18万人以上の犠牲者を出したインド洋大津波から1年。写真家の大石芳野さんが、被災地に暮らす子供たちを撮影する旅に出た。インドネシア・アチェ州とインド東岸の村。いずれも被災前に、大石さんが訪れたことがある場所だ。アチェの村では住民の半数以上が犠牲となった。以前知り合った少女を探して回るが、手がかりさえ見つからない。復興は遅々として進まず、生き残った子供たちも多くが学校へ戻ることが出来ず、家族のために働いている。「戦争の一番の犠牲者は子供たち。それは天災でも同じです。」大石さんの目を通して、被災地の子供たちの現状を描く。
みんなのコメント