2016年12月5日(月)
稲妻が超高層ビルを襲う ~明らかになる“雷クライシス”~


番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。
出演者
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妹尾堅一郞さん
(雷害リスク低減コンソーシアム 代表) -
島川英介
(NHK記者) -
松村正代
(キャスター)
質問
コーナー
Q1
高層ビルへの雷の被害、避雷針だけは防げないの?タワーマンションも危険ですか?
雷の直撃は避雷針だけは防げない場合があります。雷の放電現象は複雑で、ビルの屋上の角や側壁にも落雷することがあります。一概にタワーマンションが危険だとは言えませんが、もし屋上の角や側壁への対策をしていない場合、直撃してコンクリートなどが破壊されるおそれもあります。どのような対策をとっているのかは、施工会社などで確認できると思います。
Q2
電子機器を使っている所は「雷サージ」の対策を当然しているものだと思っていました…。 対策はどの程度行われているのでしょうか?
「雷サージ」は、避雷器を設置すること防ぐことができると言われていますが、設置に関する法的な義務はなく対策は思うように進んでいません。一方で、「雷サージ」のリスクを認識して事前に対策をとる企業もあります。企業の重要情報が保存されているコンピューターサーバーに避雷器を設置する取り組みや、鉄道会社などでは100億円というコストをかけて対策を進めているところもあります。一般家庭でも避雷器の設置を行うことができますので、工務店や電気設備の会社に相談してみるのもいいかもしれません。
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