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2019年2月19日(火)

“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?

“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?

生活に欠かせないスマホが脳科学の世界で物議を醸している。スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。また東北大学は、スマホの使用時間が長い子どもの大脳に発達の遅れが見られると発表。一部自治体は子どものスマホ規制に動き出した。こうしたなか注目されるのが「デジタル・デトックス」の試みだ。リゾート会社はスマホを手放して自然を無心で味わう滞在を提案。スマホメーカーも一定時間を超えるとアプリを使用できなくする機能を開発した。明らかになりつつあるスマホのリスクと対策。その最前線を伝える。

出演者

  • 枝川義邦さん (早稲田大学教授)
  • 武田真一 (キャスター) 、 田中泉 (キャスター)

“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?

最近、スマホの使いすぎが原因で、脳に異常をきたす人が増えているという指摘が、医師や研究者の間で相次いでいます。スマホによる「認知機能の低下」、「脳過労」とも呼ばれています。
スマホが原因で脳過労に陥った人の脳画像です。青くなっているのは、血流が減って機能が鈍っている部分。正常な時と比べると、明らかに機能の低下が広がっています。

岐阜県の、もの忘れ外来です。以前は高齢の患者がほとんどでしたが、5年ほど前から異変が起きたといいます。

脳神経外科 奥村歩医師
「30代から50代の働き盛りの患者さんが、全体の4割を占めるに至っている。」

1年前、スマホによる脳過労と指摘された田中さん(仮名)、59歳です。自動車販売店で支店長を務めています。田中さんは、8年前からスマホを愛用。メールやSNSに加え、仕事に役立つと思うネット記事は頻繁にチェックするといいます。

田中義人さん
「話のネタに使えますし、社内の部下育成に使えるネタがたくさんあります。私自身がこういったツールにしろ情報にしろ嫌いじゃないので、知らないうちにそれが体に影響している、そういう診断でした。」

最初の異変は、もの忘れでした。なぜか、部下の名前が思い出せない。こうしたことが頻繁に起こるようになりました。
そして、部下がミスをすると…。

「今どき、小学生だってやらないよ!大体、君はどういう教育を受けてきたんだね!」

田中さんはもともと温厚な性格でしたが、周囲の目も気にせず、どなりつけてしまうことが増えたといいます。しかも驚くことに、田中さん自身はこうした異変に全く気づいていなかったというのです。

田中義人さん
「かなりひどいことを言っていましたけれども、私自身は自覚もないし、全く異常がないと思っていましたけれども、妻のほうが『おかしいんじゃないか』と。はたから見て。」

奥さんの勧めで受診した田中さん。奥村医師はこうアドバイスしました。「まずは5分でもいいから、スマホを触らない、ぼんやりする時間を作ってください」。
実は、脳にはぼんやりするときに活発化する回路があることが分かってきました。これを「デフォルト・モード・ネットワーク」といい、情報を整理する役割を果たしていると考えられています。
脳の情報処理には、3つの段階があります。情報を入れる「インプット」。次にデフォルト・モード・ネットワークによる「整理」。そして、話すなどの「アウトプット」。しかし、ぼんやりすべき時にスマホを使いすぎると、この「情報の整理」が行われないため、脳がまるで、ごみ屋敷に。

すると、覚えることや話すことにも悪影響が及ぶと奥村医師はいいます。

脳神経外科 奥村歩医師
「スマホが息抜きだと考えているかもしれないが、息抜きが息抜きになっていなくて、そのスマホが“脳過労”を憎悪させる最大の原因になっている方が非常に多い。」

同じく脳過労を指摘された、55歳の藤本さん(仮名)です。数年前に乳がんを患い、最近は母親の介護の心配も出てきました。藤本さんは、ある感覚に悩んでいました。「何をしても心に響かない」というのです。

藤本好子さん
「例えば映画を見に行くとか好きだったんですけど、それがさして面白くなくなってしまう。(前は)どきどきしていたのが全然しらっとして、途方にくれた。」

奥村医師の診断によると、藤本さんはデフォルト・モード・ネットワークが働きにくくなっている上、前頭葉の機能低下のおそれがありました。前頭葉は、判断や意欲、そして、感情までつかさどっています。藤本さんは、病気や介護でもともとストレスを抱え、前頭葉は余裕がない状態でした。そんな時、スマホで病気のことを頻繁に調べるうち、前頭葉に疲労がたまったのではないかといいます。

藤本好子さん
「意欲というか、好奇心が摩耗したような感じ。何始めても結局きっとつまらないと思っちゃう、そんな感じがありました。」

ゲスト枝川義邦さん(早稲田大学 教授)

田中:このスマホによる「脳過労」という概念、奥村医師のほかにも、複数の医師や研究者が警鐘を鳴らしています。脳神経外科医の天野惠市さんは、東京でもここ数年同じような患者を診る機会があると話していて、脳が情報で満杯になる状況を例えて、仮に「オーバーフロー脳」と名付けているそうなんです。

また、ドイツや韓国では「デジタル認知障害」と呼ぶ専門家もいます。そして、研究者の1人、韓国のソ・ヒョンソク教授は、スマホ依存で起こる異常が一時的なものなのか、それとも認知症の初期症状なのか検証すべきだと話しました。

武田:要は、脳が疲れるということですよね。ただ、仕事をしていても、本を読んでも疲れるじゃないですか。それとスマホを見るのと、どう違うんでしょうか?

枝川さん:スマホから入ってくる情報というのは、情報が多いんですよね。光がすごく多かったり、色の情報が多いとか。もう1つは、スマホは「ながらスマホ」ができちゃうんですね。

武田:よくやっていますね。

枝川さん:例えば、テレビを見ながらスマホをいじるとか、パソコンを立ち上げながらスマホをいじるとか、もしくは、スマホの中でもいろいろなアプリケーションを立ち上げて、同時並行でいろんなことを見たり聞いたり、物を書いたりとかできてしまう。これは「マルチタスク」というんですけれども、いろいろなことを同時並行にやっていると思うのですが、脳は、実はマルチタスクはすごく苦手なんですね。できれば1つのことに集中したいのに、いろいろなことを同時並行できないから、早く切り替えていく。そうすると脳にストレスがたまっていくというのが、今、スマホで起きている脳過労の原因なのではないかなと思います。

武田:私が受けた、「スマホによる脳過労の危険度チェックテスト」をご覧いただきたいのですが、まず最初の10項目、これはスマホとの接し方を問うものです。視聴者の皆さんも、ぜひトライしてみてください。

“スマホによる脳過労”危険度チェックテスト

田中:ほかに、例えば「覚えておくために『写メ』を撮る」「スマホなしでは初めての場所へ行けない」などの項目があるのですが、このうち、武田さんは10個のうち8個にチェックが入っているんです。
そして次の項目、これは記憶力や物忘れのチェックです。例えば「何かを取りに来て、その目的を忘れる」「3日前、何していたか思い出せない」。

武田:思い出せないなあ。

田中:それから、「『話題のニュース』を3つ挙げられない」というのもあるんですけど、これになんと武田さんがチェックを入れているって、これショックなんですけど、私…。

武田:これ、報道キャスターとしては、あるまじきことだと思うんですけれども、とっさに言われるとなかなかぱっと思い出せない。

枝川さん:それこそ、同時並行でいろいろなことをされている方は、ここはやっぱり片づけられないですからね。

田中:最後の10項目を見てみましょうか。最後は心身の健康状態をチェックするというものなのですが、「頭も体も、いつも疲れている」「イライラして、感情を乱す」などの項目があります。そして武田さんは「すぐ落ち込む」にチェックしています。大丈夫ですか!?

武田:まあ、落ち込むことが多いんですよ、やっぱりね。なかなか、いろいろうまくいかないじゃないですか。

田中:ちなみに武田さんは今、ご紹介した全30項目のうち、なんと17個にチェックが入っていたのですが、テストを作成した奥村医師によりますと、これが20個以上当てはまれば「危険度大」で、10個以上は「危険度中」ということで、武田さんは「危険度中」でした。

武田:もう少しで「危険度大」になりそうな、「危険度中」。

枝川さん:ただ、3枚見せていただいて拝見していくと、武田さんの項目で多かったのは、一番最初の「行動パターン」なんですね。これは、習慣を変えていくとリフレッシュしやすくなっているんじゃないかなと。

武田:これは私の心がけしだいで、いかようにも変えられると?

枝川さん:変えられると思います。

“スマホ脳過労” 子どもも学力低下!?

田中:知らず知らずのうちに脳を脅かすというスマホ。子どもの場合、より深刻な影響を示唆するデータがあります。
仙台市の中学生の数学の学力と、スマホの利用時間、その関係を調査した結果です。

最も点数が高いのは、スマホを「全く使わない」、もしくは「1時間未満」という生徒たちなんです。スマホを使う時間が長ければ長いほど、平均点が下がっていく傾向が見られます。この点数が下がっているのは、勉強していないからではないかと思われるかもしれないのですが、この調査した生徒たちの勉強時間は、ほぼ同じだったんです。

スマホなどでネットを長時間使う子どもたちの脳を調べると、黄色い部分が目立ちました。脳全体をつなぐ神経線維の集まり、「白質」の発達が遅れている部分だそうです。

東北大学 川島隆太教授
「初めてこんなに広範な領域に悪影響が出るものに出会いました。子どもたちの記憶の能力自体にマイナスの影響が出ていると予測されます。極端な話ですけれども、法律によって18歳まではスマートフォンを1時間以上使ってはいけないと、強制的におさえてあげるほうが、未来にとっては幸せであろうと考えます。」

田中:この「スマホを1時間以上使ってはいけない」というのは、学会などで確立された見解ではないのですが、スマホのメーカーは今、先手を打って自発的に動き出しています。使い過ぎを防止する機能を搭載し始めたんです。例えばiPhoneでは「スクリーンタイム」、アンドロイドでは「Digital Wellbeing(デジタル・ウェルビーイング)」。いずれも特定のアプリの使用時間をあらかじめ制限する設定ができて、その時間を超えるとアプリが使用できなくなるというものなんです。

武田:スマホを手放す時間を作れば、脳は元に戻るものなんでしょうか?

枝川さん:脳の中には、起きた変化を保存する可塑(かそ)性という性質があります。1回悪いことが起きても、だんだん習慣を変えて、だんだんいいことを続けていくといいほうに変わっていく。お子さんですとその可塑性の性質は非常に高いといわれていますので、いち早くリカバリーするんじゃないかなと思います。

“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?

田中:先ほどのテストで「危険度中」と判定された武田さんですが、番組では事前に武田さんの脳を検査してみました。計測器をつけた状態で簡単なテストに回答して、前頭葉の血流の変化を測るというものなのですが、その結果がこちらです。これ、驚きの結果なんですよね。

武田:どういうことだったのでしょうか…?

枝川さん:ちょっとはっきり申し上げると、期待していたようには脳が働いていなかったんじゃないかなと。

武田:脳が働いていない?

枝川さん:はい。脳が活動してくると、このグラフが上のほうにぐーっと持ち上がるような。

田中:(右上に)上がっていくはずなんですね。

武田:いやあ、これはなかなか正直、このお話を聞いたときはショックでした。そこで挑戦したのが、「デジタル・デトックス」です。デジタル機器を手放して、スマホ依存から脱却するきっかけを作る体験のことで、最近、これを売り出すホテルや旅行会社も登場しています。デジタル・デトックスで脳は変わるのでしょうか。2泊3日のドキュメント40時間です。

さらば“スマホ脳過労” デジタル・デトックスに密着

武田:別の番組が始まったようですけども…ご安心ください。『クローズアップ現代+』です。かなりワクワクしながら部屋に向かっております。

枝川さん:はい、頑張ってください。

武田:「頑張ってはいけない」とディレクターに言われました!

枝川さん:なるほど。

武田
「きれいなお部屋ですね。すごく窓が大きくて。」

ホテルスタッフ
「まず最初に、デジタル機器をお預かりさせていただきたいと思います。」

武田:まずは、スマホをアタッシェケースの中へ入れて、鍵をかけます。

枝川さん:厳重ですね。

武田:これは、絶対使わないということが大事なんですか?

枝川さん:はい、デトックスですから、絶対使えないのが条件だと思います。

「ごゆっくり。」

武田:スタッフは出ていきました。

枝川さん:お1人になられたんですね。

武田:撮影のための8台のカメラが私を監視しておりまして、これはどうなんですか、デジタル・デトックスになっていますか?

枝川さん:なっていないんじゃないですかね…。

武田:何をしようかなと今、考えているところです。いつも暇なときって、ついスマホを見ていたんですよね。

枝川さん:間がもたないとスマホを取り出すという。よくありますね。

武田:それで、代わりになるものとして、ギターを持ってきました。

枝川さん:お上手な。

武田:恐縮です。ただ弾ける曲があまりないのですぐに飽きてしまい…今度は読書をしようということで、本を取り出してきました。

枝川さん:紙の本ですね。ゆっくりと読書を。

武田:これは大分前に買ったんですけれども。…村上春樹さん、申しわけありません!

枝川さん:プイッと(置いて)行きましたね。

武田:はい、大変失礼いたしました。何かこう、読む気になれない。何も手につかない状態なんですよ。

枝川さん:禁断症状、まさにそうだと思います。

武田:禁断症状なんですね。

枝川さん:スマートフォンを使っていると、脳に対して刺激が多いんですね。それに慣れると、もう次にもその刺激が欲しいなと。

武田:本当に、やることがなくてモヤモヤして、ウロウロして、挙げ句の果てにはもう寝てしまおうと。

枝川さん:早寝はいいですね。

武田
「割れました!」

枝川さん:すごくいいと思います。森の中、自然の中にいると癒しに関係するホルモンが脳の中で増えることもありますし、体を動かす。脳を使わないようにして、無心になって体を動かし続けるというのは、すごくいいことですね。

枝川さん:たき火もいいですね。

武田:この炎がいいんですよね。

枝川さん:この、チカチカ動いてるというのもありますし、音や光の状態というのが、いわゆる「揺らぎ」の状態です。揺らぎの状態があるとリラックスしやすいとか、あとはデフォルト・モード・ネットワークが出やすいというふうにいわれてます。

枝川さん:なかなか拝見することのないお顔が…。

武田:間抜けな顔ですね。

枝川さん:でも、この顔がいいんです。

武田:そして、この星空ですよ。地面に横になって。

枝川さん:ああ、気持ちよさそうだなあ。

武田:なかなか夜空を見上げるということもないですよね。

枝川さん:ないですね。

武田キャスターの日記
“時間は埋めるためにあるのではない。ただ、過ぎ行くままを感じていればいい。今、目にするその美しい光を目に焼きつけるだけで十分だと思った。”

枝川さん:詩人になられましたね。でも、自然とそういう気持ちになられました?

武田:はい、本当にもう、何もしなくていいんだと思えるようになりました。翌朝なんですけれども、遠くの木のこずえに鳥が止まっていたんですよ。ちょっとそれを眺めてみようと思いまして。

枝川さん:ふだんも、鳥が止まっている情景とかは目の中に入っていると思うんですね、情報としては。それに気づかなかったのが気づくようになったという、そういうことかもしれないですね。

武田:本当に、いかにふだん私たちが、何かをして時間を埋めなければいけないというふうに思い込んでいたんだなということなんですよね。一晩寝て、外の風景なんかじっと見ていたら、これでいいんだ、このままぼーっとしてようと、「ぼーっと生きててもいいんだ!」っていうふうにだんだん思えるようになってきて。

田中:さっきからいろいろな番組が入っていますね。では、今、力説したデトックスの結果、武田さんの前頭葉の血流検査はどうなったのかということなんですが、枝川さんに分析していただきました。まずはこれ、プライバシーなので、武田さん、ご覧ください。どうですか?

武田:これは、いいんじゃないですか。

田中:おっ、見せてもよい。

武田:どうぞ。「脳機能回復の兆しあり。…期待したほどではないのは、撮影の影響か?」。これはどう見ればよろしいのでしょうか?

枝川さん:デトックスに行く前と行ったあとで比較して、この線が上のほうにぐーっと伸びていくかなという期待があったのが、まあ、そこまでは見られなかったというのがあります。

武田:横ばい状態ですね。

枝川さん:8台もカメラが置いてあって、いつもいつも見られているんじゃないかなという意識の中で生活されているのは、脳の機能をリフレッシュしきれなかったとも取れるんじゃないかと思うんですね。

武田:ディレクターが「武田さん、今回の出張は脳を休ませるのが仕事ですから!」と、さんざん言っていたのに。

田中:休まらない…。

武田:8台もカメラがあって、しかも明け方ぐらいにメモリの交換に入ってくるんですよ、スタッフが。そのたびに何かがたっと音がして、寝られやしないというね。

枝川さん:気が休まらないというか、脳が休まらないですね。

武田:そういう状況で、なかなかこれは頑張ったほうですよね。

さらば“スマホ脳過労” デジタル・デトックスのコツ

田中:それほど遠くに行かなくても、もっと身近な、今日からできるデジタル・デトックスというのもあるんです。
例えば「お風呂、トイレ、寝室にはスマホを持ち込まない」ですとか、「『食事中』『会話中』はスマホを慎む」。あるいは「皿洗いなど無心になれる単純作業を行う」とか、「散歩やひなたぼっこを積極的に行う」「四季折々の食べ物や行事を大切にする」など、ほんのささいな習慣でも効果的なんですよ。

武田:いろいろな方法があるんですね。スマホというのは、本当に今、皆さん利用されていますし、暮らしになくてはならない便利なツールになっていると思うんですよね。どうつきあっていけばいいのでしょうか?

枝川さん:こういう内容でお伝えすると、「スマホを今から使わないようにしようかな」となりますけど、そうではないです。スマホは便利で使いたい。でも、“使われ”てはだめ。ですからスマートフォンは、例えばメールが来たら音が鳴る、SNSでメッセージが来たら音が鳴って、音が鳴ったら見に行かなきゃいけないなというふうに。これは完全に“使われ”ている状態です。そうではなくて、意識的に「自分が使っているんだ」と、使い方を工夫する。スマートフォンをスマートに使っていくという意識でいていただくと、デジタル・デトックスまではいかなくても、影響を少なくしていけるんじゃないかなと思います。