インターネットとブロードバンドの普及が、ゲームの世界を大きく変え始めた。
見ず知らずの多くの人たちが同時に遊べる「オンラインゲーム」の利用者が300万人にまで拡大。麻雀やゴルフ、一人一人が役になりきって冒険をするロール・プレイング・ゲームなどが人気を集めている。
これまでのコンピューターを相手にしたゲームと異なり、ゲームをしながら他人との会話を楽しみ友達も作れると、若者や家庭の主婦にまで人気を広げ、ゲームの中で新しい「仮想社会」が生まれている。一方で十代の子供が長時間ゲームに熱中し、学校を休むなど生活が乱れる問題も起きている。ゲームメーカーも対策を検討しているが、有効な方法は見つかっていない。日本に先立ってオンラインゲームが普及した韓国では、熱中しすぎる「中毒」が社会問題化し、国が率先して対策に乗りだしている。
ゲームの世界に、今、何が起きているのか。利用者やメーカー、そして、韓国での実情を取材し、新しいゲームが作り出すバーチャル世界の最前線に迫る。
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