ナトリウム漏れ事故を起こし運転を停止していた高速増殖炉「もんじゅ」。その14年5か月ぶりの運転再開に世界の注目が集まっている。かつて、技術的な困難さや高コストなどを理由に世界の多くの国が開発から撤退した高速増殖炉だが、エネルギー資源の争奪戦が激化する中、ウランを有効利用でき放射性廃棄物の削減にもつながるとして、再び関心が高まっているのだ。一方で、その開発の中核を担う「もんじゅ」は、世界にも類をみない長期間の運転停止からの再稼働となる。安全性の確保は?事故映像隠しなどで批判を浴びた組織体質の改善は?「もんじゅ」の内部映像とともに、最新の技術開発の現場にも密着、今後の高速増殖炉開発の行方を検証する。
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