クローズアップ現代

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サラリーマンが会社を買う!“老後2千万”時代の選択肢? サラリーマンが会社を買う!“老後2千万”時代の選択肢? サラリーマンが会社を買う!“老後2千万”時代の選択肢? サラリーマンが会社を買う!“老後2千万”時代の選択肢? サラリーマンが会社を買う!“老後2千万”時代の選択肢?
2019年6月19日(水)放送

サラリーマンが会社を買う!“老後2千万”時代の選択肢?

サラリーマンが中小企業を数百万円で買い、オーナー社長に転身する。そうした個人M&Aが注目を集めている。人生100年時代に老後不安を抱くサラリーマンたちが、M&A情報サイトで後継者難の中小企業を探し、買収に乗り出すのだ。こうしたブームに注目した地方都市の中には、個人M&Aを志す人々を集団で招き、地元企業の事業承継を丸ごと任せてしまおうという動きすら出てきている。いま、全国の中小企業の3分の1にあたる100万社以上が廃業するという「大廃業時代」。団塊の世代の経営者たちが後継者不足から廃業を余儀なくされている。その半分は黒字廃業だ。サラリーマンでも払える数百万円の対価でも、事業を他者に引き継ぎたいと考えている。買い手は、成功すれば役員報酬と営業利益を得られ、中には、買収して1年半で収入がおよそ倍になったという人も。一国一城の主としてやりがいも得られ、後継者不足に悩む中小企業の大量廃業という社会課題の解決にも貢献できるとして、会社の売り手と買い手をつなぐマッチングサイトや、買収のノウハウを伝えるサロンにも会社員が殺到している。しかし、この新たな道も甘くはなく、経営に行き詰まる人も少なくない。「老後夫婦で2千万」という話題が世間の耳目を集めるなか、資産形成の選択肢のひとつになるのか?個人M&Aの可能性と課題を探る。

出演者

  • 石井光太さん (作家)
  • 宮田裕章さん (慶應義塾大学教授)
  • 武田真一 (キャスター)