今月26日で発生から半年を迎えるインド洋大津波。しかし被災地の復興は一向に進んでいない。インドネシア・アチェ州の海岸部は今もがれきに埋もれたままだ。各国から集まった莫大な復興支援金はインドネシア政府にわたり、政府機関「復興庁」も新設された。しかし被害者の多くは掘っ立て小屋などで寝泊まりを続けている。生活再建のための援助が始まっていないのだ。日本人観光客も死亡したタイの観光地、ピピ島でも復興計画をめぐり、政府と地元業者の間で意見が対立。かつての賑わいとはほど遠い状態が続いている。安全性と観光地としての魅力をどう両立させるのか両者の間の溝が深まっている。番組では、半年を経ても苦しい暮らしが続く被災地の現状を通し、何が復興を阻んでいるのか検証する。
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