東日本大震災から2ヶ月。被災地では、ようやく学校が再開し始めた。宮城県山元町の中浜小学校は校舎が大破。全員が奇蹟的に助かったものの、肉親を失い転居を余儀なくされる児童も多く、59人いた児童は35人に。近くの学校で合同で授業を受けることになった。地域の核である学校を守りたいと、校長、児童、地域は奮闘する。宮城水産高校では、地元で漁業を継ぐ決意した生徒達が、家や肉親、生活の糧の船等を失い、学校も実習設備も破壊された。地域の漁業再生にどれだけ時間がかかるのか見えない中、生徒達の心は揺れる。それでも教師や親達と力を合わせ再生に向けて動き出そうとしている。被災地の未来を担う子供達は今どんな思いでいるのか。学校が再開し、浮かび上がった現実と課題を考える。
※宮城県亘理郡山元町(やまもとちょう)より生中継
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