クローズアップ現代

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2018年7月19日(木)
プロレス人気復活! “過去最高”の秘密

プロレス人気復活! “過去最高”の秘密

いま、プロレスの世界が様変わり。会場は“プ女子”と呼ばれる女性やファミリーでいっぱい。かつてリングを盛り上げた「遺恨」「流血」は減り、個性溢れるレスラーが熱い戦いを繰り広げる。ブームの仕掛け人は、6年前に経営に参画したカードゲーム会社の元社長。レスラーは、女性誌や文芸誌に登場して人生とプロレスを語り、共感を広げていった。数年前まで「どん底」と言われるほど低迷していたプロレス。復活の秘密に迫る。

出演者

  • 棚橋弘至さん (プロレスラー)
  • 倉持明日香さん (元AKB48/タレント/女優)
  • プチ鹿島さん (お笑い芸人/コラムニスト)
  • 武田真一・田中泉 (キャスター)

あなたのイメージが変わる!? “過去最高”プロレスブーム

ご存じですか?今、プロレスの世界がすっかり様変わりしています。会場は、“プ女子”と呼ばれる女性ファンでいっぱい。

女性客
「怖いのかと思っていたんです、最初。でも、そんなの全然なくて。」

女性客
「(レスラーが)人として格好いい。」

最大手新日本プロレスの売り上げは、7年前の3倍以上に急上昇。

そして先月(6月)、大手おもちゃメーカー「タカラトミー」の社長を務めた外国人経営者を迎え、世界進出をもくろんでいます。

大手おもちゃメーカー元社長
「新日本プロレスをネクストレベルへ。」

日本でプロレスが始まって60年以上。今夜は、あなたのプロレスに対するイメージをとことん変えます。

「カネの雨が降るぞー!」

エースの棚橋弘至選手と“プ女子”代表、元AKB48の倉持明日香さんがスタジオに。新たなプロレスブーム、そのワケを探ります。

“プ女子”が!ファミリーが! なぜ今プロレスブーム

かつてのプロレスは男性のファンが中心でした。血で血を洗う壮絶な遺恨試合。弟子が師匠に不満を爆発させる因縁の対決。そんなドラマが、男たちの血をたぎらせてきたのです。
ところが今、格闘技の聖地・後楽園ホールを埋めるのは、大勢の“プ女子”。そして家族連れです。1万円前後の客席は、子どもから中高年の人々で満員となっています。

レスラーに“胸キュン” 家族で楽しめるプロレス

この日、家族4人で声援を送っていた一家です。


「ジャニーズに転ばないで、こっち(プロレス)に転んだのは意外でした。」


「格好いいところが好きです。」

中学3年生の娘は、毎週、プロレス専門誌を買うのが何よりの楽しみです。


「お小遣いで週プロとか買ったりしてます。」

「毎週買ってたら…。」


「(お小遣い)無くなっちゃいますね。」

舞さんがプロレスに引かれる理由は、レスラーの強烈な個性にあるといいます。
大ファンなのが、内藤哲也選手。反則技も少なくないヒールですが、子どもに優しい意外な一面を見せます。
そして、ダイナミックな技と、独特のキャラクターが持ち味の髙橋ヒロム選手。

髙橋ヒロム選手
「楽しもうぜー!」


「いろんな人の個性があって、おもしろい。ギャップがあったりとかして好きです。(選手が)笑顔になったりしてるところが、もうキュンキュンします。」


「血がばんばん流れているのが昔の(プロレス)だったので、(今は)楽しく見られるものでもあったり、別に怖いものっていうものでもない。」

獣神が語る“暗黒時代”

活況を迎える新日本プロレス。しかし、かつてはビッグマッチでも空席が目立つなど、経営危機に直面していました。真剣勝負を標ぼうするほかのイベントに人気を奪われてしまったのです。その後も、レスラーの離脱やリング外の泥仕合などが続き、数年前まで“暗黒時代”といわれていました。
大ベテランの、獣神サンダー・ライガー選手です。

30年近いキャリアの中で、最も厳しい時代だったといいます。

獣神サンダー・ライガー選手
「暴露本だとか、選手の中での争いというか、試合の中での争いじゃなくて、消えかけましたもんね。プロレスって灯が消えかけたよね。」

どん底からの復活 棚橋選手に共感

どん底から抜け出すきっかけを作ったのが…。

獣神サンダー・ライガー選手
「苦しいとき、ずっと引っ張っていたのは、棚橋弘至選手ですね。」

棚橋選手は、たとえ観客が少なくても全力のファイトを展開。どんな小さなイベントでも顔を出し、プロレスを見に来てほしいと訴えました。プロレスの復活に全身全霊を傾ける生き方への共感が、少しずつ広がっていきました。

獣神サンダー・ライガー選手
「あいつは折れなかった、今もそう。それを見てて、自分の人生と重ね合わせたりできて、共感される部分もあるのではないかと思いますね。」

今や映画主演を果たすなど、活躍の場をリング外にも広げるプロレスラー。ブームを仕掛けたのが、6年前に新日本プロレスをグループ会社にした、この企業。人気アニメなどのキャラクタービジネスを手がけています。大のプロレスファンという現オーナーの木谷高明さんです。

新日本プロレスリング 木谷高明オーナー
「これは山手線の車体広告。」

まず取り組んだのが、電車への全面広告などで選手の知名度を上げることでした。それまでプロレスと縁遠かった層を狙い、女性誌や文芸誌にも登場。トップレスラーたちが自らのストーリーを語りました。

新日本プロレスリング 木谷高明オーナー
「お客さんが、選手個人がどんな人か、何をやっているのか、どんな思いでいるのか、より近く分かるようになる。人が感動するのって、キャラクターとストーリーに対してなんですね。」

レスラーに“救われた” 共感する“プ女子”

もがきながらはい上がろうとするレスラーの姿は、多くの女性の心を捉えました。
“プ女子”の会社員、岡林あいさん。

定期的に会場に通っています。

岡林あいさん
「初めて棚橋さんにサインもらったTシャツ。」

それまで見たこともなかったプロレスと出会ったのは5年前。電車の全面広告でした。レスラーのイメージが変わったといいます。

岡林あいさん
「広告がありまして、それで棚橋さん。ロン毛のイケメンがすごいこの辺(筋肉が)盛り上がってて、プロレスってこういう感じなんだ最近は、と思ったのが最初。」

実は当時、岡林さんは心に深い傷を負っていました。幼いころからの夢だったアニメーターとして、昼夜を問わず働いた岡林さん。しかし、体と心のバランスを崩し、退職したばかりだったのです。

岡林あいさん
「鉛筆持ったら涙が出てくるみたいになったりして、このあと私の人生、絵が描けなかったらどうなるんやろうみたいな、不安感とか絶望。何も楽しくないし、何も頑張れる気がしない。」

姉を誘って初めてプロレス会場を訪れた岡林さん。逆境に立ち向かう棚橋選手の生き方に魅了されていきました。

岡林あいさん
「すごく元気とか勇気とかもらいますね。棚橋選手が格好いいなら今日も頑張ろうみたいな。リングに立っているだけで、絶対に誰かを救っているなって思う。」

今、岡林さんは再び絵を描き始めています。描いているのは、自分を救ってくれたプロレスラーたち。

岡林あいさん
「なりたかったものになれなかったとしても、それまで頑張ってきたことって絶対に無駄じゃない。『じゃあ次どうするか』みたいな、前向きな考え方に持っていけた。次に進む力をプロレスからもらったんじゃないか。」

新日本プロレスの木谷オーナーです。プロレスには、人々の人生に寄り添う力があると考えています。

新日本プロレスリング 木谷高明オーナー
「時代が不安だからです。先行きが不安だから、ヒーローがいる、いわばヒーローを求めている時代ですね。プロレスラーが持っている表現力自体が、非常に時代に求められていることなんじゃないかなって思いますね。」

“プ女子”が!ファミリーが! プロレスブームのワケ

ゲスト 棚橋弘至さん(プロレスラー)
ゲスト 倉持明日香さん(元AKB48/タレント/女優)
ゲスト プチ鹿島さん(お笑い芸人/コラムニスト)

武田:「次に進む力をもらった」という女性ファンの言葉、どんなふうにお聞きになりました?

棚橋さん:それはもううれしいですね。プロレスラー冥利に尽きるというか、応援してもらって力を発揮して、それでまた喜んでもらってという、こういう関係なのかなと思っていたら、今は共に走っている、ファンの方と並走している感じはありますね。

武田:倉持さんも気持ちが分かるんじゃないですか?

倉持さん:ファンとしては、私たちの声がレスラーの力になっているって本人に言ってもらえることが一番うれしいですね。

武田:棚橋さんが、このプロレス復活のために今まで一番心を砕いてきたことは何だったんでしょうか?

棚橋さん:それは、やっぱりイメージを壊すことですね。怖い、痛そう、そういう負のイメージを何とかいいイメージに変えられないかっていうのに一番努力しましたね。

武田:でも、やっぱりちょっと痛そうではあるじゃないですか。

棚橋さん:実際、会場に来たら、そういう痛そうなこともあるし、怖そうな選手ももちろんいますけれども、それ以上に面白いよとか、楽しかったよとか、そういう気持ちを感じてもらえればいいなと思いました。

武田:その面白さとか楽しさというのはどういうふうなものだというふうに考えていらっしゃるんですか?

棚橋さん:そうですね、共感できるものですかね。選手が頑張ってるから自分も頑張ろうというエネルギーの交換。プロレス会場は、もう今はパワースポットになっていますから。

田中:倉持明日香さんは、中学生のころから“プ女子”だということですが、ずばり何がプロレスの好きなところなんですか?

倉持さん:プロレスの会場に行くのは、非日常のリアルを求めて会場に…。

田中:相反する言葉のようなんですが。

武田:非日常のリアル?

倉持さん:非日常を求めて会場に行くんですけれども、その目の前で行われている選手同士が戦う音だったり、マットに叩きつけられた音だったり、選手が流している汗だったり、空気感だったり、感じるもの全てのリアルというものを楽しみに会場に行ってプロレスにはまりました。

武田:一番引かれた部分は何なんですか?

倉持さん:初めて映像で見た時に引かれたのは、選手の戦っている背中です。

武田:背中?

倉持さん:はい、背中。

武田:腹筋じゃなくて背中?

倉持さん:腹筋も棚橋選手すばらしいんですけれども、背中。戦う男の背中が格好よくて!

武田:どういうところが格好よかった?

倉持さん:戦っている、技を受ける、もちろんそうなんですけれども、汗が流れている、戦っている人の生身の背中というものを見ることがなかったので、格好よかったですね。

田中:ここで、プロレスは小学生以来という武田さんにも新日本プロレスのいろはをお伝えします。
現在レスラーの数は外国人も含めて60人以上。5つのグループに分かれています。棚橋選手がけん引するのが新日本プロレス本隊。そこに真っ向から衝突するのが、イケメンレスラー、オカダ・カズチカ選手らが所属しているヒール軍団のケイオスなど、それぞれのグループや選手が持つ個性も楽しみの1つなんです。

武田:これって、AKB48みたいですよね。

倉持さん:そうですね。いろんなユニットがあって、それぞれのキャラクターがあるので、実際に会場に行って試合を見ると、必ず好きなレスラーができると思います。

田中:そして選手たちは、年間どのくらい戦っているんでしょうか。
去年(2017年)9月から、今年(2018年)の8月まで1年間の大会数はなんと159。

武田:そんなに戦っているんですね!

田中:今月(7月)から、トップ選手によるリーグ戦、G1クライマックスが日本武道館などで行われ、この勝者はチャンピオンへの挑戦権を得ます。東京ドームや大阪城ホールといった大きな会場でも大会が開かれているんです。

武田:長年のファンで、プロレスの著作もある鹿島さん。
木谷オーナーが「時代が不安だからヒーローが求められる」というふうに語っていましたけれども、今の時代にプロレス人気が復活してきたというのには、何があるんでしょう?

鹿島さん:「非日常」っていうのは、大きいキーワードだと思いますね。ただ、僕の子どものころのプロレスっていうのは、日常の中に絶対いない人たちの非日常だったんですよ。だけど、今の非日常って、会場に行くと棚橋さんみたいな、僕らと同じ世界で一緒に頑張っている人たちが代表して戦っている。だから痛そうに見えても何か共感できるんですよね。

武田:共感できる非日常?

鹿島さん:そうなんです。だから、そこがリアルなんですよね。あと、女性人気が高いっていうのは、今、例えばランチ1つでも失敗したくないじゃないですか。

倉持さん:したくないですね。

鹿島さん:皆さん忙しいし、時間も限られるので。その中で映画や、例えばコンサートに負けないぐらい面白いものがプロレス、どうやらあるらしいよというのを気付き始めたっていう。レベルがすごく高いんですよね。

武田:レベルが高い?

鹿島さん:1枚のチケットで満足して帰ってこれる。

武田:さあ、このように大きな盛り上がりを見せているプロレス。その勢いのままに世界進出も視野に入れています。

仕掛人は外国人のプロ経営者 “日本のプロレス”を世界に

先月、大阪で行われたビッグマッチ。リングに登場したのは、オランダ出身のメイ新社長です。大手おもちゃメーカー「タカラトミー」などで経営手腕を発揮してきました。

新日本プロレスリング ハロルド・ジョージ・メイ社長
「大好きなプロレス。」

世界のマーケットに打って出る仕掛け人として招かれました。

新日本プロレスリング ハロルド・ジョージ・メイ社長
「(スポーツビジネスで)プロ経営者で外国人。このミックスは、さほど例がないと思う。今回は新日本プロレスを通じて、ビジネスを拡大していきたい。」

メイ社長が海外進出の武器にと力を入れているのが、試合を有料で配信する動画サイトです。海外の視聴者が予想以上に増え、10万人の会員のうち、4割を超えているのです。
動画サイトを通じて、日本のプロレスのファンになった、オレアリーさんです。

新日本プロレスの大会を見るために、わざわざイギリスから来日しました。

パトリック・オレアリーさん
「生涯、忘れることのできないイベントだったよ。」

日本のプロレスには独特の魅力があるといいます。

パトリック・オレアリーさん
「新日本のプロレスは、マンガやアニメみたいなんだ。ストーリーとキャラクターが見事なんだ。西洋のプロレスに、こんなのはないよ。」

メイ社長は、動画サイトに英語の実況をつけ、レスラーのキャラクターを海外の視聴者に、効果的に伝えたいと考えています。

新日本プロレスリング ハロルド・ジョージ・メイ社長
「日本の解説はエモーショナルな面で非常にいい解説があるので、英語の解説も同じような雰囲気でできればですね、そういうところにどんどん投資していきたい、英語コンテンツという意味で。」

そして今月、プロレスの本場アメリカで興行を打ちました。6,000人以上を動員。今後、海外での大会を増やしていく予定です。

新日本プロレスリング ハロルド・ジョージ・メイ社長
「新日本の選手たちは、試合内容がとにかく充実している。いきてるクールジャパンというか、ジャパンスピリッツとでもいいましょうか、そういう言葉が僕の頭の中に当てはまるんですけど、見てくれさえすれば、その良さは絶対にお客様に伝わる。」

“過去最高”プロレスブーム 世界市場に殴り込み

武田:アメリカのお客さんの反応ってどうだったんですか?

棚橋さん:いやもうすごかったですね。待ってましたと。もう大会が始まった時に「うわ〜!」っと盛り上がって、選手を知っているんですよね。入場の時のちゃんと応援のしかたとかも日本のまんまで。とにかくね、盛り上がりましたね。

武田:それは何かでやっぱり学習しているんですか?

棚橋さん:先ほども出てましたけれども、新日本プロレスワールドっていう動画サイトで選手を知っていて、それが見たくて会場に来ているという流れですね。

武田:楽しみ方を知っているということなんですね。
鹿島さん、「日本のプロレスはアニメやマンガみたいだ」とおっしゃっていた海外のファンの方がいましたけれども、日本のプロレスは海外でも可能性があるということですよね。

鹿島さん:そうですね。日本のアニメが海外のファンの方に評価されていく、それと全く同じような段階に来ていると思いますね。ネット配信もしていますので、実は国境とか距離は関係ないんですよ。スマホ1つで日本の試合を見るか、海外の試合を見るか、それだけの選択なので、本当に可能性は高いと思います。

武田:でも、アメリカはやっぱり本場ですよね。

鹿島さん:だから、ハリウッド映画を楽しんだ映画ファンは、もっと面白い映画はないかって探すのと同じなんですよ。そうすると、全く西洋とは違う価値観があったっていう、そこの楽しさ、うれしさでしょうね。

田中:このようにプロレス人気が復活する中で、今、選手としてリングに上がろうとする会社員などが増えているんです。
こちらは、全国にあるプロレスのローカル団体。私たちが確認できただけでも30団体以上ありまして、レスラーの数は数百人ともいわれています。

会社員がレスラーに? プロレスで生き方を変える

7年前から大阪を拠点に活動する「プロレスリング紫焔」です。

年々選手が増え、現在30人。多くが、ふだんはサラリーマンやアルバイトをしています。

武田:結構、本格的ですね。

「ボンバー奥野!!」

4月にデビューしたばかりのボンバー奥野選手、28歳です。奥野さんは、商業施設を管理する会社のサラリーマン。人の意見に流されがちだったこれまでの生き方を変えるためにプロレスを始めたといいます。

プロレスリング紫焔 ボンバー奥野選手
「(ふだん)出せなかった部分をプロレスでひとつ表現して、それをまた自分の自信にして、仕事の方でも今度は自分の意見を通せるように。」

“プ女子”が!ファミリーが! プロレスブームのワケ

武田:鹿島さん、今、この時代にプロレスの何が皆さんの心を引き付けているんでしょう?

鹿島さん:プロレスって、当然、勝ち負けも重要ですけれど、やっぱり僕らは、その過程、プロセス、いかに頑張っているかというのを応援したくなるんですよね。だから、負けた人にもスポットライトが当たる。そういう優しいジャンルだと思うんですよね。なかなか現実世界で勝てる人って一握りですけれど、でも、大多数は勝てなかったり、一進一退の人ですよね。そういう人たちがやっぱり救われる、そういうジャンルだと思います。

武田:いろんな価値みたいなものがリングの上にある。

鹿島さん:価値観が多様化しているんですよね。だから、少数者とか、マイノリティーに耳を傾けるというのは、僕は実は30年前からプロレスに教えてもらっていたんです。

武田:倉持さんは、プロレスからどんな生き方のヒントをもらっているんですか?

倉持さん:やっぱり格好よくて強いプロレスラーですけれども、弱い部分というものもリング上で出してくれるというのが、自分と重ね合わせて、選手と合わせて、人生を重ねて、自分の弱い部分とか、駄目な部分というものも受け入れて、明日からやっぱり頑張ろう、頑張らなきゃなっていう活力を教えてもらいました。

武田:棚橋さんは、これからリング上で何を伝えていきたいと思っていらっしゃいますか?

棚橋さん:プロレスはやられている時だけでもないし、攻めている時だけでもないと。人生と一緒で、いい時もあれば悪い時もあるぜ。でも、諦めずに頑張っていこうっていうのを見せていきたいですね。

武田:なるほど。人生山あり谷あり。人生そのものですね。

棚橋さん:はい。プロレスは生き方です。

武田:久々のプロレス人気の陰には過去の成功にとらわれず、新しい道を切り開こうと戦ってきたレスラーたちの地道な努力がありました。新時代のプロレス、私も見てみたくなりました。