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2017年9月5日(火)

広がる“遺贈” 人生最後の社会貢献

広がる“遺贈” 人生最後の社会貢献

自分の財産を全て家族に残すのではなく、遺言を書いてユニセフやあしなが育英会などの公益団体に贈る“遺贈”を選ぶ人が増えている。少子化や未婚化で子がいない夫婦やおひとりさまが増え、国庫に返納したり疎遠な親族に譲ったりするぐらいなら、社会の役に立ちたいという思いが支えになっているのだ。犬好きの女性がコツコツ貯めた100万円を盲導犬協会に寄付するケースから、医師夫妻が6億円を教育財団に委ねるケースまで、金額の多寡や贈与先も様々。東日本大震災後の寄付意識の高まりや終活ブームも相まって、ついに日本にも寄付文化が根付くのではと期待が高まっている。一方で、遺贈に合意していない家族とトラブルになるなど、課題も浮かび上がっている。人生最後の社会貢献、“遺贈”。生きた証しを残し、自分らしく人生を締めくくるための方策を考える。

出演者

  • 鵜尾雅隆さん (全国レガシーギフト協会副理事長)
  • 樽本哲さん (弁護士)
  • 武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)