クローズアップ現代

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2018年9月13日(木)
新品の服を焼却!売れ残り14億点の舞台裏

新品の服を焼却!売れ残り14億点の舞台裏

アパレルの余剰在庫が過去最高に膨れ上がっている。市場に投入される28億点の衣服の約半数が売れ残っている。なかには新品のまま焼却処分されるケースも。背景にはアパレル業界独特の構造がある。企画から販売までの生産期間の長さに比べ、販売期間は短く、商品の入れ替えが年々早くなっているため需要予測が困難に。さらに、欠品となって販売機会を逃すことを恐れ、必要以上の量を生産しているという指摘もある。私たち消費者にとって身近な衣服の危機。持続可能な社会にふさわしい解決の道を探る。

出演者

  • 川崎希さん (タレント/アパレル会社を経営)
  • 河合拓さん (経営コンサルタント)
  • 武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)

新品の服が9割引き! 売れ残り14億点の舞台裏

新品のブランド品なのに定価の9割引き!?なんでそんなに安いのか。そこにはある秘密が…。「在庫過多」「余っちゃいました」。

そう、いずれもアパレルショップやメーカーの売れ残り。在庫処分業者が原価を下回る格安価格で引き取り、ネットで再販売しているのです。
大阪にある在庫処分を専門に扱う業者です。

株式会社Shoichi 山本昌一代表
「めちゃめちゃうちに(在庫を)売ってもらってます。大手(メーカー)さんも多いですね。」

ずらりと並んだ商品は、いずれも売れ残り。全国500のメーカーやショップから、年間500万点届きます。10年前と比べ、2.5倍に増えました。

株式会社Shoichi 山本昌一代表
「これはメンズですね。けっこう高い、7万5,000円ですね。めっちゃ高いですね。」

集まったブランド品を格安で再販売する際は、メーカーとのある約束を守ります。それは、商品の顔であるタグを切ることです。どこの服か特定されないようにすることで、ブランド価値の低下を防ぐことができるといいます。

株式会社Shoichi 山本昌一代表
「在庫商品とか廃棄商品はもちろん少ないほうが健全だから減っていったほうがいいと思うんですけど、絶対ゼロにはならないので、僕らみたいな商売はなくならない。」

増え続けるアパレル業界の売れ残り。バブル崩壊後、製造される製品の数は増えている一方で、実際に購入された数は横ばい。その結果、売れ残った余剰在庫は14億点と過去最高に上ると見られます。

取材中、あるメーカーから売れ残りを処分したいという相談が入りました。

アパレルメーカー社員
「きょうは秋冬物。コートがメインで、だいたい2,000点ちょいくらい。」

メーカーの担当者が依頼したのは、定価8,000円から1万7,000円の冬物のコートなんと2,000点。ショップに買い取ってもらうことさえできず、店頭に一度も並ばなかった新品です。

山本昌一代表
「どのくらいがいいっすか?」

アパレルメーカー社員
「値段つけてくれたらいいんですけど、うちの希望としては一律1,500円。」

山本昌一代表
「なるほどね。」

メーカーの担当者が提示したのは、定価のわずか1割ほどの値段。原価を大きく割り込む価格です。

山本昌一代表
「値切る体質なので、1,400円やったらどうですか?」

アパレルメーカー社員
「間を取るって無理ですか?1,450円で。」

山本昌一代表
「じゃあ1,430円にしましょうよ。いいじゃないですか、それぐらいは。」

アパレルメーカー社員
「そうですね。いつもお世話になっているので。」

結局、合計300万円ほどで売れ残りを処分。しかし、生産費用が900万円ほどだったため、600万円の赤字が出ました。それでも、売れ残りは早めの見切りが不可欠だといいます。

アパレルメーカー社員
「ずっと置いていいんだったら細々と売るんですけども、置いているだけで倉庫代とかかかってくるので。」

新品の服を焼却! 売れ残り14億点の舞台裏

さらに取材を進めると、私たち消費者にとってはもったいないと思えるような事態が明らかになってきました。都内にある産業廃棄物処理施設です。

この施設では、関東にある複数のアパレルメーカーから売れ残りが持ち込まれ、焼却処分しています。

鎌倉:どれぐらいの量が運びこまれますか?

産業廃棄物処理業者 遠藤重雄代表
「(年間)200トンぐらい。」

1社当たり10トントラック数台分に上り、主に年度末などの決算期に集中するといいます。

鎌倉:ちょっと心が痛むところもあるんですけど。

産業廃棄物処理業者 遠藤重雄代表
「そういった部分もね。着れるものですから、そういった見方も当然あると思います。」

実は処分の際には、メーカー側が立ち会うことが多いといいます。そこにはブランド品ならではの事情がありました。

産業廃棄物処理業者 遠藤重雄代表
「商品が大事だし、どこかに流れたらいけないということを、自分たちで責任持って見たいというイメージではないでしょうか。」

鎌倉:それは、ある種のブランド管理?

産業廃棄物処理業者 遠藤重雄代表
「そうですね。ブランド管理だと思います。」

なぜ、これほど新品の衣服が売れ残っているのか。数多くの企業が取材を拒否する中、大手のアパレル企業が私たちの取材に応じました。

株式会社ユナイテッドアローズ 竹田光広社長
「ものすごく心痛いですよね。いろんな方々が最終製品に至るまでに携わっている。」

この企業によると、売れ残りが増える背景には、アパレル業界の構造的な問題があるといいます。服の企画・開発から販売までは半年から1年ほどかかることが多く、流行を先読みしなければなりません。服の販売期間が年間4シーズンから8シーズンに変わって短くなったことも、需要予測を年々難しくしているといいます。

株式会社ユナイテッドアローズ 竹田光広社長
「半年先の需要予測を行う。あるいは、8か月先の需要予測を行ったうえで発注をしなくてはいけない。社会潮流とトレンドを組み合わせて商品を企画していく。その的中率が思ったようにいかないのが、現実の状況です。」

さらに、90年代以降の構造的な変化によって、アパレル業界は作り過ぎが常態化していると指摘する専門家もいます。14億点という余剰在庫の量を割り出した小島健輔さんです。

バブル崩壊後の90年代、アパレル業界は中国など海外へ工場を移転。製品の単価を安くして大量生産する方向に大きくかじを切りました。さらに、2000年前後からファストファッションが台頭し、単価はますます下落。それに対抗しようと、既存のアパレル企業は低価格帯の新規ブランドを次々と立ち上げました。こうして生産量が増える中、仮にヒットした時に欠品となって販売機会を逃す事態を恐れたことも、作り過ぎにつながったといいます。

ファッション流通コンサルタント 小島健輔さん
「1万枚売れるか、3千枚売れるか迷ったら、3千枚しか売れない前提で(工場を)動かせば、在庫は余りません。どんどん売れなくなって在庫が積み上がってしまう。結果として、業界は破滅していった。」

新品の服が9割引き! 焼却処分も!いったい何が?

ゲスト 川崎希さん(タレント/アパレル会社を経営)
ゲスト 河合拓さん(経営コンサルタント)

武田:大量に発生する売れ残り。ブランド品が安く買えるのは消費者としてはありがたい面もありますけれども、本当にそれでいいんでしょうかね。

鎌倉:実は、海外でもこの夏、新品の服の売れ残りが大きな社会問題となりました。イギリスの有名ブランド「バーバリー」が、売れ残った新品の衣料品など、およそ42億円分を焼却処分したと公表したのです。このニュース、すぐさま世界中を駆け巡り、ネット上では「馬鹿げた決断だ」「廃棄するならば服を寄付すべき」などと、厳しい批判が相次いだんですね。その結果、今月(9月)になって、バーバリーは焼却処分を撤回しました。売れ残った商品をどうするかについては検討中ということなんです。

武田:タレントでアパレル会社の経営者でもある川崎希さん。
川崎さんの会社でも、この売れ残りの問題はありますか?

川崎さん:私の会社では、日本で少量ずつ洋服を作っているので、あまり在庫が余るということはないんですけれど、ブランド始めた当初、海外とかでも作っていたので、海外で作ると、やっぱり大量ではないと作ってもらえないので、そうすると、大量に作ると在庫が余ってしまうということは、やっぱりあるんだと思いますね。

武田:ちょっとずつ作っていても大丈夫なんですか?

川崎さん:日本なので、足りなくなるとすぐまた作って、ちょっとずつでもオーダーをかけて作ってもらえるっていう追加ができるのが日本のいいところですね。

武田:追加している間、お客さんは?

川崎さん:待っててもらってます。

武田:これまで50社以上のアパレル企業の再建に携わってこられた河合さん。
今のような取り組み、みんなそうやればいいんじゃないかと思うんですけれども。

河合さん:現実にはやはり非常に難しくて、今アパレルは、ブランド間の差がそんなに消費者から見てないんですね。ですので、例えばこちらでなければ、次の店で買う、その店でなければネットで買うというような形で、比較して買ってしまっているというのが現状です。

武田:川崎さんのブランドのように待ってくれないわけなんですね。

河合さん:そうです。非常に、川崎さんのブランドは、ブランドが強いんだと思うんですね。

武田:それにしても、なんであんなに作り過ぎちゃうんですか?

河合さん:これは先ほどVTRにもございましたように、やはり今、1990年代に15兆あった時というのは、非常にアパレルが売れていた時代があったんですね。その時の会社の数と若干減ってきているんですけれど、仕事のやり方が今、10兆になっても続いているという、ここが最大の問題です。

武田:全体のパイが少なくなっているのに、やり方が変わっていない。
回り回って、私たち消費者には、どんな問題があるんでしょうか?服が安く買えるのはいいような気もするんですが。

河合さん:2つあると私思っていまして、流通、小売りは日本の製造業の17%ぐらいを占めているというふうに言われています。

武田:働く人がですね。

河合さん:働く人の雇用がですね。そこが、企業が在庫によって利益がだんだんだんだん少なくなってきているということがまず1点ですね。

武田:働いている人にとっては大きな影響があるということですね。

河合さん:それともう1つは、今後、うまくやっている会社と、そういうふうに在庫を残す会社というのが、優勝劣敗が出てくると。そうすると、我々にとって、いわゆるファッションの選択肢が狭まっていく、こういうことが起きるかなと思います。

武田:川崎さん、やっぱりこれは、私たちにとってもあんまりいいことじゃないですね。

川崎さん:そうですね。あと、作っている工程を知っているから、この焼却処分されていく映像見ると、胸が痛いですね。

鎌倉:業界としては、在庫を生むことが前提となってしまっているわけなんですけれども、そんな中で、売れ残りを減らそうと対策を打ち出したアパレル企業もあるんです。それは、私たち消費者にとってもメリットになる可能性があるんです。

在庫を減らし消費者もお得 アパレル業界の秘策とは?

創業129年の老舗企業が3年前に立ち上げた自社ブランドです。

鎌倉:若干、商品の数少なくないですか?この広いおしゃれな空間に…。

「こちらはサンプルになります。」

鎌倉:これをそのまま売っているわけじゃないんですね。

このお店に置いてあるのは、素材やサイズを確かめるためのサンプル品。では、実際の商品を選ぶには…。

「あちらのカメラで写真を撮らせていただいて、バーチャルでご試着していただける。」

実際の服には袖を通さず、モニターで試着をするという技術を自社で開発しました。

鎌倉:えっ?あっという間に。しかも私が着ているみたいに出てますね。

デザイン、型、色。47万通りから自分だけの一着を作ることができるんです。しかも、サイズもぴったりのオーダーメイド。これまでの既製品と違って、注文を受けてから生産するため、作り過ぎることもありません。

「無駄がない。在庫レスです。」

商品の企画開発やサンプル作りをやめたことで、生産工程を3か月から3週間に縮めることもできました。

鎌倉:想像どおりのものが出来上がってきました。

このシステムを開発した背景には、大量生産の仕組みから脱却できていない業界への危機感があったと経営者は語ります。

セーレン株式会社 川田達男会長
「もう5年先、10年先になりますと、そんな無駄な物の作り方をしていること自体が、世の中で認められないでしょうね。」

鎌倉:一方で、そこはオーダーメイドなので、今の人たちは、すぐに注文してすぐ着たい。

セーレン株式会社 川田達男会長
「これを2週間にできるか、1週間にできるか、少なくとも来週のデートに間に合うくらいまでは挑戦したいと思っています。」

一方、AIを使って作り過ぎを抑制しようという試みもあります。

ファッションポケット株式会社 重松路威代表
「こちらが洋服のトレンド分析の画面になります。」

これは、インターネットやSNS上に公開されているファッションに関する写真。企業のモデルから有名人、一般の人まで500万枚以上を収集し分析しています。色や着こなし方など、過去の流行の推移を分析することで、高い精度でトレンドの予測が可能になったといいます。

ファッションポケット株式会社 重松路威代表
「これは日本の消費者と読者モデルが過去4年間に着た洋服の色の合計値。」

左上は、2014年以降、黒の衣服がどれだけ多く着られたかを示したグラフです。黒色は冬になると人気となるものの、夏には暑く感じるため、あまり着られませんでした。しかし、4年の推移を見てみると、夏でも黒色の衣服を着ている人が増えていることが分かりました。

こうした、より正確なトレンドの把握は、私たち消費者にとっても利益の還元につながるといいます。

ファッションポケット株式会社 重松路威代表
「廃棄、ならびに値引きというところを、こういったサービスによって縮減することで、出た利益の一部はメーカーの利益として、一部は消費者に価格へのフィードバックとして提供されるということが起これば、社会全体にとって非常に明るい効果が出ると考えています。」

鎌倉:このAIによるトレンド分析、ネット上の画像からはじき出したこの秋冬の傾向が、チェックとドットが来るということなんですね。特に、濃い色に細かいドット。例えば、黒地に白いドットなどだということで、私もたまたまなんですけれども、今日ドット柄だったんですよ。そして、なんと川崎さんはチェック柄を着ていらっしゃるんです。トレンドを意識したんですか?

川崎さん:トレンドは意識したんですけれど、この特集があるとは分かっていなくて着て来ました。

鎌倉:本当に偶然だったんですけれども、先ほどのITを使ったオーダーメイドもありましたが、ファッション通販サイトの「ZOZOTOWN」でも始まっています。話題になりましたけど、「ZOZOSUIT」というものでして、これを着て写真を撮ると、体のサイズを詳細に把握できるんですね。そのデータをもとにぴったりサイズの服を手に入れられるということなんですよ。

武田:こういったAIによるトレンド分析やオーダーメイド、やっぱり消費者の望むものを提供しようという取り組みですよね。河合さんはどう評価されますか?

河合さん:今までこういうトレンド分析というのは、人間がどちらかというと感覚でやっていたんですね。それをこういうハイテクツールを使って、ある種の客観性を持ってアパレルが提供するということによって、より精度が上がって需給バランスを調整して在庫を削減していくと、こういうふうな取り組みになるかなと思っています。

武田:あと、オーダーメイドはアパレルではされてこなかったんですか?

河合さん:これもびっくりすることではあるんですけれども、例えば自動車業界のトヨタのJIT・ジャストインタイムであったりとか、パソコンもそうなんですが、受注から短期間で生産するというのは、実はほかの産業ではやっているんです。先ほど川崎さんがおっしゃっていたように、生産のリードタイムは80%ぐらいというのが部材の収集ですから、10日ぐらいで供給するということは可能です。

武田:AIでトレンドを分析するという話もありましたけれども、川崎さんはどうやっているんですか?

川崎さん:私は街に出て、歩いている人を観察して、どのような服を街の人は着ているのか。やっぱり雑誌とかとも違ったりして、街にいる人はよりシンプルな服が多かったりするので、ファッションショーとかだと派手だと思うんですけれど、もっとシンプルな中にワンポイントあるとか、そういうものが、結構ふだん使いできる洋服なのかなと思って、そういうものを作っていたりもします。

武田:消費者目線で街を眺めるという?

川崎さん:街であまり浮き過ぎないファッションをやっぱり皆さんしているので、それを心がけています。

鎌倉:番組前半にご紹介しましたユナイテッドアローズも、売れ残りの削減を始めています。まず、シーズン初めに市場に投入する服の量を減らしました。週に1度は会議を開いて、綿密に売れ筋を見極めて少量ずつ追加発注するようにしました。国内で短い期間で生産できる体制を強化したことで、それが可能になったということなんですね。この結果、2017年度の売れ残りは、前年度比で5%減らすことができたということです。

武田:ところで河合さん、大量生産といえば、やはりファストファッションだと思うんですけれども、ファストファッション業界はこの問題をどう対応しているんですか?

河合さん:大きく全体で捉えると、やはりこれはファッションの移り変わりとの戦いの歴史なんですね。その時に欧米のファストファッション、例えば「ZARA」などは、商品の回転率を上げていくことによって、そのファッションの移り変わりに同期化をしていった。あるいは「ユニクロ」のように、ベーシックなものをそろえて、ファッションとは違うようなところにビジネスを持っていきながら対応していく。大きく分けると、その2つに分かれるということです。

武田:例えば「ユニクロ」はベーシックなものですけれども、在庫はどうなっているんですか?

河合さん:在庫に関しては、ベーシックなものというのは基本的に商品を売っていく期間というのが非常に長いので、鮮度が長いんですね。ですので、ファッション商品よりはある程度、量は多いのかもしれないですけれども、まだまだ売れる在庫というのは持っているということですね。

武田:「ZARA」はあるものが売れたら、もうそれ以上作らないと?

河合さん:ということですね。

武田:消費者としても、たくさんの売れ残りを出しながら、いつまでもファッションを楽しみ続けることはできないんじゃないかという懸念も抱くんですけれども、どうすればいいんでしょうか?

河合さん:やはりまずは、日本はそもそもの話なんですけれども、市場が縮小していますから、そこで海外に出ていく、あるいは「ユニクロ」のように服以外のところに進出していく。あるいは先ほどのVTRであったような「ユナイテッドアローズ」のように、あえて投入量を減らしていきながら、回転数を上げていくような、そういう取り組みがキーになるのかなと思います。

武田:経営改革ですね。
川崎さんは?

川崎さん:私はブランド自体に愛着、お洋服に愛着を持ってもらいたいなと思っていて、それで私のブランドは、作る工程をインターネット上で公開していて、例えばアルパカのニットを作りたいと思ったら、ペルーにあるアルパカ工場に行って、アルパカの毛を見てきて、こういう糸を探して、この工程でこのニットは作られていますって言うと、やっぱりほかのニットとはちょっと差別化されると思うんですね。あとベビー服もちょっと展開しているんですけれど、それはこういう安心・安全な工場で作られていますよ、日本のこういう工場ですよというのを言うことによって、安心して買ったりとか、ほかのブランドと差別化をすることによって、自分のブランド価値を守っていますね。

武田:消費者と作る過程を共有してということなんですね。

川崎さん:共有して洋服を大事にしてもらおうという取り組みをしていますね。

武田:私もセールになってから買えばいいというふうに思っていたんですけれども、その裏には14億点もの売れ残りが出ることが当たり前になっているという、業界の不健全な仕組みがありました。企業にとっても消費者にとっても、これは変えていくべき時に来ているなと思いました。