか、その時になって気付くということもあるわけですよね。

関谷さん:やっぱり実際に避難をしてみないと、身近な地域の避難路の問題点は分からないので、ふだんからそういった訓練を行うことも重要だと思います。また、先ほどハザードマップで19分というのが出されていましたけれども、あれは最大の津波で19分で到達するということで、次、襲ってくる津波がどういうふうなタイミングで襲ってくるか、どういうふうな地震かは分からないわけですから、あまり19分というのにこだわらず、できるだけ早く避難するということを繰り返し訓練をしてやっていくことだと思います。

武田:想定やマニュアルは、あくまでもこれまでの経験だったり、机上で考えたものであったり、決してそれを過信することがないようにしなければならないということですよね。
地震から間を置かずに津波の危険が迫る中で、住民の皆さんはどう行動するかという選択を余儀なくされたわけですけれども、どういう経過をたどったんでしょうか?

森野記者:今、関谷先生が話されていたように、今回ギリギリの状況で、津波が早く来る恐れがあったということが示されています。こちらは、地震発生から津波到達までの気象庁の情報を時系列で示したものなんですけれども、まず地震が発生したのが午後10時22分ごろ。そして、その2分後には、津波注意報が発表されています。注目すべきは、この時の発表内容です。「津波到達とみられる」とありますが、山形県と新潟県で、すでに津波が到達しているとみられると。

2分程度で津波到達とみられるという情報が発表されていました。今回、実際に最初の津波が観測されたのは、地震から40分余り後だったんですけれども、仮に、より大きな規模の地震が、また、この付近の震源で発生した場合は、地震発生から僅か数分で津波が押し寄せていた可能性があるんです。こうしたことは、日本海側の地域だけではなくて、陸から近い海底で地震が発生するリスクがある地域では、どこでも起こりうると思います。関谷先生も言っていましたけれども、激しい揺れを感じたら、すぐに避難する。そのことは原則だということが今回の地震で改めて示されたと思います。

武田:今回の地震、もう少し規模が大きければ、建物の被害、液状化、そして津波、いずれも甚大な被害になった可能性があるということを心に留めておかないといけないと思います。
今回の地震から何を学ぶべきなのか、お2人はどういうふうにお考えでしょうか?

関谷さん:東日本大震災の記憶は強いですし、報道とかでも多く行われているように、南海トラフという太平洋側の地震、津波というものについて、やはり意識が高いのが現実としてあります。ただ、日本海側でも、北海道南西沖地震、日本海中部地震、新潟地震と、10年、20年に1回ぐらいは地震が起こっているわけです。頻度は低かったとしても、やはりそういったことにきちんと備えておくことは重要だと思いますし、太平洋側の海溝型の地震の場合は、津波がすぐ来る場所もありますが、ある程度余裕がある場所もあります。日本海側は、すぐに津波が来るというのが特徴ですので、ちゃんとそれぞれの地域のリスクに応じた避難行動を考える必要があると思います。

平田さん:改めて、日本のどこでも今回のような地震は起こるもの、そして、自分の経験したことをちゃんと覚えているということと同時に、隣の街や、ちょっと昔に起きたことをきちんと覚えておくことが重要だと思います。

武田:どこにでも起こりうるということを心に留めて備えなければならないと思います。